フジエクスプレス 新宿〜富士五湖線
新宿高速バスターミナル 10時40分発
2014年2月に降った2度にわたる大雪は記録的とも言える程の降雪量を誇りました。降り続いた雪によって、河口湖では100センチ以上の積雪を記録するなど、鉄道は運転を見合わせ、高速道路は通行止になり、交通網が大きく遮断されてしまいました。物流は滞り、住人にとって生活に大きな影響が出ました。
新宿と河口湖・山中湖を結ぶ高速バス、新宿〜富士五湖線は中央自動車道の通行止によって19日まで運休となりましたが、20日に中央自動車道が全線開通。まだ一般道で除雪されていない場所が残るために新宿〜河口湖駅・富士山駅間のみで運行を再開しています。
今回、この運行再開した富士五湖線に乗車するにあたり、バスを必要としている人が乗車できないのでは不味いと考え、空席が十分にある事を確認してから富士山駅までの乗車券を購入、フジエクスプレスの車内へと足を踏み入れました。私が乗車した便の本来の行き先は山中湖の平野ですが、今日は河口湖駅・富士山駅までしか運行していません。
約15人程の乗客を乗せて新宿高速バスターミナルを発車。1週間前の降雪は何だったのだろうかと思える程の快晴です。
中央道三鷹、中央道深大寺と乗車停留所は続きますが、乗車はありません。JRバス関東の「中央ライナー可児号」に続いて10時43分に中央道日野に到着。ここでは2人の乗車がありました。うち1人は予約のないフリーの乗客です。
画像はありませんが、回送表示の京王高速バスとやたらすれ違います。中央自動車道が通行止解除されて日が浅いために、乱れたダイヤを立て直しているのかもしれません。
八王子インターを過ぎたあたりから路肩の雪が増え始めます。中央道八王子に到着。今日はここが最後の乗車停留所です。
そのうち2車線あるうちの1車線がカラーコーンで規制されました。除雪作業を行う係員さんの姿が見えます。
1車線規制のまま小仏トンネルを抜けて相模湖インターへ。ずっと1車線しか使えないので車の流れは悪くなっています。そういえば、延々と10kmくらいカラーコーンの帯が続いていますが、このコーンは全部数えたら何個あるのでしょう。更に車線規制のない通常時には倉庫に入りきるのでしょうか?そんな、どうでもいいような疑問が沸いてきました(^^ゞ
乗車停留所の中央道相模湖は雪のために通過。ここから中央道下吉田までの8停留所はしばらく休止の扱いになっています。一見すると中央道相模湖のバスストップは除雪されているように見えましたが、バスストップの外側はわかりません。公式ページによると、今後は除雪の状況により順次利用できるバス停を拡大していくそうです。
談合坂サービスエリア手前の上り坂。この場所は2車線を規制しているように見えますが、実は登坂車線もあるので3車線規制。登坂車線は完全に雪に埋もれています。
大月ジャンクショでは、中央自動車道富士吉田線へと進路をとります。雪の壁が出来ている中央本線を跨ぎました。中央本線も除雪に難航し、運転再開まで日数がかかりました。
富士吉田線に入ると、ぐんぐんと標高が上がります。都留市付近を走行中。民家の屋根上の雪の量を見て驚きました。ここは上越の豪雪地帯か。
富士山も真っ白。太陽の日差しが雪に反射して眩しく感じます。そういえば、最近のバスの運転手さんはサングラスの方を見かけませんよね。見た目もあるのかもしれないけれど、こういう時は苦労もあるだろうなと思いました。
もう路肩に積み上げられた雪はこんな高さに。セレガRのFSといえどもハイデッカーです。もしも窓が開くならば、手を伸ばせば雪に触れる事が出来るのではないかと考えてしまうほど。もちろん、そんな事はやりませんが(^^ゞ
中央道下吉田のバスストップ。もはや除雪すらしていません。埋もれるがまま。
富士急ハイランドに到着しました。中央道八王子からノンストップで来たので、まるで特急便のようです。てっきり休業だと思っていた富士急ハイランド、実は営業しています。さすがに私が訪れた日の屋外アトラクションはお休みのようでしたが、HPによると順次営業再開に向けて除雪を行っているそうです。さすが富士急。
という訳で河口湖駅・富士山駅エリア。富士山駅に到着しました。
富士山駅の旧駅名は富士吉田駅。吉田と言えば”吉田うどん”です。「うどん」と書かれた駅前食堂のドアを開き、コシのある肉うどんを頂きました。お店のおばちゃんの話によると、やはり、こんなに雪が降るのは珍しいそうです。2週間前に降った雪が溶けないうちに1週間前の雪が積もってしまい、結果的に100センチを超える積雪になってしまったのだとか。食べ物では特にパンが手に入らなかったそうです。そのような経験をしたが故に鉄道や道路が開通しているだけで心強いというお話も伺いました。
2014年2月22日現在、まだ新宿〜富士五湖線は全線復旧していませんし、休止している停留所もあります。高速道路の車線規制だって続いています。それでも、大勢の方々の努力によってバスは動き、おかげで私は美味しい”吉田うどん”を食べる事が出来ました。私が訪れた富士山駅や河口湖駅を見る限りでは、普段の生活に戻りつつあるようです。
最後に今回の大雪により、被害を受けられた全ての皆様にお見舞い申し上げます。まだ苦労されている場所もあると思います。早い解決を願っております。
<撮影2014年2月>
新宿高速バスターミナル 10時40分発
2014年2月に降った2度にわたる大雪は記録的とも言える程の降雪量を誇りました。降り続いた雪によって、河口湖では100センチ以上の積雪を記録するなど、鉄道は運転を見合わせ、高速道路は通行止になり、交通網が大きく遮断されてしまいました。物流は滞り、住人にとって生活に大きな影響が出ました。
新宿と河口湖・山中湖を結ぶ高速バス、新宿〜富士五湖線は中央自動車道の通行止によって19日まで運休となりましたが、20日に中央自動車道が全線開通。まだ一般道で除雪されていない場所が残るために新宿〜河口湖駅・富士山駅間のみで運行を再開しています。
今回、この運行再開した富士五湖線に乗車するにあたり、バスを必要としている人が乗車できないのでは不味いと考え、空席が十分にある事を確認してから富士山駅までの乗車券を購入、フジエクスプレスの車内へと足を踏み入れました。私が乗車した便の本来の行き先は山中湖の平野ですが、今日は河口湖駅・富士山駅までしか運行していません。
約15人程の乗客を乗せて新宿高速バスターミナルを発車。1週間前の降雪は何だったのだろうかと思える程の快晴です。
中央道三鷹、中央道深大寺と乗車停留所は続きますが、乗車はありません。JRバス関東の「中央ライナー可児号」に続いて10時43分に中央道日野に到着。ここでは2人の乗車がありました。うち1人は予約のないフリーの乗客です。
画像はありませんが、回送表示の京王高速バスとやたらすれ違います。中央自動車道が通行止解除されて日が浅いために、乱れたダイヤを立て直しているのかもしれません。
八王子インターを過ぎたあたりから路肩の雪が増え始めます。中央道八王子に到着。今日はここが最後の乗車停留所です。
そのうち2車線あるうちの1車線がカラーコーンで規制されました。除雪作業を行う係員さんの姿が見えます。
1車線規制のまま小仏トンネルを抜けて相模湖インターへ。ずっと1車線しか使えないので車の流れは悪くなっています。そういえば、延々と10kmくらいカラーコーンの帯が続いていますが、このコーンは全部数えたら何個あるのでしょう。更に車線規制のない通常時には倉庫に入りきるのでしょうか?そんな、どうでもいいような疑問が沸いてきました(^^ゞ
乗車停留所の中央道相模湖は雪のために通過。ここから中央道下吉田までの8停留所はしばらく休止の扱いになっています。一見すると中央道相模湖のバスストップは除雪されているように見えましたが、バスストップの外側はわかりません。公式ページによると、今後は除雪の状況により順次利用できるバス停を拡大していくそうです。
談合坂サービスエリア手前の上り坂。この場所は2車線を規制しているように見えますが、実は登坂車線もあるので3車線規制。登坂車線は完全に雪に埋もれています。
大月ジャンクショでは、中央自動車道富士吉田線へと進路をとります。雪の壁が出来ている中央本線を跨ぎました。中央本線も除雪に難航し、運転再開まで日数がかかりました。
富士吉田線に入ると、ぐんぐんと標高が上がります。都留市付近を走行中。民家の屋根上の雪の量を見て驚きました。ここは上越の豪雪地帯か。
富士山も真っ白。太陽の日差しが雪に反射して眩しく感じます。そういえば、最近のバスの運転手さんはサングラスの方を見かけませんよね。見た目もあるのかもしれないけれど、こういう時は苦労もあるだろうなと思いました。
もう路肩に積み上げられた雪はこんな高さに。セレガRのFSといえどもハイデッカーです。もしも窓が開くならば、手を伸ばせば雪に触れる事が出来るのではないかと考えてしまうほど。もちろん、そんな事はやりませんが(^^ゞ
中央道下吉田のバスストップ。もはや除雪すらしていません。埋もれるがまま。
富士急ハイランドに到着しました。中央道八王子からノンストップで来たので、まるで特急便のようです。てっきり休業だと思っていた富士急ハイランド、実は営業しています。さすがに私が訪れた日の屋外アトラクションはお休みのようでしたが、HPによると順次営業再開に向けて除雪を行っているそうです。さすが富士急。
という訳で河口湖駅・富士山駅エリア。富士山駅に到着しました。
富士山駅の旧駅名は富士吉田駅。吉田と言えば”吉田うどん”です。「うどん」と書かれた駅前食堂のドアを開き、コシのある肉うどんを頂きました。お店のおばちゃんの話によると、やはり、こんなに雪が降るのは珍しいそうです。2週間前に降った雪が溶けないうちに1週間前の雪が積もってしまい、結果的に100センチを超える積雪になってしまったのだとか。食べ物では特にパンが手に入らなかったそうです。そのような経験をしたが故に鉄道や道路が開通しているだけで心強いというお話も伺いました。
2014年2月22日現在、まだ新宿〜富士五湖線は全線復旧していませんし、休止している停留所もあります。高速道路の車線規制だって続いています。それでも、大勢の方々の努力によってバスは動き、おかげで私は美味しい”吉田うどん”を食べる事が出来ました。私が訪れた富士山駅や河口湖駅を見る限りでは、普段の生活に戻りつつあるようです。
最後に今回の大雪により、被害を受けられた全ての皆様にお見舞い申し上げます。まだ苦労されている場所もあると思います。早い解決を願っております。
<撮影2014年2月>