Quantcast
Channel: バスターミナルなブログ
Viewing all 2318 articles
Browse latest View live

京阪バス ダイレクトエクスプレス直Q京都号

$
0
0
京阪バス ダイレクトエクスプレス直Q京都号 
京都駅八条口 10時50分発

2011年12月。京阪バスの「直Q京都号」乗車記です。



ここは京都駅八条口です。私は2009年に開業した京阪バスの「ダイレクトエクスプレス直Q京都号」を待っていました。ほぼ時刻通りに姿を見せたのは日野ブルーリボン2のトップドア車。 「ををっ!コレが来たか。」 ハイデッカーの日野セレガが主役の「直Q京都号」ですが、好調に付き増便が行われ、このような車両も運用に入るようになりました。終点の松井山手駅までの所要時間は28分。このような車両でも十分だと思いますが、初めて乗車する路線だけに運が良かったのか、悪かったのか?!



私を含めて2人の乗客を乗せ、バスは発車しました。



液晶表示器がお出迎え。右側に路線図が出るのがわかりやすくて良いですね。



お馴染みシートベルト着用放送が流れると、上鳥羽出入口から阪神高速8号京都線に入ります。



2008年に開通したばかりの8号京都線。ピカピカな真新しい道路で気持ちが良いです。乗車しているブルーリボン2は高速仕様とあってか前面ガラスにセンターピラーがなく前面展望を楽しむには最適。



第二京阪道路に入り、対向車線には京都駅八条口方面に向かう「直Q京都号」とすれ違いました。あちらは「直Q京都号」の大多数を占める日野セレガです。私はてっきりあのタイプの車両に乗車するものだと思っていました。



車内は11列補助席付き。2列目と3列目には女性優先席もあります。短距離ライナーの割には細かいところまで考えられているなと思いました。



八幡東インターを降りて住宅街の中にある停留所、あかねヶ丘に到着。ここで1人が降車しました。この場所は京阪東ローズタウンにあります。名前からもわかるように、京阪電気鉄道が開発中のニュータウンなのです。



京田辺市役所や大阪国際大学へ足を延ばす便もありますが、私が乗車している便は終点であるJR学研都市線の松井山手駅に到着しました。駅前のバスターミナルで降車をするとバスはロータリー中央のバス待機場へ。折り返しの京都駅八条口方面への発車まで一休みです。

さて、京阪東ローズタウンの最寄り駅、松井山手駅から鉄道で京都へ向かうには乗り換えが発生します。「直Q京都号」は鉄道を乗り換える必要がなく、ダイレクトに京都へと向かう事が出来るのが魅力です。このような利便性の高い高速バスの運行は京阪東ローズタウンの価値も向上させ、分譲にも貢献しているのではないでしょうか。

街づくりと交通アクセス。便利なバスがあれば街に人が増え、街に人が増えればバスの乗客も増えます。京阪グループの相乗効果で京阪東ローズタウンの発展も期待出来そうです。

<撮影2011年2月>

【定点】WILLERバスターミナル新宿西口 「STAR EXPRESS」 2013/08

$
0
0
今回はWILLERバスターミナル新宿西口を22時20分〜23時00分までに発車した「STAR EXPRESS」のみを全て撮影しました。



1本目 22時20分発 「STAR EXPRESS」 大阪行き
帝産観光バス「大阪」(受託) ウィラーエクスプレス東海(委託)



2本目 22時20分発 「STAR EXPRESS」 大阪行き
奈良交通(受託) ウィラーエクスプレス東海(委託)



3本目 22時40分発 「STAR EXPRESS」 和歌山行き
有田鉄道(受託) ウィラーエクスプレス関東(委託)



4本目 23時00分発 「STAR EXPRESS」 名古屋行き
鯱バス(受託) ウィラーエクスプレス東海(委託)

…結果は4本。夏の繁忙期、WILLER各社が委託した「STAR EXPRESS」でした。WILLER各社からの委託事業者は、この他にも中日臨海バスや日本交通、東京ヤサカ観光…等々たくさんあるようです。

<撮影2013年8月>

関東で見られるツアーから乗合に移行したブランド その2

$
0
0
その1に引き続き、高速ツアーバスやバスツアーから高速乗合バスに移行したブランドを50音順に紹介します。



「JAMJAMライナー」 ジャムジャムエクスプレス
高速ツアーバス時代は日本ユース旅行が企画実施していました。東京と仙台に営業所を構えます。貸切バス型の受委託便も多く運行しています。



「STAR EXPRESS」 WILLER EXPRESS北信越
高速ツアーバス時代はウィラートラベルが企画実施していました。「STAR EXPRESS」ブランドで自社運行しているのはWILLER EXPRESS北信越のみですが、貸切バス型受委託便ではウィラー各社が「STAR EXPRESS」ブランドで貸切バス事業者へ運行を委託しています。



「スマイルライナー」 高知駅前観光
高速ツアーバス時代は高知駅前観光が企画実施していました。高知駅前観光は高知市内と高知竜馬空港とを結ぶリムジンバスも運行しています。



「旅の散策」 富士セービングバス
高速ツアーバス時代は富士セービングバスが企画実施していました。昼行便も多く運行しています。



「たびのすけバス」 青垣観光バス
高速ツアーバス時代はマアトが企画実施していました。乗合移行後は兵庫県に本社を構える青垣観光バスが東阪間を運行しています。



「ナイトライナー」 東京富士交通
高速ツアーバス時代はフジトラベルが企画実施していました。乗合移行後は東京都に本社を構える東京富士交通が東阪間、東仙間の乗合バスを運行しています。



「中日本 HighwayBus」 中日本エクスプレス
高速ツアーバス時代は「MKツアー」ブランドでMKツアーランドが企画実施していました。乗合移行後は石川県のバス事業者である中日本エクスプレスが富山、石川、福井と東京を結ぶ乗合バスを運行しています。



「NET WORK」 泉観光バス 中央交通バス
高速ツアーバス時代はアップオンが企画実施していました。泉観光バス、中央交通バス(旧ローレル観光バス)によるブランドです。



「ハートライナー」 神姫観光バス
ハートライナーは高速ツアーバスでの運行はありません。神姫バスツアーズが企画実施する東京ディズニーリゾートへのバスツアーからの派生だと思われます。



「花バス」 トラビスジャパン
高速ツアーバス時代はトラビスジャパンが企画実施していました。長野県に本社を構え、夜行便の運行はなく昼行便をメインに運行しています。



「VIPライナー」 平成エンタープライズ
高速ツアーバス時代は平成エンタープライズが企画実施していました。シートのラインナップが豊富で、東京、新宿、なんば、京都等にラウンジを併設しているのが特徴です。



「ブルーライナー」 広栄交通
高速ツアーバス時代はOK商事が企画実施していました。関東では見られませんが、つくしの観光バス(大阪〜博多)も「ブルーライナー」のブランドです。



「マイ・エクスプレス」 海部観光
高速ツアーバス時代は海部観光が企画実施していました。定員12人の日本一豪華なバス「マイ・フローラ」があまりにも有名ですが、3列シート車や4列シート車の運行もしています。



「ミルキーウェイエクスプレス」 さくら観光バス
高速ツアーバス時代は旅クラブジャパンが企画実施していました。さくら観光バスは埼玉県に本社を構え、東名間、東阪間、東仙間の乗合バスを運行しています。



「ムーンスター号」 イーグルバス
高速ツアーバス時代はイーグルトラベルが企画実施していました。イーグルバスは埼玉県で一般路線バス、空港リムジンバスの運行もしているバス事業者です。



「ユタカライナー」 ユタカ交通
高速ツアーバス時代はユタカ交通が企画実施していました。ユタカ交通は大阪府のバス事業者で東阪間以外でも、大阪府〜長崎県、佐賀県、福岡県など関西〜北九州間路線に力を入れています。



「ロイヤルエクスプレス」 ロイヤルバス
高速ツアーバス時代はロイヤルホリデーが企画実施していました。ロイヤルバスは福岡県のバス事業者で関東へは東京〜福岡間の路線が乗り入れます。

…2013年7月31日の高速ツアーバス乗合移行期限を経て、高速乗合バスに移行したブランドを紹介しました。掲載したのは33ブランド。こんなにあるんですね~(*^.^*)

個人でコツコツと撮影・調査したので見落としや間違い等あるかもしれません。訂正等ありましたらコメント頂けると助かります。なお、文中のデータは2013年8月現在のものです。

<撮影2013年8月>

関東で見られるツアーから乗合に移行したブランド その1

$
0
0
2013年7月31日の高速ツアーバス乗合移行期限を経て、多くの高速ツアーバスが高速乗合バスに移行しました。新たに登場した高速乗合バスをどれだけ知っていますか?ウィラーエクスプレスやキラキラ号等は耳にした事はあるとは思いますが、実際のところは数が膨大過ぎて把握しきれていない方も多いと思います。(私も同じ状態でした)

そこで、関東で見る事が出来る高速ツアーバスやバスツアーから乗合移行したブランドを50音順に並べてみました。



「あおぞらライナー」 青木バス
高速ツアーバス時代は青木バスが企画実施していました。三重県に本社を構え、中部国際空港セントレアと松坂・伊勢を結ぶリムジンバスの運行も開始しています。



「アップル号」 弘南バス
高速ツアーバス時代は弘南バスが企画実施していました。「ノクターン号」でお馴染み、青森県津軽で古くから乗合事業を営んでいた事業者です。



「アミー号」 ウエスト観光・山一サービス・武井観光
高速ツアーバス時代はアミイファクトが企画実施していました。乗合移行後はウエスト観光、山一サービス、武井観光の共通ブランドです。



「WILLER EXPRESS」 南部WILLER EXPRESS・WILLER EXPRESS関東・ニュープリンス高速バス・ベイラインエクスプレス・WILLER EXPRESS北信越・WILLER WXPRES東海・WILLER EXPRESS関西・南部バス
高速ツアーバス時代はウィラートラベルが企画実施していました。高速ツアーバス時代から業界を牽引してきた最大手。乗合化によってグループ9社と共同運行1社(南部バス)を編成しています。関東では見られませんが日本高速バス、WILLER EXPRESS西日本も「WILLER EXPRESS」ブランドです。



「ウェルカムライナー」 中央交通バス
高速ツアーバス時代は中央交通トラベルクラブが企画実施していました。事業者名のローレル観光バスは中央交通バスに変更されています。



「MKナイトシャトル」 MK観光バス
高速ツアーバス時代はエムケイ観光バスが企画実施していました。同社は2013年4月から京都〜滋賀間で高速乗合バス「MKハートシャトル」の運行も開始しています。



「えんぶり号」 弘南バス
高速ツアーバス時代は弘南バスが企画実施していました。「アップル号」と同じく乗合移行しています。



「O.T.B. LINER」 オー.ティー.ビー. 天領バス
高速ツアーバス時代は「オリオンバス」ブランドでオリオンツアーが企画実施していました。乗合移行後はオー.ティー.ビー.・天領バスの共通ブランドとなり、貸切バス型の受委託便も多く運行しています。



「きときとライナー」 イルカ交通
高速ツアーバス時代は「ドルフィンライナー」ブランドでイルカ交通が企画実施していました。乗合移行によって、既に名古屋〜高岡間を運行していた乗合バスのブランド名「きときとライナー」に統一されています。



「キラキラ号」 旅バス
高速ツアーバス時代はロータリーエアサービスが企画実施していました。昼行路線も多く、軽井沢や草津温泉といった観光路線も運行しています。



「グリーンライナー」 丸一観光
高速ツアーバス時代は丸一観光が企画実施していました。石川県七尾に本社を持つ。事業者名にちなんで車体に「01」がデザインされています。



「グレースライナー」 グレース観光
高速ツアーバス時代はグレーストラベルインターナショナルが企画実施していました。グレース観光は東京都内の事業者で東阪間や東名間の乗合バスを運行しています。



「KBライナー」 千葉みらい観光 三栄交通
高速ツアーバス時代は「KBツアー」ブランドで高速バスツアーズが企画実施していました。乗合移行後は千葉みらい観光、三栄交通の共通ブランドとして運行されています。



「コトバスエクスプレス」 琴平バス
高速ツアーバス時代は新日本ツーリストが企画実施していました。香川県琴平に本社を構えます。香川・徳島から運行していますが、シャトルバスに乗り継ぐことによって愛媛や高知へのアクセスも可能です。



「さくら高速バス」 桜交通 インフォマティック
高速ツアーバス時代はさくら観光が企画実施していました。発着地によって「東京シティライナー」や「白虎ライナー」というブランドがありましたが、乗合移行後は「さくら高速バス」に統一されました。桜交通とインフォマティックの共通ブランド。



「サンシャインエクスプレス」 サンシャインエクスプレス
高速ツアーバス時代は「サンシャインツアー」ブランドで日本案内通信が企画実施していました。サンシャインエクスプレスは兵庫県のバス事業者で東販間の乗合バスを運行しています。

その2へ続く

長崎バス 長崎新地ターミナル その2

$
0
0
その2では長崎新地ターミナルのバスの動きを紹介します。



長崎新地ターミナルにバスが回送されてきました。



1番ホームに到着した経由番号6番の福田車庫前行き。



発車時刻を待っています。



発車時刻となりました。乗客を乗せたバスはバック。



長崎新地ターミナルを発車します。



大通りに出ました。いってらっしゃい!!



長崎新地ターミナル(右側)の隣には長崎バスターミナルホテル(左側)があります。



名前からわかるように、長崎バスのグループが運営しているホテルです。



長崎空港へのリムジンバスは長崎新地ターミナルの前ではなく、ホテルの前に停留所(停留所名は長崎新地ターミナル)があります。



リムジンバス利用者はホテルのロビーを待合所として利用出来ます。ロビーにはリムジンバスの乗車券券売機もありました。



最後に長崎新地といえば中華街。私が訪れた時は長崎ランタンフェスティバルが開催されていて、たくさんの中国提灯(ランタン)が装飾されていました。年間を通じて観光客が多く訪れる場所です。長崎新地ターミナルは、地元の買い物客から旅行者まで、幅広く対応する繁華街のターミナルでした。



<撮影2013年2月>

長崎バス 長崎新地ターミナル その1

$
0
0


長崎県長崎市にある長崎バスの長崎新地ターミナルです。長崎市内の南側に位置し、主に北方面に向かうバスの起終点となります。核テナントとしてダイエー長崎店が入り、多くの買物客で賑わいます。



ターミナルの中に入ってみました。5つの乗車ホームを持つので広いコンコースがあります。



高速バス乗車券や定期券などの乗車券類を扱うサービスセンター。



売店もありました。



1番ホームの入口です。バスが停車すると自動ドアからバスに乗車する事が出来ます。



各ホームの入口にはLED式の発車案内が装備されています。



頭端式のホームが5つあります。1〜3番ホームの様子。



こちらは3〜5番ホームの様子です。



長崎バスは後(中)乗り、前降り方式を採用しています。降車はここではないので前ドアは開きません。



バスが停車している姿をターミナルの外から撮りました。発車時刻になるとバスがバックします。



長崎バスではバスの行き先に経由番号を付加しています。基本的に長崎駅前を基準に北方面へ向かうバスが一桁、南方向に向かうバスが二桁を採用。よって同じバスが往復で違う経由番号を纏う事になります。



ホームの入口にはベンチがあるのでバスが到着するまで座って待つ事が出来ます。



南方向に向かうバスはターミナル内には入らずに大通りに面している場所から発車します。



新地ターミナルが終点のバスの降車もここで行います。

その2へ続く

湯本駅前

$
0
0


福島県いわき市、JR常磐線湯本駅前にある湯本駅前です。新常磐交通が乗り入れます。



特徴的な1〜4番のスイッチバック式のりばと、一般的なタイプの5番のりばの計5つの のりばがあります。



各のりばにはベンチと雨を防ぐ屋根があります。のりばの奥にある白い建物は新常磐交通の湯本駅前案内所と常磐交通観光の店舗が入居している湯本ビル。



3番のりばにバスが停車中。新常磐交通では、後ろ乗り前降り方式を採用しています。



発車を待つバス。



スイッチバックしない5番のりば。福島空港へのリムジンバスが発着します。



JR湯本駅の駅舎です。



駅舎の前にある足湯。ここで湯に浸かりながらスイッチバックするバスを眺めるのは至福のひと時になりそうです♪



発車したバスが湯本駅の駅前通りを走行します。

湯本駅は「いわき湯本温泉」の最寄駅です。かつて常磐ハワイアンセンターと呼ばれた「スパリゾートハワイアンズ」、そして映画「フラガール」の舞台としても有名です。東日本大震災の影響もありましたが、これから徐々に元の賑わいを取り戻す事を願っています。



<撮影2012年3月>

ウィラーエクスプレス関東 ウィラーエクスプレス(ツアーバス)

$
0
0
ウィラーエクスプレス関東 ウィラーエクスプレス(ツアーバス 企画実施:ウィラートラベル)
名古屋駅太閤通口 23時00分発 425便コクーン

2013年の6月中旬の乗車記です。高速ツアーバスの乗合移行期限である2013年7月31日まで残り1ヶ月程となりました。人生最後の高速ツアーバス乗車は、ウィラートラベルが企画実施するウィラーエクスプレス、その中でも2列独立シートの「コクーン」を選びました。



名古屋駅太閤通口、ゆりの噴水前です。高速ツアーバスが多く発車する23時前後は、ツアーの受付を行う乗客で大変混雑する時間です。ウィラーだけではなく、他のブランドの高速ツアーバスの受付も行われていますが、ウィラーの特徴であるピンク色のジャケットを着た係員はすぐに見つかり、迷う事なく受付を行う事が出来ました。「25号車」と書かれた紙を受け取り、案内を待ちます。しばらくすると25号車を呼ぶ声が聞こえてきました。



係員さんの指示に従い、停車しているバスへ。ウィラーエクスプレス関東のセレガが見えます。バスに向かう途中の横断歩道で撮影して乗降口へ。運転手さんと名前の確認を行い、いよいよ車内への階段を昇ります。



そこにはブラックを基調とした個室のようなシェル型の繭(コクーン)が並んでいました。

私はリュックを持ちこんだので荷物が当たって通路が若干狭いなと感じましたが、大きい荷物は床下トランクに預けられますし、その分、個人の座席空間が広い訳ですので、通路の幅に文句を付けるのは筋違いなのかもしれません。



こちらが座席。通常のリクライニング130度+電動ゆりかごリクライニング10度で計140度のリクライニングシートです。電動ゆりかごリクライニングとは、座席の背面だけが倒れるのではなく、背面、座面、レッグレストがまとめて倒れます。早い話が座席自体が後方に倒れるというもの。しかも電動ながらも動作音が静かなので、深夜に動かしても周りに迷惑をかけません。



こちらは貸出の毛布。



座席前方にはプライベートモニターが設置されています。



TVは3チャンネルあり、映画が12本、音楽は32曲、ゲーム15本、オーディオブック(書籍をプロのナレーターが読み上げた耳で聞く本)6本、ウィラー紹介動画8本と、プライベートモニターには盛り沢山のエンターテイメントが搭載されていました。特に音楽やオーディオブックは画面を消灯することが出来るので、光を気にしないで楽しむ事が出来ます。

その他の設備としてプライベートモニターを楽しむための貸出ヘッドホン、電源コンセント、ミラー、無線LANがありました。

23時20分過ぎに消灯となりました。繭(コクーン)に囲まれた座席は後ろを気にしないでフルリクライニングする事が出来ます。従来の座席ですと、特にリクライニング角度が深い座席に座る時は後ろの方に気を使ってしまいがちですが、今夜は全くその心配がありません。この心配をしないで済むのは心理的にストレスがなくてリラックス出来ました。



24時20分に東岡崎駅を発車。ここが最後の乗車地です。



気が付くと寝ていましたが、赤塚パーキングエリアで休憩。雨が凄いので撮影だけして戻ります。



高速バス表示ガイドラインによる高速ツアーバスの表示。この表示もまもなく役目を終える事になります。



再び就寝して深夜の日本平サービスエリアで2度目の休憩です。時刻は深夜の3時前。



相変わらずの雨ですが、東の空が明るくなって海老名サービスエリアで最後の休憩です。たくさんの高速ツアーバスと高速路線バスが駐車しています。都心に入る前の最後のサービスエリアだからでしょうか。みんなよく自分のバスに戻ってこれるなと感心してしまいます。



5時22分、渋谷駅に到着。東急インの前に停車しました。渋谷東急イン前なんて、かつての東急バスの夜行路線「ミルキーウェイ」のようですね。続いて5時40分には新宿西口に到着。到着前に2回、到着後に1回、自動放送が流れました。この自動放送は、音声合成の機械声にしては上手すぎるし、アナウンサー収録にしては抑揚が入りません。どちらなのでしょう。どちらにせよ3回流れても気にならない声なので夜行便には合っていると思いました。



続いて東京駅丸の内口に到着するとバスは首都高速へ。東京ディズニーランドの駐車場に6時30分に到着しました。

雨の東京ディズニーランド。まだ開園時間まで時間がありますが、全国各地からバスで到着した観光客が雨宿りをしていました。中には屋根のある場所で化粧直しをする女性の姿も見られます。東京ディズニーランドの到着する前に、大型のスーパー銭湯に降車地を設け、1時間位経過した後にスーパー銭湯から東京ディズニーランドへのシャトルバスを運行したら需要があるかもしれませんね。

…人生最後となる高速ツアーバスの乗車が終わりました。ウィラーエクスプレスは比較的早くから乗合を意識して運行していたせいか、様々な意味で高速乗合バスに近い高速ツアーバスだったと思います。今回乗車したコクーンからもわかるように、ウィラーエクスプレスは利用者の嗜好に合わせたシートやエンターテイメントで利用者からの支持を集めています。乗合化後も高速バス業界をけん引していくブランドになるのではないでしょうか。

<撮影2013年6月>

・2020年 東京オリンピック・パラリンピック決定

$
0
0
2020年東京オリンピック・パラリンピック決定のニュースが早朝からTVやネットを駆け巡りました。まずは東京開催決定に”おめでとうございます。”

東京がオリンピック・パラリンピックの招致活動を行っている事は当然知ってはいましたが、特に熱く賛成という気持ちはなく、かといって絶対に反対という気持ちもなく、「(東京に)決まればいいな」程度の自分とは遠い世界のお話のような思いがしていました。ところが、実際に東京開催に決定してみると「本当に東京でオリンピック・パラリンピックをやるのか!」と今更ながらに興味を持ち、逆にこれまで強い関心を持っていなかった事に対して後悔をしていたりもします。

東京開催に賛成の方もいますし、反対の方もいると思います。個人的には期日の決まった目標が出来た事は日本にとって良かったのではないかと思います。今から7年後の2020年までに東京を始め、日本はどのような変貌を遂げるのでしょうか。

さて、オリンピッツク・パラリンピックに関連して、今、日本が推し進めているのがインバウンド(訪日外国人旅行客誘致)政策です。「観光立国」の実現は、人口減少、少子高齢化が進む日本にとって消費の増加や新たな雇用の創出など、経済発展に欠かす事の出来ない大きな課題とされています。2008年には国土交通省の外局として観光庁が設立されました。正直なところ、最近よく耳にするインバウンド政策という言葉も「本当にそのような時代が来るのだろうか…」と、今一つピンとこなかったのですが、この2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定というニュースは、インバウンド政策にとって大きな追い風になる事は間違いないでしょう。

バス業界でもインバウンド政策に対応した動きが始まっています。空港リムジンバスを中心に行き先や放送を多言語にしたり、ハイウェイバスドットコムのように予約サイトを5ヶ国語に対応したり、ウィラーのように訪日外国人向けのバス乗り放題券「JAPAN BUS PASS」を販売したりと、訪日外国人旅行客への扉が開き始めました。特にウィラーのように日本の広い範囲で共通したブランドやアライアンスを持っていると、訪日外国人旅行客にとって、わかりやすく利便性も高いのではないでしょうか。

これからのバス事業は日本国内に目を向けるのは当然ですが、外国からのお客様という目線も大事になってくるのかもしれません。

いわき駅前

$
0
0


福島県いわき市JRいわき駅南口にあるバスターミナル、いわき駅前です。新常磐交通とその共同運行事業者が乗り入れます。



再開発によって2010年3月に運用を開始した新しいターミナルです。2階にペデストリアンデッキ、JRの改札があり、1Fの駅前ロータリーにバスターミナルが広がっています。バスのりばは一般路線、高速路線合わせて11バース。



5〜8番のりば側に停車している新常磐交通の一般路線バス。



新しいバスターミナルだけあって近代的なデザインであり、かつ全てののりばに屋根があるので降雨時にも傘をささずにバスに乗車することが出来ます。



3番のりば。



1番と2番のりばは高速バスが発着します。

高速バスは東京駅〜いわき駅間を結ぶ「いわき号」を中心に、県庁所在地である福島駅や、郡山駅、会津若松駅等への県内路線。更に東京ディズニーリゾートへの路線。なんば・大阪駅・京都駅〜いわき駅間を結ぶ夜行バス「シーガル号」が発着します。



高速バスが発着する1番、2番のりばとバス案内所。



LED式の高速バス発車案内が設置されています。



バス案内所に入りました。有人の窓口があり、乗車券類の購入をすることができます。



高速バスだけではなく、一般路線バスの発車案内もありました。



仙台から到着したJRバス東北の高速バス。東日本大震災と関連する事故の影響によりJR常磐線は現在も列車の運行を行っていない区間があります。いわき駅と仙台駅を直接結ぶ交通機関はこの高速バスのみです。



現在、いわき市は人口が増加している都市です。東日本大震災と関連する事故の影響により、復興作業にあたる方々の居住地や、被災された方々の避難先として大都市であるいわき市が選ばれる事が多く、大熊町や双葉町など役場の機能もいわき市内に設けられました。これから交通機関としてバスが果たす役割も重要になってくると思います。

<撮影2012年3月>

・撮ったまま/JRバス関東 H657−07401

$
0
0


新東名スーパーライナーの運用に入ったJRバス関東のH657−07401号車です。



座席の柄が更新されました。(数え間違いがなければ^^;)運転手側10列だった座席は11列に変更され、楽座38席仕様から標準的な楽座40席仕様に変更されています。

※以前の車内はコチラの乗車記から

晴海埠頭 その2

$
0
0


バスのりばは晴海客船ターミナルの玄関にあります。



晴海客船ターミナルのロビー。窓の外に見える吊り橋はレインボーブリッジ。



展望台。3方を海に囲まれた晴海埠頭は東京港を一望できる観光名所でもあります。窓の外に見えているのはお台場。



2020年のオリンピック・パラリンピックは東京に決まりました。選手村が建設されるのは、この晴海埠頭です。



展望台のエレベータホールから見た晴海埠頭。広大な空き地が広がっています。左奥の空き地にはかつてコミックマーケットや東京モーターショーが開催された東京国際見本市会場(その後はカー用品店になった時期もありました)、右側の空き地には東京港で水揚げされた貨物類を運ぶ貨物線(晴海線)や倉庫街がありました。晴海客船ターミナルも含め、この辺り一帯が選手村になります。



晴海客船ターミナルから外を歩いてみましょう。私の晴海の印象は正にコレ。車がほとんど走っていない大きな道路と、左右に駐車している車両達。



これからどのような建物が建設されるのでしょうか。



建設中の豊洲大橋。晴海と豊洲を繋ぐ環状二号線の橋です。将来、環状二号線が新橋や汐留と繋がれば、これまで勝鬨橋を渡る晴海通り経由がメインだった都心から晴海へのアクセスが増強されます。晴海通りの混雑も軽減されるかもしれません。



晴海埠頭の一角に今も残る倉庫街。この先は一般の人は入れません。



貨物線の線路跡地です。私は4年前の2009年9月にこの場所を訪れています。(当時の様子はコチラ)今もアスファルトを被った線路は残っているのでしょうか。計画ではこの場所には選手村のスタッフセンターや歓迎センターなどが建設される事になっています。



再開発の進む晴海埠頭。



これまでの晴海らしい光景も、オリンピック・パラリンピックに向けた工事が始まれば消えてしまいます。そして新しい晴海へと生まれ変わります。



2020年に向けて、これから東京で一番景色が変わると思われる晴海埠頭でした。



<撮影2013年9月>

晴海埠頭 その1

$
0
0


東京都中央区にある晴海埠頭です。晴海客船ターミナルの施設内にあり、都営バスが乗り入れます。



晴海客船ターミナルの外観です。日本国内外のクルーズ客船などが寄港するターミナルですが、便数は多くなく発着のない日は静かな場所です。大きなホールがあるのでイベントが開催される事もあり、東京都交通局のバスの日イベントもここで開催されています。



晴海埠頭を発着する路線バスは3路線。1番のりばから発車するのは錦13系統の豊洲駅前経由、錦糸町駅前行き。



1番のりば。



2番のりばから発車するのは都03系統「グリーンアローズ」の銀座四丁目経由、四谷駅行き。



かつては新宿駅西口まで運行していた都03系統。地下鉄大江戸線開通によるダイヤ改正によって四谷駅〜晴海埠頭間に短縮され、便数も減少しています。



3番のりばから発車するのは都05系統「グリーンアローズ」の銀座四丁目経由、東京駅丸の内南口行き。晴海埠頭に発着するバスの中で一番高頻度で運行されています。



客船ターミナルだけあって、外国人旅行客が多いのでしょうか。英語のバス乗車案内もありました。



1番〜3番のりばを後ろから見ました。右側が1番、2番のりば。中央が3番のりば。左側が観光バスのスペースです。



到着するバスは、のりばの手前にある降車場に停車します。



発車時刻まで時間調整をするバス達。

その2へ続く

・姿を変え始めた東京駅八重洲南口

$
0
0


2013年12月のリニューアルを控え、9月11日から工事の為に東京駅八重洲南口の5〜8番のりばが変更になりました。



右側が過去ののりばです。



1車線になったためにバスの入線順序など、予め決まっているようです。



新常磐交通 いわき〜郡山〜会津若松線

$
0
0
新常磐交通 いわき〜郡山〜会津若松線 
いわき駅 15時20分発

2012年3月、いわき駅から郡山駅までのバス旅です。



平日15時過ぎのいわき駅です。郡山・会津若松経由の鶴ヶ城・合同庁舎行きののりばには行列が出来ていました。始発の上荒川から到着したバスは新常磐交通所有のいすゞ+富士のスーパーハイデッカー。前々から乗車したいと思っていた車両がやってきたので心の中でガッツポーズです。



幸運にも一番先頭の座席が残っていたので当然一番前へ。発車までに乗客はどんどんと集まり、20人弱の車内になりました。



見よ!このスーパーハイデッカーからの前面展望。元々は東京〜いわき間の「いわき号」で運用されていた車両ですが、今は県内高速で活躍しています。



いわき中央インターが近づくと、このような道路情報板が現れました。東日本大震災と関連した事故により常磐自動車道の広野以北は今も通行止になっています。(2013年度中の再開を予定しています)



いわき中央インター付近にある停留所、いわき好間です。ここはパーク&バスライドに対応した停留所になっていて、新常磐交通の案内所もあります。



続いて、いわき中央IC(ここもパーク&バスライド対応停留所)を発車すると、いわき中央インターから常磐自動車道に入り、いわきジャンクションからは磐越自動車道へと進路を向けます。



会津若松(鶴ヶ城・合同庁舎前)からやって来た福島交通とすれ違いました。福島県は浜通り、中通り、会津の3つに分ける事が出来るのですが、この路線は浜通りを担当する新常磐交通、中通りを担当する福島交通、会津を担当する会津乗合自動車の3事業者が古くから運行しています。磐越自動車道が開通する以前から一般道を走行する特急バスとして共同運行している歴史ある路線なのです。



常磐自動車道の北方面が未だに通行止になっているという先入観があるからかもしれませんが、私が想像していたより磐越自動車道の交通量は多く感じました。自宅に戻ってから色々と調べてみたところ、確かに震災前と震災1年後で比べると交通量は増えているそうです。かつて新潟県中越地震で関越自動車道の一部区間が2週間ほど通行止になった時も磐越自動車道の交通量は大幅に増えたそうですし、太平洋側の福島県いわき市と日本海側の新潟県新潟市を結ぶ磐越自動車道が迂回路という意味でも重要な高速道路である事がわかります。



ここで車内の様子を紹介します。4列シートで中央床下にトイレが設置されています。



16時06分、一旦高速道路を降りて小野インターに到着。磐越自動車道内ではいわき〜郡山間で唯一の停留所です。ここで3人の乗車がありました。



約50分間の高速道路走行を終え、郡山東インターで一般道に降ります。



福島交通の一般路線バスとすれ違うと…



郡山駅前に到着しました。私は郡山駅前で降車しましたが、バスは会津若松の鶴ヶ城・合同庁舎前まで向かいます。車内には4人残りましたので郡山市内で降車でなければ浜通りから中通りを通過して会津までの乗車という事になりますね。この路線の郡山〜会津若松間はかつて乗車した事があるので、いわき駅前〜上荒川や会津若松駅前〜鶴ヶ城・合同庁舎前などの末端区間を除くと主要区間は全線乗車となりました。福島県って横に長いですね。

<撮影2012年3月>

・台風の3連休

$
0
0


日本に上陸した台風の最中、私はちょうど東北を旅行中でした。幸いにして台風が最も接近している時は長距離移動中ではなかったので行程には問題ありませんでしたが、せっかくの連休なのに大雨でガッカリです。それでも雨の止んだ夜には活動を開始して夜行バスを撮影して来ました。

ここは青森県の弘前。台風一過の夜空は澄んでいますが、風が強く雲の動きも激しくて、月明かりに照らされた空は撮影する度に違う表情を見せてくれます。停車しているのは旅バスの「キラキラ号」高速バス西新宿行き。青森県は台風の通過が日中であった為に各社の夜行便は運休する事がなく、無事に運行が出来ました。鉄道は夕方から全線運転見合わせになり、運転を再開したのは翌朝。道路という比較的自由度の高い場所を走るバスの利点を感じた瞬間でした。

・撮ったまま/弘南バスの新車

$
0
0


2013年8月登録の三菱ふそうエアロエース、床下直結冷房仕様です。スカイ号で運用されています。



車内はドア側が9列+トイレ、運転手さん側が10列で、最後尾には運転手さんの休憩スペース(?)らしき場所がありました。



青森200か・814 32501−6号車

ジャムジャムエクスプレス JAMJAMライナー JX301便 東京〜青森

$
0
0
ジャムジャムエクスプレス JAMJAMライナー JX301便 東京〜青森
東京(鍛冶橋) 21時45分発

2013年9月の3連休。東京から青森までJAMJAMライナー乗車記です。

乗車する3週間前の事です。私は9月の3連休に東京から青森まで高速バスで移動する事に決めていました。せっかくなので高速ツアーバスから乗合移行したバスに乗車してみましょう。私が希望するのは3列シート。「WILLER EXPRESS」と「JAMJAMライナー」の2ブランドが見つかりました。「WILLER EXPRESS」はツアーバス時代に乗車した事があったので、今回は「JAMJAMライナー」に決定。8月下旬に9月の時刻と価格が発表されたので、東京→青森の価格を確認しました。すると価格は・・・・・・12200円。さすが3連休前の金曜日。強気な価格設定です。安い日は5300円と表示されているので倍以上の価格差です。この価格を見て、購入するかどうか悩んでしまいました。まだ3週間前なので他の事業者の3列シートも残っています。弘南バスの「津輕号」なら7500円なのです。

…それから1週間が経ち、他の事業者は満席になり始めましたが「JAMJAMライナー」は未だに空席が残っています。価格が変動する幅運賃を採用しているので価格が下がる可能性が(上がる可能性も)ありますが、満席になってしまっては困ると覚悟を決めて12200円で購入を決意、手続きをとりました。

それから数日後、12200円だった価格は10300円に下がります。するとその3日後には満席の文字が出現。なんとも購入するタイミングは難しいです。



さて、当日になりました。集合場所の東京駅の鍛冶橋駐車場へ。始発の東京ディズニ−ランドから到着した21時45分発の青森行き「JAMJAMライナー」は緑色のいすゞガーラSHD。同時刻に発車する「ユタカライナー」や「きときとライナー」と並びました。運転手さんの受付を済ませ、車内へ。今夜の座席は一番前の1Aです。



東京駅を発車しました。

今回、私が一番先頭に座れたのは、「JAMJAMライナー」の公式サイト(日本ユース旅行)で購入したからです。高速ツアーバスから高速乗合バスに移行したブランドは、座席指定が出来ないケースが多いのですが、今回のように「JAMJAMライナー」の公式サイトで購入すると「確約の無い希望」として座席をリクエストする事が出来ます。あくまで確約ではないので運次第なのですが、今回は運良く希望の座席に座る事が出来ました。



続いてバスは最終乗車停留所の新宿(高速バス西新宿)に到着します。ここで車内は満席になりました。22時30分に発車。前面のカーテンが閉まりました。続いて音楽付きの自動放送で車内設備の案内が流れます。運転手さんの説明によると、佐野サービスエリアで休憩後に消灯になる予定だとか。



1時間程走行し、日付が変わりそうな24時前に佐野サービスエリアに到着しました。

前面の行き先LEDは「盛岡・弘前・青森」。これまでの都市間高速バスの仕組みですと、バスの運行は路線の両端にあるバス事業者同士の共同運行という形になるのが通例です。(例えば東京〜青森間の高速バスだったら東京側の事業者と青森側の事業者の共同運行)ところが、私が乗車している路線の営業所は東京のみ。昔でしたら、東京のバス事業者が遠く離れた盛岡や弘前、青森で営業活動をするのは難しく、かつ乗車券をどこで売るかという問題もありましたが、インターネットの普及でそれらの問題は解決しつつあります。従来の共同運行の利点もたくさんありますが、しがらみの少ないこのような単独運行は、かつての都市間高速バスの通例を塗り替えました。



休憩中にニュープリンス高速バスの「WILLER EXPRESS」と並びました。あちらは秋田への便です。その後、佐野サービスエリアを発車、車内は消灯となりました。それでは寝ますか。おやすみなさい・・・・zzz

…今回、初めて高速ツアーバスから高速乗合バスに移行した高速バスに乗車しました。この新しいタイプの高速バスのチケットを購入するには2つの肝があると感じます。

1、「どこで買うか」
ネットで高速バスのチケットを購入する時代になりつつありますが、ネットには高速バスを扱っているサイトが複数あります。まず、一番有名なサイトは”楽天トラベル”です。扱っているバス事業者の数も多いですし、楽天で購入すれば楽天のポイントがたまります。続いて”ブランドの自社サイト”も要チェック。私が乗車している「JAMJAMライナー」のように確約のない座席希望のリクエストが出せたり、ブランドによっては座席指定が出来るサイトもあって、自社ならではの細かい配慮が魅力です。それから、取り扱い便数日本最大級を誇るホワイト・ベアーファミリーの”高速バスドットコム”も見逃せません。こちらでは、私が乗車している「JAMJAMライナー」東京〜青森間の中央最前列にある1B席(足元が若干狭い)を「訳ありプラン」として安く販売していました。こちらも独自のポイントサービスがあります。

3、「いつ買うか」
今でしょ?^^;…いえいえ、すぐに買うのが安いとは限りません。幅運賃の採用によって、購入するタイミングで価格が変動する路線もあります。今回乗車した「JAMJAMライナー」の車内に掲出されている運賃表によると、東京〜青森間の設定運賃は13100円(但し、この価格で発売する事はほぼないと思われます)で、繁忙期のS割引(上限12450円〜下限9960円)から最安値のJAM割(上限5240円〜下限4190円)まで曜日や日付によって6つの割引運賃が設定されています。もしかしたら、更に安い営業割引だって出るかもしれません。とは言え、価格が下がるまで粘って満席ではシャレになりませんので注意が必要です。

これまでの常識ですと、早く購入すればするほど「○日前割引」で価格が安くなる傾向にありましたが、価格が変動するタイプでは乗車日が近づくにつれて価格が安くなる傾向にあるように思えます。なるべく残席を出さないように考えられているのでしょう。



おはようございます。外は明るくなり、盛岡駅西口バスターミナルに到着。弘前や青森の利用がメインかと思われたこの路線ですが、盛岡でもそれなりに降車がありました。



田山パーキングエリアで休憩。



ここで車内の様子を紹介します。3列独立シートで中央床下トイレを採用しています。座席にはフットレスト、レッグレストの装備があり、公式HPでは触れられていませんが、この便ではコンセントが設置されていました。設置されていない車両もあるのかもしれません。



この便では貸出の毛布に、スリッパ、アイマスク、空気枕(公式HPでは触れられていない)のサービスが付きました。



東北自動車道を降りて、弘前駅城東口に到着。発車後は再び東北自動車道へ。



10時00分、終点の青森駅前に到着、宮城交通の「ブルーシティ号」と並びました。

最後に、価格が変動する幅運賃を採用している路線は、購入するのに価格を特に意識する必要があると感じました。上手く使えば安い価格で乗車することが出来ますね。

<撮影2013年9月>

東北アクセス 原ノ町駅前 南相馬高速バスターミナル

$
0
0


福島県南相馬市、JR原ノ町駅前にある東北アクセスの原ノ町駅前、南相馬高速バスターミナルです。東北アクセスのバスが発着します。



2013年4月から運用を開始した新しい待合所です。



中に入ってみましょう。



飲料の自動販売機とトイレ、ベンチがあります。



思わず座ってみたくなるようなバスの座席も置いてありました。



パンフレット類。



待合所の中から見た停留所。仙台駅西口行きの高速バスが停車中。



はらまち旅行だった事業者名は2013年6月から東北アクセスに変更になりました。南相馬の原ノ町に本社を構え、仙台へ10往復、福島へ4往復、毎日運行されています。(2013年9月現在)



近隣には新常磐交通や福島交通の停留所もあり、地域路線の他、福島交通も原ノ町〜福島間のバスを毎日4往復運行しています。



福島駅西口からバスが到着しました。



2013年9月現在、南相馬市を発着する鉄道はJR常磐線の原ノ町駅〜相馬駅間のみしかありません。仙台方面は相馬駅から代行バスが運行されていますが、上野方面は事故の発生した福島第一原子力発電所が存在するために代行バスの運行がなく、内陸である福島方面に迂回する必要があります。

乗り継ぎなく仙台へ、そして県庁所在地の福島へ。バスは南相馬市を発着する重要な公共交通機関として活躍しています。



<撮影2013年9月>

・撮ったまま/2号車が出た遠鉄バスの「e−LineR 新宿線」

$
0
0


10月の日曜日。遠鉄バス「e−LineR 新宿線」では2号車が出ました。1号車は所定の738号車エアロエース。



そして2号車は516号車エアロバスです。



前面と側面には2号車の案内表示が出ています。



実は516号車は、遠鉄バスが新宿線に参入した時の初代担当車で、車体には「浜松-渋谷・新宿」のデザインが装飾されていました。運行開始は2011年3月、東日本大震災が起きた直後です。新宿に遠鉄バスが乗り入れるなんて、当時は相当衝撃的な出来事でしたので、よくおぼえています。その後、秋に新車のエアロエースが導入されると新宿線の担当は516号車からエアロエース738号車に譲りました。



新宿線の担当を新車に譲った516号車ですが、2011年12月に参入した大阪線の初代担当車として、今度は「大阪-浜松」のデザインを装飾されて登場します。しかし、何とこちらでも2012年夏に新車のエアロエース772号車が導入されてしまい、再び主役の座を受け渡してしまいました。



現在の516号車は、特定の路線デザインはされていません。(ネットで検索すると最近は横浜線にも入っているようですね。)516号車が担当すると、その後、路線が成長して新車が入るという縁起の良い車両。久しぶりに新宿で516号車を見て、思わず「おかえり」と声をかけてしまいたくなりました(*^_^*)
Viewing all 2318 articles
Browse latest View live