4月になりました。2013年度のスタートです。
3月下旬の金曜日深夜、ふらりと新宿住友ビルにあるWILLERバスターミナル新宿西口を見学してきました。春休み期間中だからでしょうか。特に若い世代の利用者が多く、賑わいを見せています。
待合室にある案内板。10分ごとに各方面へと高速ツアーバスが発車します。同時刻に3台や4台の発車があり、そのほとんどがウィラーエクスプレス便でした。お馴染みのピンク色のバスばかりです。
待合室からバスのいる駐車場までは若干距離があり、スタッフの方々が誘導しています。そのスタッフの人数の多さにまず驚かされました。そして皆さん、よく声が出ていて乗客を迎える姿勢がうかがえます。乗客を乗せたピンク色のバスが発車すると、すぐに駐車場には再びピンク色のバスが回送されて来て乗車…の繰り返しで、軽快な動きのスタッフの方々と合わせ、とても元気な印象を持ちました。
さて、2012年7月に新高速バス制度がスタートしました。高速ツアーバスの高速乗合バスへの移行期間は2013年7月までとされています。ウィラートラベルが企画実施するウィラーエクスプレスも8月には高速乗合バスへと移行している事でしょう。
高速バス表示ガイドラインによって、掲出されている高速ツアーバスの表示。高速乗合バスへの移行後はこの表示は見られなくなるものと思われます。
新高速バス制度では乗合バス事業者から貸切バス事業者への委託が一定の割合で認められています。高速乗合バスへの移行後は、ウィラーエクスプレスにおける貸切バス事業者での運行はどのようになるのでしょうか。
高速乗合バスへの移行の期限となる7月31日まで残り4カ月。まだ、どのツアーバス事業者も路線移行への具体的なリリースはされていません。カタチとなって私達の目には触れていませんが、恐らく水面下では移行に向けて様々な動きがあるのだと思います。停留所の問題、認可申請、管理の受委託…等々。これからの4ヶ月間、高速バス業界の変革に目が離せません。