東京都中央区晴海に位置する、晴海五丁目ターミナルです。
街開きが2024年春に行われる晴海地区において、現在、公共交通ターミナルの工事が進められています。
ここは、「マルチモビリティステーション」と位置付けられた複合型ターミナルです。東京BRTや路線バスが集まり、コミュニティサイクルのポートも設置されます。また、運河の横にある立地を活かし、船着場の整備も行われました。
案内看板によると、バスの発着パースは6つ。
左上から時計回りに1~6番です。1番と2番には、既に屋根が設置されており、緑色のラインカラーから都営バス用と予想出来ます。3~6番の4パースは、1、2番と比べて長さを多くとっているので、連節バスが走る東京BRT用と思われます。
中央には、バスの待機スペースを5パース設置。こちらも長さから用途が予想出来そうです。
この他、中央区のコミュニティバス「江戸バス」の乗り入れも予定しています。
奥に見える屋根付きバス停が1番と2番。
緑色のラインカラーから都営バス用と思われます。
東京BRT向けと思われる3番には、これから屋根が付くようです。
防護柵の切れ込みは3か所。連節バス対応です。
東京BRT向けと思われる4番。
どのようなデザインの乗降施設が出来るのか、楽しみです。
最後に、5~6番です。
こちらも連節対応です。
バスターミナルは「車両通行止め」「路線バスを除く」の標識により規制されています。
路線バス以外は入りません。
ターミナルに併設して、船着場が設けられます。
私が訪れた時は、桟橋の整備中でした。
2024年春には、晴海~日の出間の航路が運航を開始する予定です。
上記画像で説明すると、手前が晴海、右側が豊海、奥が日の出です。
ビルの下にゆりかもめの高架と日の出駅が見えます。あそこに日の出桟橋があり、そこまで航路が出来ます。晴海からだと、少し規模の大きい渡し舟という感覚でしょうか。
このエリアには、自転車置き場と、コミュニティサイクル(シェアサイクル)のポートが設置されます。
公衆トイレ(バリアフリー対応)
最後に、案内板によると、名称は「晴海五丁目ターミナル」と表記しています。
これまで「マルチモビリティステーション」という名称で周知と整備が行われてきましたが、具体的な名称はこうなりました。今後、都営バスや東京BRT、江戸バスの停留所名(乗降施設名)がどうなるのか興味深いところです。
<撮影2023年12月>