日立電鉄交通サービス ひたち号
東京駅八重洲南口 10時40分発
2012年3月、日立電鉄交通サービスの「ひたち号」乗車記です。
春のお休みの日、高速バスでどこかへ出かけようと東京駅へ。これから乗車するのは日立電鉄交通サービスの「ひたち号」です。この会社の高速車は車種が豊富で、私が知っているだけでも日野の初代セレガ、セレガ(Jバス)、いすゞのスーパークルーザー、日産ディーゼルのスペースアロー(富士7M&富士1M&西工C1)と、何が来るかと楽しむ事が出来ます。今回乗車するのは日野の初代セレガ。日立電鉄交通サービスの高速車の中ではベテラン組にあたりますが、まだまだ元気です。
さて、私を含めて9人の乗客で発車した「ひたち号」は、首都高速道路を常磐自動車道方面へと走行します。隅田川に沿った高架からは浅草の街が見えました。天気もいいし、散歩したら楽しそうですね。
車内は11列補助席、トイレ付き仕様です。日立電鉄交通サービスの車内放送(音声合成)は、実在するアナウンサーが吹き込んだものではなく、人工的に作られた機械声を使用しています。ちょっと味気ないけど、これが進化すれば、将来はアナウンサー声と区別がつかなくなるレベルにまでなるのかもしれません。
ふと、思いました。『もしも、車内放送が歌い出したらボーカロイドと呼べるのでしょうか?』
ちょっと聞いてみたい気もします。誰か歌付きの広告を入れませんか?(^^)/
常磐自動車道に入り、谷田部パーキングエリアで10分間の休憩です。
発車後は再び常磐自動車道を北上。いつも思うのですが、常磐自動車道は道が良いです。カーブが緩くて自家用車を運転していても走りやすいと思います。。
水戸インターを過ぎると3車線だった道路は2車線へ。台風中継の時によく名前を聞く那珂川を渡ります。
日立南太田インターで高速を降りました。ここまで東京駅から約1時間45分。
国道6号線を北上します。日立市内にあるいくつかの停留所で降車がありました。すれ違うのは日立電鉄交通サービスの一般路線バス。
常磐線の駅である常陸多賀駅を発車すると「ひたち号」共同運行事業者であるJRバス関東のエアロエースとすれ違いました。
しばらくすると、車窓から日立製作所のマークをよく見かけるようになります。豊田市ではありませんが、ここは企業城下町。本当に多くの日立関連企業があります。日立は家電もやっていますが、重電のイメージも強いです。発電所や変電所…日本の成長に大きくかかわってきた企業です。気軽に入ってはいけない産業の中枢に足を踏み入れたような気がして何故かドキドキ。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
もうすぐつぼみが膨らみ始める桜のトンネルを抜けると…
日立駅中央口に到着しました。バスは神峰営業所まで行きますが、私はここで降車しました。
素朴な疑問なのですが、私が乗車している「ひたち号」を、もしも漢字で書いたら地名の「日立号」になるのでしょうか?もしくは国名の「常陸号」になるのでしょうか?JR常磐線の特急はひらがなで「ひたち」ですよね。「ひたちなか市」なんてのもあります。全てを含めた総称が「ひたち」なのでしょうか。答えの出ない疑問です。
<撮影2012年3月>