新宿西口 09時50分発
京王電鉄バス 新宿〜長野線
ヨドバシが開店し、人の流れが活発になりつつある朝の新宿西口高速バスターミナルです。今日は2012年7月1日から運用を開始した京王電鉄バス「新宿〜長野線」のプライムシングルに乗車してみたいと思います。やってきたのは京王電鉄バスの51203号車、ピカピカの新車です。この便の乗客数は普通席7人、プライムシングルは私1人のみで、計8人で確定しました。
発車すると音声合成による車内放送が流れました。気になった所を抜粋すると、「指定された座席に座るようお願い」、「進行方向右側の1列は座席ごとのカーテンやひざ掛け毛布を用意し、快適な空間を提供している特別席」、「希望する乗客には車内でも発売するので乗務員に申し出て欲しい」と、プライムシングルの営業までしていました。
10時33分、国際興業バスとすれ違うと関越自動車道に入りました。
すぐに新潟交通の池袋〜新潟線、池袋駅行きとすれ違い。あちらも私が乗車している新宿〜長野線と同様に、3列シートに変更が進められている路線です。どちらも長い伝統を持つ老舗路線ですが、4列から3列化への波が訪れました。これから高速路線バスの規制緩和や、ツアーバスの路線移行など、新たな高速バス戦国時代が始まるにあたり、先手を打った形です。
さて、この車両の後部は化粧室。パウダールーム付き仕様でとにかく広々としています。コンビ製の着替え台(画像左下、折り畳み式)も設置されていますので、車内で着替える事も出来て利便性が高いです。汗をかいて行動する事の多い夏など、重宝するのではないでしょうか。冊子の時刻表でも文字で紹介はされていますが、もっとアピールしても良いのではないかと思いました。仮に大手ツアーバスの会社だったら、きっとモデルさんが立って宣伝するのではないかと。
さて、バスは上信越自動車道へと進路をとり、横川サービスエリアで休憩となりました。
車内の様子です。左側1列がプライムシングル、右側2列が普通席となっています。ご覧のとおり、プライムシングルでも普通席でも基本的に座席とシートピッチは変わりません。
プライムシングルの特徴は、まず1人掛けである事、そしてカーテン、毛布、100Vの電源コンセントがあり、背面テーブルの他に、肘掛収納式のテーブルが2つ設置されています(普通席は背面テーブルのみ)。フットレストと可動式枕、傘立(画像左側の壁面)は普通席も含めて全ての座席に設置されています。
カーテンを閉めると、こんな感じになります。
ちょっとした個室感覚です。
カーテンを開けた時との比較。結構印象が変わります。
さて、バスの設備ばっかり書いているうちに長野駅に到着しました。私以外の乗客はここまでに降りてしまい、最後は私1人のみ。
終点のホテル国際21に到着。4時間弱のプライムシングルタイムでした。
今回プライムシングルに乗車してみて、プライムシングルが一番本領を発揮するのは混雑時だと思いました。4列シートで自分の隣に見ず知らずの乗客が座ると座らないとでは快適性が全く違います。混雑時間帯に自分の座席の隣が空いていて、乗車停留所に着く度に乗車して来る人がどこに座るか気になってしまう事はありませんか?『自分の隣に誰も座らない』この魅力は大きいと思います。
反面、普通席のグレードが大幅に上がりましたので、今回のような車内が空いている状態(特に車両後部はガラガラでした)では、プラス1000円という料金差にどれだけ満足する乗客がいるのかと考えてしまいました。もっとも、付加設備のカーテン、毛布、電源コンセント等がある点を重視してバスを選ぶ方は、間違いなくプライムシングルはお勧めだと思います。私も携帯電話をよくいじる方ですので、電源コンセントはずっと使っていました。この便の乗車後に電車の乗りつぶしを行い、帰りのバス(電源コンセント無し)に乗車して東京に戻って来ても、バッテリーの心配をしないで済んだのはプライムシングルを選択したおかげだと思っています。
<乗車2012年7月>
京王電鉄バス 新宿〜長野線
ヨドバシが開店し、人の流れが活発になりつつある朝の新宿西口高速バスターミナルです。今日は2012年7月1日から運用を開始した京王電鉄バス「新宿〜長野線」のプライムシングルに乗車してみたいと思います。やってきたのは京王電鉄バスの51203号車、ピカピカの新車です。この便の乗客数は普通席7人、プライムシングルは私1人のみで、計8人で確定しました。
発車すると音声合成による車内放送が流れました。気になった所を抜粋すると、「指定された座席に座るようお願い」、「進行方向右側の1列は座席ごとのカーテンやひざ掛け毛布を用意し、快適な空間を提供している特別席」、「希望する乗客には車内でも発売するので乗務員に申し出て欲しい」と、プライムシングルの営業までしていました。
10時33分、国際興業バスとすれ違うと関越自動車道に入りました。
すぐに新潟交通の池袋〜新潟線、池袋駅行きとすれ違い。あちらも私が乗車している新宿〜長野線と同様に、3列シートに変更が進められている路線です。どちらも長い伝統を持つ老舗路線ですが、4列から3列化への波が訪れました。これから高速路線バスの規制緩和や、ツアーバスの路線移行など、新たな高速バス戦国時代が始まるにあたり、先手を打った形です。
さて、この車両の後部は化粧室。パウダールーム付き仕様でとにかく広々としています。コンビ製の着替え台(画像左下、折り畳み式)も設置されていますので、車内で着替える事も出来て利便性が高いです。汗をかいて行動する事の多い夏など、重宝するのではないでしょうか。冊子の時刻表でも文字で紹介はされていますが、もっとアピールしても良いのではないかと思いました。仮に大手ツアーバスの会社だったら、きっとモデルさんが立って宣伝するのではないかと。
さて、バスは上信越自動車道へと進路をとり、横川サービスエリアで休憩となりました。
車内の様子です。左側1列がプライムシングル、右側2列が普通席となっています。ご覧のとおり、プライムシングルでも普通席でも基本的に座席とシートピッチは変わりません。
プライムシングルの特徴は、まず1人掛けである事、そしてカーテン、毛布、100Vの電源コンセントがあり、背面テーブルの他に、肘掛収納式のテーブルが2つ設置されています(普通席は背面テーブルのみ)。フットレストと可動式枕、傘立(画像左側の壁面)は普通席も含めて全ての座席に設置されています。
カーテンを閉めると、こんな感じになります。
ちょっとした個室感覚です。
カーテンを開けた時との比較。結構印象が変わります。
さて、バスの設備ばっかり書いているうちに長野駅に到着しました。私以外の乗客はここまでに降りてしまい、最後は私1人のみ。
終点のホテル国際21に到着。4時間弱のプライムシングルタイムでした。
今回プライムシングルに乗車してみて、プライムシングルが一番本領を発揮するのは混雑時だと思いました。4列シートで自分の隣に見ず知らずの乗客が座ると座らないとでは快適性が全く違います。混雑時間帯に自分の座席の隣が空いていて、乗車停留所に着く度に乗車して来る人がどこに座るか気になってしまう事はありませんか?『自分の隣に誰も座らない』この魅力は大きいと思います。
反面、普通席のグレードが大幅に上がりましたので、今回のような車内が空いている状態(特に車両後部はガラガラでした)では、プラス1000円という料金差にどれだけ満足する乗客がいるのかと考えてしまいました。もっとも、付加設備のカーテン、毛布、電源コンセント等がある点を重視してバスを選ぶ方は、間違いなくプライムシングルはお勧めだと思います。私も携帯電話をよくいじる方ですので、電源コンセントはずっと使っていました。この便の乗車後に電車の乗りつぶしを行い、帰りのバス(電源コンセント無し)に乗車して東京に戻って来ても、バッテリーの心配をしないで済んだのはプライムシングルを選択したおかげだと思っています。
<乗車2012年7月>