2012年3月16日を最後に、JR東海とJR西日本の両社から引退の決まっている300系新幹線に乗車してきました。
私が乗車したのは「こだま650号」(300系での運転は3月12日まで)です。300系はJR東海がJ編成、西日本がF編成の編成記号を持ちます。「こだま650号」はJR西日本持ちなのでF編成が担当です。この日はF7編成が来ました。
小田原駅で通過列車の退避中。初代「のぞみ号」としてデビューした300系ですが、700系、N700系といった後輩が登場するに従い、列車を抜く側から、抜かれる側になる事が多くなりました。
最後に車内の様子です。私の中では天井の間接照明を見ると「あぁ、300系だな」という印象を持ちます。
実はJR東海とJR西日本で同時に新幹線形式が引退するのは初めてです。0系も100系も東海道新幹線区間から引退しても山陽新幹線区間では短編成化されて、ほぼ「こだま」専用として運用されていました。300系が山陽新幹線の「こだま」用として短編成されなかったのは3両ユニット+1両という特殊な編成構成だったからかもしれません。