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・「バス120年」

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本日、9月20日は「バスの日」

1903年(明治36年)に京都でバスが運行を開始してから、今日で120年を迎えます。

121年目を迎え、改めて昨今のバス業界の現状を考えてみると、働き方改革による「2024年問題」への対応、新型ウィルス感染症や人口減少による輸送人員低迷、燃料費の高騰など、バスを取り巻く環境は予断を許しません。

「2024年問題」に関しては、そもそも、労働集約型であるバス事業は、働く人が多数いるからこそ成り立つ事業であり、就労する人の減少は、そのまま収入の減少に繋がります。将来、機械化が進み、資本集約型への転換が進めば改善するものもあるのかもしれませんが、具体的な道筋は見えていません。

特に地域の乗合バスは、公共性が重視され、営利目的と相反する動きを求められることがあります。本来であれば、稼げる路線に十分なリソースを投入すべきですが、それが出来なくなっているのが今の課題ではないでしょうか。

働く人の待遇向上を目指し、かつ不採算路線を維持し、事業を継続していく。

バス事業というのは、とても難しい舵取りをしているのだと改めて感じました。

これから121年目、122年目へと向けて、全てのバス事業が良い方向へと進む事を祈ります。
   

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