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・【実証実験中】黒崎バスセンター「自動販売機一体型スマートバス停」

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2019年2月1日から、福岡県北九州市にある黒崎バスセンター1番のりばで「自動販売機一体型スマートバス停」の実証実験が行われています。



1番のりばは、西鉄北九州線代替の役目を担う、行先番号1番「小倉~黒崎・折尾線」の砂津(小倉)方面が発着します。各停留所に停車する普通タイプと停車停留所を絞った「特快」の2種別の設定があり、平日日中には2種別合わせて1時間辺り10便が運行される、基幹となる路線です。



西鉄エム・テックと安川情報システムが開発したスマートバス停そのものは、既に各地で実証実験が行われている最中ですが、黒崎バスセンターに登場したタイプは、飲料メーカー伊藤園の協力を得て、スマートバス停と自動販売機とを一体化させました。

スマートバス停の応用型として、日常あるものを用いて、スマートバス停の普及の可能性を研究しています。



こちらが画面表示。画面の上段~中段にバス停のコンテンツ、下段に自動販売機のコンテンツが表示されます。

飲料を購入しようと現金を入れても、コンテンツの画面構成は変わらずそのままでした。なので、飲料の購入ボタンを押そうしている私の真横で、おばちゃんが次のバスの時刻を調べていたりします(^^)1台の自動販売機で2人が同時に違う事が出来るのが印象的でした。



画面上段の時刻表画面です。

撮影したのは平日の8時台。よって、平日の時刻表が表示されています。更に8時台と9時台の時刻表示が大文字になっているのがポイント。



画面中段には、現在の運行状況と、行先・運賃表、土曜日、日祝日の時刻表が、サイクル表示しています。

運行状況表示では、発車したバスに「通過済」の文字が入ります。



続いて、飲料を選択した時の確認画面です。

画面中段と下段が使われます。



購入すると、このようになりました。



自動販売機一体型スマートバス停の実証実験は、約1年間行われる予定です。その間に、表示するバス情報の視認性や、自動販売機の形をしたバス停に対する認識性、バス乗降を阻害しないか等、検証が行われます。

・・・最後に、私個人の感想ですが、見た目は自動販売機でしかないので、将来実用化された際には、利用者にバス停の標柱と認識してもらうために設置場所やデザイン等、工夫をする必要があるかもしれません。しかし、自動販売機とスマートバス停が一体化する事で、画面表示があり、通信機能が備わり、現金を投入出来て、商品もお釣りも出せる。これを発展させれば、ICカードにチャージが出来たり、飲料を購入して当たりが出るとバス割引クーポンが貰えたり、デマンドバスを呼んだり・・・等々、バスの利便性向上に繋がる可能性があるのではないかと思いました。

追伸:コメント反映遅れますm(__)m

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