田名バスターミナルは2つの県道が交差する場所にあります。
半原からの田名バスターミナル止まりがやって来ました。3月までの行き先は淵野辺駅南口でした。
田名バスターミナルに入りました。
3番の降車場に到着、乗客の動きを見ていると4番のりばの淵野辺駅南口行きに乗り継ぐ人が何人かいました。
4番のりばで発車を待つ淵野辺駅南口行き。後方に停車しているのは5番のりばの橋本駅南口行きです。田名バスターミナルの運用開始により、これまでは交差点を渡って乗り換えていた橋本駅南口行きにも気軽に乗り継ぎが出来るようになりました。
ちなみに2014年4月1日から田名バスターミナルでの「ICカード乗り継ぎ割引」制度が始まりました。ICカードでタッチして乗車し、田名バスターミナルで降車後60分以内に同ターミナルにてICカードでタッチして乗車した場合に、乗り継ぎ後のバスの運賃を割引するものです。大人100円(深夜バス200円)が割引額で、金額は異なりますが小児、大人障害がい者、小児障がい者の設定もあります。
比較的本数の少ない支線側(1番、2番のりば)には待合所があります。
空調設備のある待合所内の様子です。ベンチが並んでいました。
乗り場ごとの発車案内がありました。発着予測時刻の5分前になると、表示されている文字が黄色に変わります。
バスロケの機能により、田名バスターミナルの発着予測時刻だけではなく、経由地や終点の到着予測時刻も表示されていました。下から4番目のバスは定刻ならば9時55分発なのですが、”おくれ1分”と表示され、田名バスターミナルの発着予測時刻にも1分プラスされています。
待合所の窓から…
バリアフリー対応のトイレもあります。
鉄道駅のない田名地区にとって、田名バスターミナルは街の交通の要となる施設になりました。
田名バスターミナル運用開始による路線再編によって、これまで直接移動出来た場所に乗り継ぎが必要になるというデメリットも生まれています。路線が分割された事により、本数が減った路線もありますし、逆に増えた路線もあります。
田名バスターミナルから発着する路線は8方面。以前のように、交差点を渡って停留所を探す必要がなくなり、連続式上屋によって雨天時でも傘をさす必要はなく、かつ空調の効いた待合所で運行情報を確認しながらバスを待てる等、全ての路線で乗り継ぎの利便性は向上しました。これまでの乗り継ぎを敬遠してバスを利用しなかった人など、新しい需要も期待できるかもしれません。
乗り継ぎ機能を重視した田名バスターミナル。中央に位置する3番降車場が、このターミナルの肝となる場所です。
<撮影2014年4月>