香川県坂出市、瀬戸内海に浮かぶ塩飽諸島の一つ、与島。
1988年の瀬戸大橋開業により、本州側の児島や、四国側の坂出と道がつながり、島内には瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリアが設けられました。
そのパーキングエリア内にある、バスストップ「与島」です。琴参バスと下津井電鉄が乗り入れます。
バスストップの待合所。多数のベンチが並んでいます。
2015年10月現在の時刻表。瀬戸大橋を渡る一般路線バス「瀬戸大橋線」が発着します。
与島と坂出を結ぶ、四国側の琴参バス。(※一部便は櫃石島まで北上)
与島と児島を結ぶ、本州側の下津井電鉄。(※下津井電鉄は児島駅前方向のみ停車)
路線バスにおける、四国側、本州側の乗り継ぎとなる島ですが、乗り継ぎはこの場所ではなく、島内の瀬戸大橋FWで行われるのが一般的です。
1993年まで運行されていた、瀬戸大橋高速バスの名残も見られます。
瀬戸大橋高速バスは、瀬戸大橋を介して岡山~香川の都市を結ぶ高速バスでしたが、継続する事は出来ませんでした。平行する鉄道の利便性は高く、現在の岡山駅~四国4県間の高速バスを見ると、岡山駅と松山駅、高知駅、徳島駅を結ぶ高速バスはあるのに、岡山駅~高松駅間だけが、空白になっています。
与島BSの階段を降りると、島内へのゲートにたどり着きます。
一般車輌進入禁止を表す看板。自動車で島内に入れるのは、原則として島民のみ。ゲートを通行するには専用のカードが必要です。
与島の島内から琴参バスがやってきました。
専用カードを挿入すると・・・
ゲートが上がります。
バスは与島PAに入り、瀬戸中央自動車道で坂出市へと向かいました。
続いて、下津井電鉄も通過。児島駅へと向かいます。
現在は一般路線バスしか発着しませんが、都市間高速バスが発着していた開業ブームの頃は、島に上陸する旅行客で大賑わいだったのかもしれません。
<撮影2015年10月>