ウィラーエクスプレス関東 ウィラーエクスプレス(ツアーバス 企画実施:ウィラートラベル)
名古屋駅太閤通口 23時00分発 425便コクーン
2013年の6月中旬の乗車記です。高速ツアーバスの乗合移行期限である2013年7月31日まで残り1ヶ月程となりました。人生最後の高速ツアーバス乗車は、ウィラートラベルが企画実施するウィラーエクスプレス、その中でも2列独立シートの「コクーン」を選びました。
名古屋駅太閤通口、ゆりの噴水前です。高速ツアーバスが多く発車する23時前後は、ツアーの受付を行う乗客で大変混雑する時間です。ウィラーだけではなく、他のブランドの高速ツアーバスの受付も行われていますが、ウィラーの特徴であるピンク色のジャケットを着た係員はすぐに見つかり、迷う事なく受付を行う事が出来ました。「25号車」と書かれた紙を受け取り、案内を待ちます。しばらくすると25号車を呼ぶ声が聞こえてきました。
係員さんの指示に従い、停車しているバスへ。ウィラーエクスプレス関東のセレガが見えます。バスに向かう途中の横断歩道で撮影して乗降口へ。運転手さんと名前の確認を行い、いよいよ車内への階段を昇ります。
そこにはブラックを基調とした個室のようなシェル型の繭(コクーン)が並んでいました。
私はリュックを持ちこんだので荷物が当たって通路が若干狭いなと感じましたが、大きい荷物は床下トランクに預けられますし、その分、個人の座席空間が広い訳ですので、通路の幅に文句を付けるのは筋違いなのかもしれません。
こちらが座席。通常のリクライニング130度+電動ゆりかごリクライニング10度で計140度のリクライニングシートです。電動ゆりかごリクライニングとは、座席の背面だけが倒れるのではなく、背面、座面、レッグレストがまとめて倒れます。早い話が座席自体が後方に倒れるというもの。しかも電動ながらも動作音が静かなので、深夜に動かしても周りに迷惑をかけません。
こちらは貸出の毛布。
座席前方にはプライベートモニターが設置されています。
TVは3チャンネルあり、映画が12本、音楽は32曲、ゲーム15本、オーディオブック(書籍をプロのナレーターが読み上げた耳で聞く本)6本、ウィラー紹介動画8本と、プライベートモニターには盛り沢山のエンターテイメントが搭載されていました。特に音楽やオーディオブックは画面を消灯することが出来るので、光を気にしないで楽しむ事が出来ます。
その他の設備としてプライベートモニターを楽しむための貸出ヘッドホン、電源コンセント、ミラー、無線LANがありました。
23時20分過ぎに消灯となりました。繭(コクーン)に囲まれた座席は後ろを気にしないでフルリクライニングする事が出来ます。従来の座席ですと、特にリクライニング角度が深い座席に座る時は後ろの方に気を使ってしまいがちですが、今夜は全くその心配がありません。この心配をしないで済むのは心理的にストレスがなくてリラックス出来ました。
24時20分に東岡崎駅を発車。ここが最後の乗車地です。
気が付くと寝ていましたが、赤塚パーキングエリアで休憩。雨が凄いので撮影だけして戻ります。
高速バス表示ガイドラインによる高速ツアーバスの表示。この表示もまもなく役目を終える事になります。
再び就寝して深夜の日本平サービスエリアで2度目の休憩です。時刻は深夜の3時前。
相変わらずの雨ですが、東の空が明るくなって海老名サービスエリアで最後の休憩です。たくさんの高速ツアーバスと高速路線バスが駐車しています。都心に入る前の最後のサービスエリアだからでしょうか。みんなよく自分のバスに戻ってこれるなと感心してしまいます。
5時22分、渋谷駅に到着。東急インの前に停車しました。渋谷東急イン前なんて、かつての東急バスの夜行路線「ミルキーウェイ」のようですね。続いて5時40分には新宿西口に到着。到着前に2回、到着後に1回、自動放送が流れました。この自動放送は、音声合成の機械声にしては上手すぎるし、アナウンサー収録にしては抑揚が入りません。どちらなのでしょう。どちらにせよ3回流れても気にならない声なので夜行便には合っていると思いました。
続いて東京駅丸の内口に到着するとバスは首都高速へ。東京ディズニーランドの駐車場に6時30分に到着しました。
雨の東京ディズニーランド。まだ開園時間まで時間がありますが、全国各地からバスで到着した観光客が雨宿りをしていました。中には屋根のある場所で化粧直しをする女性の姿も見られます。東京ディズニーランドの到着する前に、大型のスーパー銭湯に降車地を設け、1時間位経過した後にスーパー銭湯から東京ディズニーランドへのシャトルバスを運行したら需要があるかもしれませんね。
…人生最後となる高速ツアーバスの乗車が終わりました。ウィラーエクスプレスは比較的早くから乗合を意識して運行していたせいか、様々な意味で高速乗合バスに近い高速ツアーバスだったと思います。今回乗車したコクーンからもわかるように、ウィラーエクスプレスは利用者の嗜好に合わせたシートやエンターテイメントで利用者からの支持を集めています。乗合化後も高速バス業界をけん引していくブランドになるのではないでしょうか。
<撮影2013年6月>
名古屋駅太閤通口 23時00分発 425便コクーン
2013年の6月中旬の乗車記です。高速ツアーバスの乗合移行期限である2013年7月31日まで残り1ヶ月程となりました。人生最後の高速ツアーバス乗車は、ウィラートラベルが企画実施するウィラーエクスプレス、その中でも2列独立シートの「コクーン」を選びました。
名古屋駅太閤通口、ゆりの噴水前です。高速ツアーバスが多く発車する23時前後は、ツアーの受付を行う乗客で大変混雑する時間です。ウィラーだけではなく、他のブランドの高速ツアーバスの受付も行われていますが、ウィラーの特徴であるピンク色のジャケットを着た係員はすぐに見つかり、迷う事なく受付を行う事が出来ました。「25号車」と書かれた紙を受け取り、案内を待ちます。しばらくすると25号車を呼ぶ声が聞こえてきました。
係員さんの指示に従い、停車しているバスへ。ウィラーエクスプレス関東のセレガが見えます。バスに向かう途中の横断歩道で撮影して乗降口へ。運転手さんと名前の確認を行い、いよいよ車内への階段を昇ります。
そこにはブラックを基調とした個室のようなシェル型の繭(コクーン)が並んでいました。
私はリュックを持ちこんだので荷物が当たって通路が若干狭いなと感じましたが、大きい荷物は床下トランクに預けられますし、その分、個人の座席空間が広い訳ですので、通路の幅に文句を付けるのは筋違いなのかもしれません。
こちらが座席。通常のリクライニング130度+電動ゆりかごリクライニング10度で計140度のリクライニングシートです。電動ゆりかごリクライニングとは、座席の背面だけが倒れるのではなく、背面、座面、レッグレストがまとめて倒れます。早い話が座席自体が後方に倒れるというもの。しかも電動ながらも動作音が静かなので、深夜に動かしても周りに迷惑をかけません。
こちらは貸出の毛布。
座席前方にはプライベートモニターが設置されています。
TVは3チャンネルあり、映画が12本、音楽は32曲、ゲーム15本、オーディオブック(書籍をプロのナレーターが読み上げた耳で聞く本)6本、ウィラー紹介動画8本と、プライベートモニターには盛り沢山のエンターテイメントが搭載されていました。特に音楽やオーディオブックは画面を消灯することが出来るので、光を気にしないで楽しむ事が出来ます。
その他の設備としてプライベートモニターを楽しむための貸出ヘッドホン、電源コンセント、ミラー、無線LANがありました。
23時20分過ぎに消灯となりました。繭(コクーン)に囲まれた座席は後ろを気にしないでフルリクライニングする事が出来ます。従来の座席ですと、特にリクライニング角度が深い座席に座る時は後ろの方に気を使ってしまいがちですが、今夜は全くその心配がありません。この心配をしないで済むのは心理的にストレスがなくてリラックス出来ました。
24時20分に東岡崎駅を発車。ここが最後の乗車地です。
気が付くと寝ていましたが、赤塚パーキングエリアで休憩。雨が凄いので撮影だけして戻ります。
高速バス表示ガイドラインによる高速ツアーバスの表示。この表示もまもなく役目を終える事になります。
再び就寝して深夜の日本平サービスエリアで2度目の休憩です。時刻は深夜の3時前。
相変わらずの雨ですが、東の空が明るくなって海老名サービスエリアで最後の休憩です。たくさんの高速ツアーバスと高速路線バスが駐車しています。都心に入る前の最後のサービスエリアだからでしょうか。みんなよく自分のバスに戻ってこれるなと感心してしまいます。
5時22分、渋谷駅に到着。東急インの前に停車しました。渋谷東急イン前なんて、かつての東急バスの夜行路線「ミルキーウェイ」のようですね。続いて5時40分には新宿西口に到着。到着前に2回、到着後に1回、自動放送が流れました。この自動放送は、音声合成の機械声にしては上手すぎるし、アナウンサー収録にしては抑揚が入りません。どちらなのでしょう。どちらにせよ3回流れても気にならない声なので夜行便には合っていると思いました。
続いて東京駅丸の内口に到着するとバスは首都高速へ。東京ディズニーランドの駐車場に6時30分に到着しました。
雨の東京ディズニーランド。まだ開園時間まで時間がありますが、全国各地からバスで到着した観光客が雨宿りをしていました。中には屋根のある場所で化粧直しをする女性の姿も見られます。東京ディズニーランドの到着する前に、大型のスーパー銭湯に降車地を設け、1時間位経過した後にスーパー銭湯から東京ディズニーランドへのシャトルバスを運行したら需要があるかもしれませんね。
…人生最後となる高速ツアーバスの乗車が終わりました。ウィラーエクスプレスは比較的早くから乗合を意識して運行していたせいか、様々な意味で高速乗合バスに近い高速ツアーバスだったと思います。今回乗車したコクーンからもわかるように、ウィラーエクスプレスは利用者の嗜好に合わせたシートやエンターテイメントで利用者からの支持を集めています。乗合化後も高速バス業界をけん引していくブランドになるのではないでしょうか。
<撮影2013年6月>