Quantcast
Channel: バスターミナルなブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2317

ちばレインボーバス 酒々井プレミアム・アウトレット線

$
0
0
ちばレインボーバス 酒々井プレミアム・アウトレット線
千葉ニュータウン中央駅 14時20分発

2014年7月19日から、ちばレインボーバスが千葉ニュータウンと酒々井プレミアム・アウトレットを結ぶ路線バスを土休日(お盆・年末も)のみ運行開始しました。千葉ニュータウン中央駅からプレミアム・アウトレットまで52分間の旅が始まります。



夏の午後の千葉ニュータウン中央駅です。約1か月前に運行開始した、ちばレインボーバスの酒々井プレミアム・アウトレット行きがのりばに入りました。車両は三菱ふそうのエアロスター。いわゆる普通の一般路線バスですが、千葉ニュータウン地区は乗車のみのクローズド・ドアシステムを採用しています。



行き先表示。



14時20分、定刻通りに千葉ニュータウン中央駅を発車しました。乗客は私のみ。このまま貸切状態で52分間を過ごすのでしょうか。いくつか乗車停留所はありますが、人の姿はなく寂しく通過していきます。



貸切バスの旅を覚悟したその時、三丁目南で待望の乗車がありました。それも3人も。時間的にアウトレットでお買い物&夕食コースでしょうか。2014年8月現在、アウトレット発の最終は19時40分発と遅く、夕食を食べてからでも帰れるぐらいにアウトレットを満喫出来る時刻設定になっています。



発展が期待される千葉ニュータウン。この景色は10年後にはどのようになっているのでしょうか。開発が迅速に進んだ多摩ニュータウンや港北ニュータウンと比べて、ここは穏やかにのんびりと街の景色が移りゆくようです。



しばらく北総線と平行した後、14時42分に印旛日本医大駅に到着。乗車停留所はここが最後です。この便の乗客は、私を含めて4人で確定しました。



ずっと平行していた北総線に別れを告げて、バスは酒々井方面を目指して南東方面へ。北印旛沼と西印旛沼を結ぶ印旛捷水路を橋で渡りました。



しばらくして山を抜けると、そこには一面の田んぼが広がりました。



先ほどまでの千葉ニュータウンとは全く違う景色に、思わず見とれてしまいました(*^_^*)この辺りは印旛沼の干拓地です。干拓とは水を抜いて陸地にする事で、その陸地は主に農地として利用されました。かつて大きな沼だったこの場所は、終戦後の食糧難と失業者対策として、農林省直轄による緊急干拓事業が行われ、現在の姿になっています。干拓事業によって、長年苦しめられてきた水害(洪水)の問題も解決したのだとか。

千葉ニュータウンの近代的なマンションや住宅地も開発。この印旛沼の干拓事業も開発。いつの時代も、私達は開発と共に生きています。



京成電鉄の線路を超えると、酒々井プレミアム・アウトレットまでもう少し。



アウトレットが見えてきました。



終点の酒々井プレミアム・アウトレットに到着しました。乗客を降ろすと、時間調整の後に千葉ニュータウン中央駅行きとして折り返していきます。発車を見送りましたが、10人ほどの乗客がバスに吸い込まれていきました。結構乗ってますね。

この路線は景色の移り変わりが素晴らしく、乗り応えのあった52分間だったと思います。

<撮影2014年8月>

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2317

Trending Articles