JRバス関東、長野原支店のエアロエース、H654-13402号車が「上州ゆめぐり号」の運用に入りました。
元は館山支店のエアロエースで「房総なのはな号」や「新宿なのはな号」などで活躍していましたが、コロナ禍の土浦支店留置を挟んで、長野原支店に転属しました。
今から10年前の話ですが、2013年度の高速用新車は、エアロエース3台、セレガ12台、計15台を全て館山支店に導入しました。地方の支店に年度の全新車を投入するというのは珍しく、JRバス関東が「房総なのはな号」の発展を見込んで、かける意気込みが伝わってくるかのようでした。更に2014年秋になると、木更津羽鳥野BSを経由する「新宿なのはな号」の運行を開始。東京系統と新宿系統の2系統で、内房の高速バスを拡充させました。(その後、翌2015年春のダイヤ改正で、競合する内房特急「さざなみ」は大きな削減)今回、紹介したH654-13402号車も、この時代の館山支店の主力車両のうちの1台です。
↑「房総なのはな号」から「上州ゆめぐり号」へ
長野原支店に転属しても、館山支店時代のサボ受けが、そのまま残されていました。「新宿なのはな号」に自由席があった時代の名残です。
現時点で、H654-13401号車と13402号車の計2台が、長野原支店へ転属しているのを確認しています。
H654-13401号車 群馬200か1498
H654-13402号車 群馬200か1499
・・・余談ですが、2015年春の房総特急削減の影響で、余剰となったE257系は、特急「草津・四万号」にコンバートされており、結果として、元館山支店のエアロエースと再び競合する形になりました。