長崎県西海市の大瀬戸港からフェリーで約30分。
角力灘に浮かぶ周囲約4kmの島、池島です。かつて海底炭鉱で栄えた島で、2001年まで石炭の採掘が行われていました。
池島港に到着しました。
フェリーを降りて、すぐに見えるのが さいかい交通が運行する長崎市のコミュニティバス「池島線」です。
フェリーの待合室とバス。
待合室内の様子。
タクシーすらない池島では、バスが唯一の公共交通機関です。
停留所名は「池の口」。
2015年6月現在の時刻表。島の規模にしては17往復と結構な頻度で運行されています。全線乗車しても13分程度で終点に着きます。
池島港の全景。ここはかつて大きな池でしたが、1958年に港を作るために海と繋げたそうです。池島という名称は、この池から名づけられました。
船に石炭を積み込む施設がそのまま残っています。
閉山から15年近くが経過しても、今なお残る炭鉱施設。
閉山後もしばらくは炭鉱技術の移転支援として、外国からの研修生受け入れが行われていました。
トロッコの線路。
石炭を移動させるベルトコンベア。左側が石炭を貯める貯炭場でした。
池島の案内図です。ピンク色の部分が炭鉱施設。池島の約半分を占めています。
今回は、炭鉱体験ツアーに参加したので、その様子も紹介したいと思います。(参加しないと入れない場所です)
トロッコに乗車して坑内へ。
先程も書きましたが、海外の技術研修生を受け入れていたので、教材として整備されています。
鉱山の斜坑から地上部を見上げます。
その地上部がこの場所です。(ここから先の画像は別の池島観光ツアーで撮影したもの)
左側の斜坑へと繋がる軌道は結構な急勾配。
閉山したのが2001年ですが、検査の表示を見ると比較的最近まで整備されていたようです。
草に埋もれていますが、この辺りは車庫だったようです。
<撮影2015年6月>