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忍者ライナー

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忍者ライナー 三重交通
大阪駅前(東梅田)11時30分発



お昼前の大阪駅(東梅田)です。地下からの階段を上がり停留所にたどり着くと、発車8分前にもかかわらず私が乗車する「忍者ライナー」は停車していました。この便の始発は新大阪駅北口。ここが2つめの乗車停留所という事になります。車内に入ると、前面展望に適した席は既に埋まっていて、仕方なく車内真ん中の窓側に座りました。ぼんやりと流れる車を見ていたら発車時刻になったようで、折戸がパタンと閉まり忍者の里、上野への旅が始まります。



車内の乗客は新大阪からの方も含めて11人。もう乗車停留所はないのでこれで確定です。国道1号線を東方面に進み、南森町入口から阪神高速に入りました。そのまま1号環状線へと進路をとります。



関西空港交通のリムジンバスと並走します。当たり前ですが、東京では見かけないカラーリングに興味津々。「蛍池」の文字を見つけ「(…蛍池って何処だっけ?)」と頭の中で必死に鉄道路線図を描きます。確か阪急だったような…。どうやら大阪国際空港と関西国際空港を結ぶ路線だったようです。こんな調子ですので当然、阪神高速の路線図も頭に入っていません。必死に道路に付帯する看板類をメモに録り、記事を書く時に困らないようにしました。続いて14号松原線、西名阪自動車道(全てメモに書いてあるままですが…(^^ゞ)と名阪国道方面に進みます。



車両は三重交通のセレガR、スーパーミドルデッカーです。4列×11列補助席トイレ付き仕様でした。



12時11分に天理料金所を通過して、いよいよ名阪国道に入りました。急な登り坂が始まり、Ωカーブをぐるりと通過します。噂には聞いていましたが、Ωカーブには初めて来たのでちょっと感動(ToT)!窓の外には今さっき通過した道が見えます。共同運行している近鉄バスの「忍者ライナー」とすれ違うと、12時21分、サミットを越えて下り坂へと変わりました。



12時28分、名阪国道を一旦離脱して針ICに到着。道の駅「針T,R,S(テラス)」の中にあるバスストップです。レストランや売店、温泉の他、周辺にはトラックステーションもあるなど、様々な施設が集まっている砂漠の中のオアシスのような場所です。ここでは2人が降りました。

バスは名阪国道に戻ります。名阪国道の三重県側は奈良県側のような急カーブはないものの、急勾配は相変わらずでエンジンブレーキを利かせて進みます。



12時50分、上野東で名阪国道と別れを告げ、上野の街へ入ります。銀座4丁目では2人の降車があり、続いて上野産業会館に到着。ここは伊賀鉄道の上野市の駅前です。私はここで降車。ほとんどの乗客も一緒に降りました。バスは終点の三交上野車庫まで行きます。



忍者のイラストがかわいい「忍者ライナー」、伊賀鉄道の踏切を渡って終点まで行く姿を撮影して見送ります。ふと手元の時計を確認すると…13時前。あれっ?!…ずいぶん早くない?!渋滞を予期してか、相当余裕時間をとってあるようで約20分の早着。全線乗車しても2時間程の路線で、これほど早く到着するとは、何か忍者の術にでもやられたのでは…そんな思いすらした私でした。

<撮影2010年11月>

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