岩手県陸前高田市にあるJR東日本の陸前高田駅です。JR大船渡線は2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、気仙沼駅~盛駅間で運転を見合わせています。2013年3月2日からBRTにより仮復旧が行われましたが、陸前高田駅は被害が特に大きく、高台にある陸前市役所付近に駅の場所を移して営業をしています。この駅舎は2015年3月14日から供用開始しました。
右側が陸前高田市役所です。左側にBRT化された陸前高田駅が見えます。
私がこの場所を訪れたのは3年ぶりです。当時はBRT化されていなかったので岩手県交通と共同運行事業者のみが発着していました。その後の3年間で開発が行われ、周囲の様子は驚くほどに様変わりしていました。次の画像は3年前の様子です。
3年前にほぼ同じ場所で撮影したものです。高田西地区復興整備事業により、左側の山が広く開発されました。同じ場所とは思えないほどの変わりようです。
その後、2013年3月から大船渡線のBRT化により、陸前高田駅がこの場所に設けられました。2015年3月13日まで2年間使用されていた駅舎です。
移転を知らせるポスター。
隣接する陸前高田市観光案内所です。バス待合室も併設されています。新駅舎が完成した事でBRTは発着しなくなりましたが、岩手県交通の「陸前高田市役所前」停留所はそのまま残りました。地域の一般路線バスの他、夜行バス「けせんライナー」、仙台への高速バス、一関への路線などが発着します。
ここも3年前と比べてみましょう。
3年前にほぼ同じ場所で撮影。画像では左側の街灯くらいしか面影がありません。
BRTが新駅舎へと移転してしまったために岩手県交通の停留所とは離れてしまいましたが、歩いても1分程度です。
2015年3月14日から供給開始したばかりの新駅舎。
待合室と”みどりの窓口”。
全国版の時刻表が、鉄道の駅である事を主張しているようでした。
バスロケーションシステムによる運行情報モニター。
ホームには化粧室が設置されています。
BRT化により、鹿折唐桑駅~陸前高田間が国道45号線経由になったために、陸前高田駅は乗換駅になりました。
2015年3月14日改正の時刻表です。
その2へ続く