東京バス 赤羽・王子~羽田空港線
赤羽駅東口 7時55分発
おはようございます。通勤ラッシュ最中のJR赤羽駅に降り立ちました。東口からスクランブル交差点を渡り、右へ曲がると、リムジンバスのりばがあります。今日(2015年4月1日)から東京バスが羽田空港リムジンに参入し、同時に赤羽駅東口と王子駅南口に停留所が出来ました。開業初日らしく、停留所の周辺では東京バスの社員さんがリムジンバスのチラシを配布しています。
運転手さんに羽田空港までの運賃を現金で支払い、車内へと進みました。
車内の様子です。大阪バスグループが運行する「ニュースター号」と同様に、木目調の床に青色と赤色のツートンでデザインされた4列シートが並んでいます。座席は補助席付きの11列仕様で、抗菌シート、抗菌・消臭カーテン、プラズマクラスターも装備しています。
化粧室は最後尾。
窓側の座席には携帯電話充電用のコンセントがありました。
さて、バスは7時55分に赤羽駅東口を発車しました。東京バスにおけるリムジンバスの歴史が始まります。窓の外を見るとチラシを配っていた社員さん達が、バスの乗客に向かってお辞儀をしていました。バスが停留所から出るまで深々と頭を下げ続ける東京バスの社員さん達。地元から羽田空港へ向かう自社の一番バスを、どのような思いで見送ったのでしょうか。
前方の車内モニターでは、グループの高速乗合バスの紹介が放映されていました。
シートポケットにはエチケット袋の用意もあり、貸切バス事業者らしい対応だと感じます。音声合成の放送でも「御気分の悪い方は・・・」なんてアナウンスがあります。
バスは次の停留所である王子駅南口に到着しました。
一番バスの記念品として配られたのは東京バスのゆるキャラ「バスゴリ」のイヤホンジャック。どうもありがとうございます♪
王子駅南口を発車すると、3日前の3月29日に開設されたばかりの首都高速「王子南」入口から首都高速中央環状線(C2)に入ります。このまま山手トンネル(こちらも3月7日に全線開業したばかり)・大井JCT経由で羽田空港まで一直線・・・・のハズでしたが、この日はトンネル内で故障車による渋滞が発生しています。バスは営業所と無線でやり取りを行い、都心環状線(C1)へ迂回する事になりました。
本来であれば、全長約18kmの山手トンネルをひたすら走行している頃ですが、迂回してくれたおかげで都心の景色が楽しめました。お堀の桜が見頃です。
レインボーブリッジを渡ります。
東京バスは、最近まで貸切バス専業の事業者でした。ビジネスライクな路線車ではなく、貸切車の雰囲気を持った車内から見る景色は、まるで東京を観光しているような気分にさせてくれました。名称がわからないのですが、カーテン上部にも別タイプの固定カーテンがあったり、窓下にクッション材が付いていたりと、ハッキリ言って、所要時間が1時間程度の羽田空港リムジンで使う仕様じゃないです。鉄道の設備でも、関東は機能的、関西は装飾的・・・なんて言われる事もありますが、東京バスは大阪バスグループなので、関西のDNAが根付いているのかもしれません。
さて、赤羽駅で頂いたチラシを読むと「必ず座れて乗換無し。」「バスならラク♪」のキャッチコピーが目に入りました。「上野東京ライン」の開業によって、赤羽から羽田空港へは鉄道の利便性が高まりましたが、平日朝8時の赤羽駅や王子駅は通勤ラッシュの最中です。満員電車に乗らないで羽田空港へ移動出来るのは大きな魅力だと思いました。
迂回運行したものの、羽田空港にはほぼ定刻通りに到着しました。首都高速中央環状線(C2)の全線開通により、高速道路の選択肢が増えた事は定時性の向上に結びついています。
終点の羽田空港国際線ターミナルに到着。降車した乗客の中に大きなトランクケースを預けていた方がいました。もし、このリムジンバスが無かったら、この荷物を持ちながら満員電車で移動したのでしょうか。これから羽田空港の国際化が進めば、大きい荷物を持った乗客が更に増えてくるはず。リムジンバスの利点は、まさに「バスならラク♪」だと感じます。
新しいリムジン路線と、新しい首都高速の開通。赤羽や王子が羽田空港により近くなりました。
<撮影2015年4月>
赤羽駅東口 7時55分発
おはようございます。通勤ラッシュ最中のJR赤羽駅に降り立ちました。東口からスクランブル交差点を渡り、右へ曲がると、リムジンバスのりばがあります。今日(2015年4月1日)から東京バスが羽田空港リムジンに参入し、同時に赤羽駅東口と王子駅南口に停留所が出来ました。開業初日らしく、停留所の周辺では東京バスの社員さんがリムジンバスのチラシを配布しています。
運転手さんに羽田空港までの運賃を現金で支払い、車内へと進みました。
車内の様子です。大阪バスグループが運行する「ニュースター号」と同様に、木目調の床に青色と赤色のツートンでデザインされた4列シートが並んでいます。座席は補助席付きの11列仕様で、抗菌シート、抗菌・消臭カーテン、プラズマクラスターも装備しています。
化粧室は最後尾。
窓側の座席には携帯電話充電用のコンセントがありました。
さて、バスは7時55分に赤羽駅東口を発車しました。東京バスにおけるリムジンバスの歴史が始まります。窓の外を見るとチラシを配っていた社員さん達が、バスの乗客に向かってお辞儀をしていました。バスが停留所から出るまで深々と頭を下げ続ける東京バスの社員さん達。地元から羽田空港へ向かう自社の一番バスを、どのような思いで見送ったのでしょうか。
前方の車内モニターでは、グループの高速乗合バスの紹介が放映されていました。
シートポケットにはエチケット袋の用意もあり、貸切バス事業者らしい対応だと感じます。音声合成の放送でも「御気分の悪い方は・・・」なんてアナウンスがあります。
バスは次の停留所である王子駅南口に到着しました。
一番バスの記念品として配られたのは東京バスのゆるキャラ「バスゴリ」のイヤホンジャック。どうもありがとうございます♪
王子駅南口を発車すると、3日前の3月29日に開設されたばかりの首都高速「王子南」入口から首都高速中央環状線(C2)に入ります。このまま山手トンネル(こちらも3月7日に全線開業したばかり)・大井JCT経由で羽田空港まで一直線・・・・のハズでしたが、この日はトンネル内で故障車による渋滞が発生しています。バスは営業所と無線でやり取りを行い、都心環状線(C1)へ迂回する事になりました。
本来であれば、全長約18kmの山手トンネルをひたすら走行している頃ですが、迂回してくれたおかげで都心の景色が楽しめました。お堀の桜が見頃です。
レインボーブリッジを渡ります。
東京バスは、最近まで貸切バス専業の事業者でした。ビジネスライクな路線車ではなく、貸切車の雰囲気を持った車内から見る景色は、まるで東京を観光しているような気分にさせてくれました。名称がわからないのですが、カーテン上部にも別タイプの固定カーテンがあったり、窓下にクッション材が付いていたりと、ハッキリ言って、所要時間が1時間程度の羽田空港リムジンで使う仕様じゃないです。鉄道の設備でも、関東は機能的、関西は装飾的・・・なんて言われる事もありますが、東京バスは大阪バスグループなので、関西のDNAが根付いているのかもしれません。
さて、赤羽駅で頂いたチラシを読むと「必ず座れて乗換無し。」「バスならラク♪」のキャッチコピーが目に入りました。「上野東京ライン」の開業によって、赤羽から羽田空港へは鉄道の利便性が高まりましたが、平日朝8時の赤羽駅や王子駅は通勤ラッシュの最中です。満員電車に乗らないで羽田空港へ移動出来るのは大きな魅力だと思いました。
迂回運行したものの、羽田空港にはほぼ定刻通りに到着しました。首都高速中央環状線(C2)の全線開通により、高速道路の選択肢が増えた事は定時性の向上に結びついています。
終点の羽田空港国際線ターミナルに到着。降車した乗客の中に大きなトランクケースを預けていた方がいました。もし、このリムジンバスが無かったら、この荷物を持ちながら満員電車で移動したのでしょうか。これから羽田空港の国際化が進めば、大きい荷物を持った乗客が更に増えてくるはず。リムジンバスの利点は、まさに「バスならラク♪」だと感じます。
新しいリムジン路線と、新しい首都高速の開通。赤羽や王子が羽田空港により近くなりました。
<撮影2015年4月>