千葉県鴨川市金束にある、金束駅です。鴨川日東バスが発着します。
房総半島の内房と外房を結ぶ長狭街道。その沿線に金束(こづか)という集落があります。
停留所の名称は金束駅。
いかにもバスが入りそうな建造物。
窓口の跡でしょうか。近隣の商店で買い物ついでに伺ってみたところ、かつて日東交通の車庫として機能していたそうです。
自宅にあった古時刻表(1969年1月)で調べたところ、地図上に、上総湊駅~安房鴨川駅間を結ぶ私鉄の自動車線が描かれ、金束という駅が存在していました。
この路線は現在も運行されており、金谷の東京湾フェリーと鴨川の亀田病院を結ぶ「長狭・金谷線」として、房総半島を横断しています。
また、沿線には金束駅以外にも吉尾駅や主基駅など、鉄道もないのに「駅」が付く停留所が存在し、かつて国鉄と連絡運輸を行っていたであろう名残を今に残しています。
<撮影2015年8月>