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・ワクチン接種とバスの活躍 その2

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前回に引き続き、ワクチン接種会場への「シャトルバス」「送迎バス」の活躍を記録しました。



接種会場:東村山市役所/東村山市民スポーツセンター

東村山市の送迎バスです。銀河鉄道が、東村山駅東口~接種会場間を結びます。



接種会場:大蔵第二運動場

世田谷区のシャトルバスです。用賀駅からは東急バスが、成城学園前駅からは小田急バスが、それぞれ担当します。



接種会場:鶴見スポーツセンター

横浜市の送迎バスです。鶴見駅東口ロータリー一般車両乗降場~鶴見スポーツセンター間を宮島運輸が担当します。



接種会場:文化学園大学小平キャンパス

小平市の送迎バスです。花小金井駅南口~文化学園小平キャンパス間を結びます。担当は共同観光バスで、花小金井駅ではコミュニティタクシーののりばを活用していました。

停車時間が長かったのでバスの近くまで見に行きましたが、案内の女性の方が、一人一人にやさしく声かけしていたのが印象的でした。



接種会場:横浜ハンマーヘッド

横浜市のシャトルバスです。桜木町駅・馬車道駅~横浜ハンマーヘッド間を結びます。横浜市交通局が担当していました。



桜木町駅は貸切シャトルバスのエリア、途中の馬車道駅では公道上で乗降を行います。



接種会場:長津田地区センター

横浜市の送迎バスです。長津田駅北口バスターミナル~長津田地区センター間を結びます。天台観光が担当していました。



長津田では、こんな場面に遭遇しました。

シャトルバスのりばは一般車の停車スペースであるために、空きがないとシャトルバスが近寄れないのです。ターミナルにおける停車スペースの確保は、シャトルバス運行時の課題となりそうです。



接種会場:福祉文化会館

葉山町のシャトルバスです。

葉山町には鉄道の駅がありません。そのために接種会場である福祉文化会館と葉山町内とを結ぶシャトルバスを運行しています。担当は三浦観光バスです。

ここの特徴は、京浜急行バスの停留所で乗降ができる点です。



本来、運行時間中のバス停留所から10m以内は、原則として「駐停車禁止」ですが、2020年12月に施行されたばかりの改正道路交通法により、例外的に一定の条件下で駐停車が認められるようになりました。但し、関係路線バス事業者(今回のケースでは京浜急行バス)の合意が必要です。



葉山町内には、このような合意停留所が上下線含めて48か所存在します。

デマンドバスや自家用車有償運送といった地域交通が「10m規制」により、路線バスと停留所を共有出来なかったり、双方を乗り継ぐ際に移動を必要とする問題から緩和された規制でしたが、この制度をワクチン接種のためのバスに適用した形です。

シャトルバスを鉄道駅ではなく、町内から利用するようなケースでは、のりばの認知度、わかりやすさ等から、この方式の方が利便性が高いと言えます。

更に、葉山町では、シャトルバス用に「バスロケ」を用意しました。とことん力の入ったシャトルバスです。



接種会場:埼玉県高齢者ワクチン接種センター

最後に、埼玉県のシャトルバスです。

北浦和駅北口~埼玉県高齢者ワクチン接種センター(浦和合同庁舎)間を結びます。国際興業バスが担当していました。



北浦和駅も、葉山町と同様に路線バスの停留所で乗降を行います。

ただし、北浦和駅のケースでは「交通規制標識」で対応していました。



ワクチン接種のシャトルバスに限り、駐車できる規制です。

・・・このように、ワクチン接種の「シャトルバス」「送迎バス」を運行するにあたって、バスの乗降場所を確保するために、路線バス事業者との合意を必要としたり、都道府県公安委員会とのすり合わせが必要になるケースがあるなど、事前の調整が必要であるとわかりました。

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