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・「40系統」の横浜市営バス撤退

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2023年6月30日をもって、長津田駅前~若葉台中央間を運行する「40系統」から、横浜市営バスが撤退しました。



「40系統」は、横浜市営バスと神奈川中央交通の共同運行でしたが、横浜市営バスの撤退により、7月1日以降は神奈川中央交通の単独運行となります。



「40系統」の運行開始は、2002年と比較的最近です。

もともと運行していた神奈川中央交通の路線を延伸して、共同運行になったのが始まりです。



そのため、運賃形態が特殊で、均一運賃が基本の横浜市営バスにおいて、長津田駅前~公園前間は申告先払い方式による「対キロ運賃区間」(武相地区運賃)となっていました。今回の撤退により、横浜市営バスから、この取り扱いが終了となります。

「均一運賃区間」と「対キロ運賃区間」が混在するエリアでは、運賃制度が複雑になることがあり、均一運賃が原則の東急バスにおいても「青55系統」(青葉台駅~あかね台間)の一部区間で「対キロ運賃区間」(武相地区運賃)が適用されます。しかも、青55系統は、神奈川中央交通が撤退した今でも、武相地区運賃が残されており、2023年7月の運賃改定でも「対キロ運賃区間」のまま運賃改定が行われます。

乗客は、乗車時に降車停留所を申告しなくちゃいけないし、ドライバーさんも運賃機の設定が必要になり、どちらも負担だろうと思います。バスの運賃制度は、本当にややこしい。



それから、単独運行になるので「共通定期券」の新規取り扱いを終了します。



現在所持している場合は、有効期限まで利用が可能です。

折しも6月30日は、都内においても共同運行の解消があり、東急バスと小田急バスが運行する、渋24系統(渋谷駅~成城学園前駅間)から小田急バスが撤退。7月1日から東急バスの単独運行になりました。9月1日には、県内の新23、新25、柿23の各系統においても、東急バスの撤退による共同運行解消(小田急バス単独運行)が予定されており、共同運行の解消による効率化が最近の流れとなっているようです。
  

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