北海道河東郡鹿追町に位置する、白雲橋です。
道道の山中に設置している停留所で、北海道拓殖バスが発着します。
ここは、白雲山への登山道入り口であると同時に、近年、SNSで話題になっている撮影スポット「然別湖 湖底線路」の最寄り停留所です。
停留所から「湖底線路」までの所用時間は、徒歩1~2分程度の距離。すぐ近くです。
2023年8月現在、白雲橋の時刻表。
帯広駅バスターミナル~然別湖湖畔温泉間を結ぶ、然別湖線(系統番号「51」)が発着します。バスの便数は4往復(土休日は3.5往復)で、帯広バスターミナル行きは、鹿追営業所で乗り継ぐと新得駅前・南新得へ行く事も出来ます。
ちなみに、帯広から然別湖湖畔温泉行きに乗車すると、この白雲橋の次が終点なので、バスが終点で折り返して戻ってくるまでに「湖底線路」を観光する使い方も可能です。
帯広駅バスターミナルから、バスがやって来ました。
帯広駅から然別湖までは1時間40分程の道のり。観光で十勝を訪れた方ならば「乗り放題パス」を使うのが安くてオススメです。(※十勝総合振興局管内以外に在住している方を対象にした切符です)
バスは、終点の然別湖湖畔温泉に向けて発車して行きました。
では、撮影スポット「湖底線路」に行ってみましょう。
この坂道を降りるだけで、左手に「湖底線路」が見えて来ます。
見えて来ました。こちらが「湖底線路」です。
湖にレールが敷いてある理由は、冬季の期間中、観光遊覧船を地上にあげるためです。然別湖は凍結する湖なので、冬季は遊覧船がお休みになり、地上で船を保管するのです。
水の中に敷設したレールが、まるでアニメ映画「千と千尋の神隠し」のワンシーンのようだとSNSを中心に話題になりました。
今や「湖底線路」を目指して、多くの観光客が然別湖に集まります。
私が訪問した日は、あいにくの曇り空でしたが、それでも、入れ替わり立ち代わり観光客が訪れていました。快晴で風の無い日は、とても素敵な写真が撮れるそうです。
もしもSNSが無かったら、決して観光地化されなかったであろう、いかにも現代らしい人気スポットでした。
最後に、観光遊覧船の発着場所は「湖底線路」ではなく、然別湖湖畔温泉になります。(ここからは2013年に撮影)
せっかく然別湖に来たのだから「湖底線路」の観光だけではなく、宿泊や日帰り入浴、遊覧船と組み合わせても良いかもしれません。
レイクビューの足湯のそばが、遊覧船ののりば。
こんな感じの遊覧船で、然別湖を水上から楽しめます。
こちらも是非、利用してみて下さい。
<撮影2023年8月>