名古屋〜松本線 名鉄バス
名鉄バスセンター 08時10分発
2012年6月 名鉄バスセンターから松本バスターミナルまでSクラスの旅行記です。
早起きして品川駅から東海道新幹線「のぞみ99号」で名古屋駅へ。名古屋までやって来たのは名鉄バスのSクラスシートに乗車するためです。
土曜日の名鉄バスセンターは行楽の乗客で賑わっていました。3階にある7番のりばには私が乗車する松本バスセンター行きの名鉄バスが停車しています。運転手さんの改札を受けて車内へ。私の座席は2A。前から2列目のSクラス一人掛けシートです。
8時10分に名鉄バスセンターを発車。名鉄名古屋駅に到着する赤色の名鉄電車とすれ違い、松本への旅が始まりました。
名駅入口から名古屋高速に入り、名神高速道路を経由して小牧JCTを中央道方面に進みます。
↑車内の様子 前方がSクラスシート。画像左の運転手側が二人掛け、右のドア側が一人掛け
さて、早速ですが今回の目的であるSクラスシートです。名鉄バスのSクラスシートは運転手側が二人掛け、ドア側が一人掛けに配列されています。京王電鉄バス、アルピコ交通、伊那バスのSクラスシート配列は名鉄バスとは逆で、運転手側が一人掛け、ドア側が二人掛けになっていて、名鉄バスだけが独自の配列となりました。
何故、Sクラスシートの座席配列を統一しないのだろうかと思いましたが、名鉄配列には特徴がある事に気が付きました。二人掛け通路側のSクラスシートにもパーテーションがあり、背面テーブルが取りつけられているのです。運転手さんがいて、その横に運賃箱があります。と、なると横幅の広い二人掛けのSクラスシートを運転手さん側に配列した方が無駄がなくスッキリとまとまります。
参考までに他社配列のSクラスシート。二人掛け通路側の前が少々通路になってしまいます。(景色が見やすいという利点はあります)この配列だと背面テーブルは採用できず、座席収納式テーブルになります。背面テーブルと座席収納式テーブル、どちらが使いやすいかは人それぞれですが、同じSクラスシートでも設計が違って面白いと思いました。
その背面テーブルです。ここに携帯型TVを置いて、映画鑑賞をしている乗客の姿を見かけました。
Sクラスシートにはスリッパ、電源コンセント(一般席も含め全席)があります。画像には写っていませんが窓上には洋服をかけるフックもありました。
他には大型の足のせ…
ブランケットの貸出サービスがあります。
車内にはデンソーのプラズマクラスター(空気清浄機)を装備し、
最後尾にはパウダールーム付きのトイレがありました。
さて、バスは山間部を走行しています。カーブや勾配の多い中央道ですが、三菱ふそうの車らしく、しっかりとした足取りで山へと挑みます。
長いトンネルを抜けると長野県へ。阿智PAで10分間の休憩です。
京王電鉄バスの飯田行きとすれ違い。いつも新宿で散々見ている京王カラーですが、名古屋発の高速バス車内から見ると、なんとも懐かしいような不思議な感覚がしました。
11時29分、終点の松本バスセンターに到着。3時間19分の旅でした。
この翌日、松本から新宿へ高速バスを利用したのですが、乗車したのはもちろん「Sクラス」。上位クラスのブランドが共通化していると、思わず乗り比べしたくなってしまいますね。
<乗車2012年6月>