Quantcast
Channel: バスターミナルなブログ
Viewing all 2317 articles
Browse latest View live

急行 横手本荘線

$
0
0
急行 横手本荘線
横手バスターミナル 10時35分発 羽後交通



横手バスターミナルに「急行 本荘」の幕を出したバスが到着しました。これから乗車する急行・横手本庄線です。秋田県の内陸側である横手駅と、沿岸側である本荘を結ぶ路線で、1日に5往復が運行されています。一般路線バスとしては長い1時間48分の所要時間を楽しむ事にしましょう。



横手バスターミナルを私一人の貸切状態で発車。しばらくは横手の市街地を走行します。



国道107号を中心に、ところどころ旧道に入って集落をまわります。国道では広い道も集落ではこんな感じ。バスは慎重に走行しています。貸切状態でスタートしたこの便ですが、区間乗車があるようで、乗客が乗っては降りてを繰り返していました。横手と本荘の都市間輸送というよりは地元密着型のようです。



車内の様子です。どうやら元川崎鶴見臨港バスのようですね。昔、川崎駅で見た事がある車両だったりして?!



さて、車内には運賃表示器がありません。利用者は三角運賃表で確認するシステムになっています。本荘営業所ゆきと書かれているので終点に着く度に運転手さんが差し替えているのでしょう。



運賃表示器がないという事は運転手さん用の運賃表もあります。上の運賃表をペラペラとめくっています。



11時18分、雄物川を渡ります。このところ雨続きだったせいか、豊かな水量でした。



山に入って来ました。どんどん速度は下がり、運転手さんはシフトダウン。バスも頑張ります。



11時25分、トンネルでサミット。トンネルを抜けると下り坂、由利本庄市に入りました。



その直後、急行横手バスターミナル行きとすれ違い。あちらは7mのチョロQのようです。



老方の集落を走行中。この辺りは道路工事中でダートになっています。ダートを走る大型バスは貴重な体験ですが、ゆっくり走っても乗り心地が驚くほどに悪く、ぴょんぴょん跳ねています。更に工事区間のラストは工事車両脇のすり抜けです。狭い場所でもするりと運転してしまう運転手さんの腕に脱帽!



JR羽越本線を陸橋でまたぎます。終点が近付いてきました。



本荘の街中を走行すると…



12時23分、終点の本荘営業所に到着しました。横手〜本荘間はかつて鉄道で結ばれる計画がありました。横荘鉄道(羽後交通の前身)は横手側と本荘側からそれぞれ鉄道の建設が進めてきましたが、残念ながら結ばれる事はなく横手側は1971年に全線廃止、本荘側も国有化(国鉄矢島線)、その後第三セクターに転換されて由利高原鉄道となり、現在に至ります。鉄道では果たせなかった横手〜本荘間の輸送は、今は1日5往復のバスが受け継いでいます。

<撮影2010年9月>

・撮ったまま/東武バスセントラルの新車

$
0
0


東武バスセントラルに入った今話題のエルガミオです。西新井営業所で撮影しました。登録が23年12月でしたので時期的にSDG-ではないかと思われます。



リアです。私が見た限りでは同年式を4台確認でき、2台がスカイツリーシャトル仕様、2台が通常仕様でした。



残念ながら全て入庫していて乗車する事が出来ませんでした…(涙)



2857号車 足立200か 2432
2858号車 足立200か 2433
2867号車 足立200か 2434 スカイツリーシャトル仕様
2868号車 足立200か 2435 スカイツリーシャトル仕様

・ウィラーエクスプレス 路線バス参入「大阪南港〜大阪梅田・京都線」運行開始

$
0
0


2011年12月22日より、ツアーバス最大手であるウィラーグループのウィラーエクスプレスが路線バスの運行を開始しました。大阪南港〜大阪梅田・京都間の直行バスで、大阪南港の各3つの埠頭(南港フェリーターミナル・かもめフェリーターミナル・コスモフェリーターミナル)へ3系統、計5往復運行されています。



行き先表示が付きました。「1」とは系統番号で、かもめフェリーターミナル発着の路線です。



停留所もバスの塗装と同じようにピンク色でデザインされています。



かもめフェリーターミナルへは1日2往復運行されます。



かもめフェリーターミナル8時10分発の初便です。車両は大宇製のバスが用意されました。

同社ではフェリーとバスを組み合わせた商品を発売していますが、路線バスですのでバスのみの利用も可能となっています。

・「SORIN号」運行開始

$
0
0


2011年12月21日より、京都・大阪・三宮〜中津・別府・大分を結ぶ夜行バス「SORIN号」が運行を開始しました。画像は京都駅八条口に入る開業2日目の大分行き。この日の担当は大分バスでした。



西工C1ボディの車両が充当されていました。ネットで色々と検索したらシャシーは日野セレガだそうです。



京都駅八条口と大分行きの方向幕。



京都市交通局と並びました。20時10分に京都駅八条口を発車、その後、あべの橋駅、近鉄なんば駅西口、大阪駅前、三宮バスターミナルを経由して明朝に大分へと到着します。京都側が近鉄バスで、大分側が大分バス、大分交通、亀の井バスの計4社の共同運行です。新規開業路線でこれ程多い共同運行は久々かもしれません(大分側事業者を撮影するのは大変ですね。1サイクルするのに6日かかります(^^ゞ)

大阪南港〜大阪梅田・京都線

$
0
0
大阪南港〜大阪梅田・京都線 ウィラーエクスプレス
かもめフェリーターミナル 8時20分発



2011年12月21日、この日よりツアーバス最大手であるウィラーグループのウィラーエクスプレスが路線バスの運行を始めました。夜行バスで大阪入りし、地下鉄とニュートラムを乗り継いでフェリーターミナル駅へ、そこからタクシーで約1000円(大阪市営バスもありますが、今回は事前に調べなかったので…)かけて今回の始発停留所である かもめフェリーターミナルに到着しました。これから乗車するのは8時20分発の京都駅八条口行きです。予約定員制の為にドアの前で運転手さんがバインダーに挟まれた乗客名簿を持ってお出迎え…ではなく、運転手さんが持っているのはタブレットPC。なんだか近未来的なお出迎えです。

8時20分、発車時刻にはなりましたが、連絡する鹿児島県志布志からのフェリーの到着が遅れているとの事。このバスは路線バスですが、フェリー連絡という目的を持っているためにフェリーの到着が遅れた場合はバスの発車を遅らせる事があるのです。運転手さんが低姿勢に「発車が遅れ、申し訳ございません」と謝ってくれるのですが、この辺りは港湾地区、すなわち住民など(恐らく)いない場所ですから本来はフェリー利用客以外はいる訳がないのです。私の方こそ謝って頂いて申し訳ないところです。



そんな訳で発車まで車内の様子を撮影させてもらいました。車両は大宇製のバス。4列ですが、ツアーではリラックスと呼ばれる車両です。ウィラーのHPによると、この路線では座席がプレミアム、リラックス、NEOの3タイプあるようです(運行日や便によって違う)



よくウィラーの広告で見かける座席だけに正直気になっていました。カノピーという顔の隠れるフードに140度のリクライニングシート、そして足のせ。座席の関節の部分が目立たないので、やさしい印象を受けます。これなら若い方や女性でも座席に座って夜を明かすという重たいイメージが和らぐ事でしょう。座席も近未来的ですね。



さて、遅れていたフェリーが到着し乗客が乗り換えました。かもめフェリーターミナルを発車、私を入れて8人の乗客でまずは大阪梅田を目指します。8時54分に南港中から阪神高速に入りました。



すぐ左下に南港フェリーターミナルが見えました。ウィラーエクスプレスは、ここからも発着しています。



バスは16号大阪港線に入りますが、阪神高速はわずか10分程度しか走りません。波除で一般道へと降ります。



土佐堀の交差点を左折して なにわ筋に入ります。中之島を渡り、しばらくすると大阪環状線の福島駅が見えてきました。



かもめフェリーターミナルを発車してから約35分後の9時25分、梅田スカイビルにあるウィラーバスターミナル大阪梅田に到着しました。ここで運賃の収受です。ここで降りる乗客も京都まで乗り続ける乗客も座ったまま現地係員に運賃を払います。運賃箱がないためですが、運賃形態も単純ですし、大して時間もかからなかったので、わざわざ高価な運賃箱を用意しなくても十分という判断なのかもしれません。接客も良く、このシステムでも問題なく感じました。バスが混雑しているとまた違ってくるかもしれませんが…。その後5人の乗客が降車し、車内は3人となりました。



発車後、阪急の中津駅横を通って新御堂筋へ。只今、新大阪駅付近を走行中。



9時54分、吹田インターから名神高速道路に入ります。しばらくして夜行バスの疲れが出たのか、うっすら寝てしまい記憶がとぎれとぎれ。京都南インターで目が覚めました。



京都の街を走行していると、前方からピンク色のウィラーカラーとすれ違います。京都駅八条口を10時15分に出た便のようです。



ところで、開業を記念して乗客には記念品が配られていましたのでご紹介。ウィラーのロゴ入り、飲料を入れるアルミボトルです。ウィラーらしく色はピンクでした。



そして終点の京都駅八条口に到着です。ウィラーエクスプレスの路線第1弾は旅行会社らしくフェリーとバスを組み合わせた商品を発売できる大阪南港でした。路線バスで初めて大宇のバスに乗れる路線でもあります。乗車してみて、まもなく本格的に始まる新高速バスの雰囲気を一足早く感じる事が出来ました。

<撮影2001年12月>

羽後交通 本荘営業所

$
0
0


秋田県、由利本荘市にある、羽後交通の本荘営業所です。その名のとおり、羽後交通のバスの営業所がターミナルになっていて、羽後交通と、その共同運行事業者が乗り入れます。一番近い駅はJR羽越本線と由利高原鉄道の羽後本荘駅ですが、バスターミナルから駅は距離があります。



右側がターミナルの建物で、左側が旅行代理店です。バスはこの間を出入りし、その奥にバスの車庫があります。発車を待っているのは玉米行きのバス。



建物の中に入ると、有人の窓口がありました。



待合室の様子です。



飲料の自動販売機の上にはTVが置かれています。



最近見かけなくなった、ピンクの公衆電話もありました。



羽後交通観光の旅行代理店です。



矢島案内所行きの一般路線バスが発車しました。長距離の路線は仙台への高速バス、東京への夜行バス「ドリーム鳥海」が乗り入れますが、横手への急行バス、秋田への急行バスなどもあります。



<撮影2010年9月>

・見たまま/「東京ゲートブリッジ」

$
0
0


東京湾にかかる建設中の橋、「東京ゲートブリッジ」を見に行ってきました。

江東区の若洲と大田区の城南島を結ぶ東京湾臨海道路の一部となる橋で、若洲と中央防波堤の間にかかるトラス橋です。羽田空港を離発着する航空機のために高さ制限があり、なおかつ大型船舶の通過も多い事から独特の形状になりました。若洲側から中央防波堤方向を撮影しています。



若洲側から「東京ゲートブリッジ」へのアプローチ。工事が進んでいます。



付近には橋を紹介する看板もあります。



ちなみに橋に行かずに側道へ進み、ぐるりと半周すると都営バスの停留所「若洲キャンプ場前」があります。



東陽町駅前〜若洲キャンプ場前間、木11系統(折返系統)の終点です。

この「東京ゲートブリッジ」は2012年2月に開通予定で、湾岸の道路の混雑緩和が期待されています。ちなみに若洲側は木11系統、中央防波堤側は波01系統(どちらも都営バス)のバスが運行されています。路線の性格からして「東京ゲートブリッジ」を経由して繋がる事はないと(勝手に)思っていますが、この橋をバスで渡ったらさぞかし気持ちよい事でしょう。渋滞する首都高を迂回してくる空港リムジンバスあたりは通るかもしれませんね。

ちなみに橋の対岸、中央防波堤は東京都以下の住所がまだ決まっていない珍しい場所だったりします。



<撮影2011年11月>

庄内交通 酒田庄交バスターミナル その2

$
0
0


左側がバスターミナルの正面玄関(右側は旅行代理店)なのですが、バスターミナルはフェンスの奥側であり、駐車場(遊技施設店のもの)とは繋がっていません。



なのでバスターミナル正面玄関に向かうには旅行代理店の左側「入口」と書かれた小道を進んで正面玄関に向かいます。



夜間の撮影ですが、このような細い場所を進みます。フェンスといい、横切る小階段といい、とても不自然な造りです。こういう状態なので正面玄関からバスターミナルに向かう人は少なく、公道と直結しているホームからターミナルに向かう人がほとんどです。何故、このような不自然な造りなのでしょうか。実は酒田庄交バスターミナルは2005年まで商業施設併設型のバスターミナルでした。核となる商業施設はダイエーで、隣接して庄内交通のバスターミナルが併設されていたのです。しかし、ドーナツ化現象による郊外大型商業施設の開店やダイエー本体の不振などにより、2005年8月をもってダイエー酒田店は閉店、その後、敷地は遊技施設店に売却されたものの、バスターミナルは変わらずに営業しているので、このような造りになっているのです。



ターミナルの正面玄関にたどり着いて、中に入りました。待合室になっています。扉を開くとすぐにホームです。



有人の窓口があり、乗車券を購入する事が出来ます。



飲料の自動販売機とコインロッカーがあります。



ホームの のりばには、このような案内がありました。



夜のバスターミナル。東京駅行きの「夕陽」(国際興業)が停車しています。



<撮影2010年9月>

庄内交通 酒田庄交バスターミナル その1

$
0
0


山形県酒田市、JR酒田駅より徒歩4分の場所にある庄内交通の「酒田庄交ターミナル」です。庄内交通と、その共同運行事業者が乗り入れます。



ターミナルの形状から説明します。この画像には手前から1番のりば、2番のりばと続き、屋根のない3番のりば、4番のりばまで写っています。



3番のりばから2番のりば方面を見てみます。



2番のりばには仙台行きの宮城交通「SSライナー」が停車中。



更に奥には屋根のある5番のりばまであります。



5番のりばには一般路線バスが停車中。



のりばを発車したバスは、ぐるっと回って…



再びターミナルの入口に出て、公道へと出ていきます。

その2へ続く

【定点】浜松町バスターミナル 年末夜行 2011/12 その4

$
0
0
「ノクターン」
浜松町バスターミナル 22時15分発 弘前・五所川原行き 弘南バス・京浜急行バス



1号車



2号車



3号車



4号車



5号車



6号車



8号車



9号車



10号車



11号車



12号車



13号車



14号車



15号車

「ノクターン」は14台運行でした。7号車の設定はありません。

以上、2011年年末、帰省ラッシュの夜行バス撮影でした。

<撮影2011年12月>

【定点】浜松町バスターミナル 年末夜行 2011/12 その3

$
0
0
「TOKYOサンライズ」
浜松町バスターミナル 22時30分発 新庄駅前行き 東北急行バス・山交バス



1号車



2号車



3号車



4号車



5号車



6号車

「TOKYOサンライズ」は6台運行でした。

「シルフィード号」
浜松町バスターミナル 22時35分発 舞鶴営業所行き 京都交通



1号車



2号車

「シルフィード号」は2台運行でした。

その4へ続く

【定点】浜松町バスターミナル 年末夜行 2011/12 その2

$
0
0
「ビーム1」
浜松町バスターミナル 22時00分発 浄土ヶ浜パークホテル・道の駅やまだ行き 岩手県北自動車・羽田京急バス(東洋観光)



1号車



2号車



3号車



4号車



5号車 

「ビーム1」は5号車まで出ました。5号車は京急側の増便で東洋観光の車両です。

「レインボー号」
浜松町バスターミナル 22時10分発 山交ビルバスターミナル行き 東北急行バス



1号車



2号車



3号車

「レインボー号」は3号車まで出ました。

※ 順番的には22時15分発の「ノクターン」なのですが、台数が多いので"その4"で紹介します。

「レイク&ポート号」 
浜松町バスターミナル 22時25分発 田沢湖駅前行き 羽後交通



1号車



2号車



3号車



4号車



5号車



6号車

「レイク&ポート号」は6号車まで出ました。

その3へ続く

【定点】浜松町バスターミナル 年末夜行 2011/12 その1

$
0
0
今回は2011年年末の浜松町バスターミナルを21時20分以降に発車した夜行バスを全て撮影しました。なお、撮影順ではなく、号車順に並べてあります。

「キャメル号」
浜松町バスターミナル 21時20分発 鳥取・倉吉行き 日本交通・日ノ丸自動車



1号車



2号車



3号車



4号車



5号車



6号車

「キャメル号」は6号車まで出ました。

「ルブラン」
浜松町バスターミナル 21時35分発 倉敷駅北口行き 羽田京急バス・両備バス



1号車



2号車



3号車

「ルブラン」は3号車まで出ました。

「エディ号」「ムーンライトエディ号」
浜松町バスターミナル 21時50分発 川島(徳島)行き 羽田京急バス・徳島バス



1号車



2号車



3号車

「エディ号」「ムーンライトエディ号」は3号車まで出ました。

その2へ続く

・撮ったまま/「ライオンズエクスプレス」の新車(SHD)

$
0
0


西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」の新車(SHD)です。2011年12月8日より、西武観光バスと共同運行で運行開始した「ライオンズエクスプレス」は、HDの新車が用意されましたが、26日(ネットの新聞報道から)の福岡発よりSHDの新車が運行を開始しました。画像は池袋駅東口を発車する西鉄天神バスセンター行き8546号車。



繁忙期だけあって、この日の「ライオンズエクスプレス」は2号車まで出ました。2号車はこれまで西鉄高速バス側の「ライオンズエクスプレス」を担当していた8529号車。この車は今後どうなるのでしょうか。SHDとHDの全高の差がよくわかります。



池袋駅東口を発車しました。



西武百貨店の前をぐるりとまわって、次の乗車停留所であるYCAT(横浜駅)へ向かいました。

・2011年を振り返って・・・

$
0
0
2011年は終わり、まもなく2012年へと時を刻もうとしています。



2011年を語る上で、もっとも外せない出来事が3月11日に発生した東日本大震災です。地震だけではなく、その後の大津波、そして原子力発電所の事故と、とても悲しい出来事が続きました。交通網への被害も大きく、鉄道は新幹線をはじめ、路線の長期運休(現在も再開の目処が立っていない路線も多くあります)が発生し、東北と関東を結ぶ路線が寸断されました。道路も東北自動車道が緊急交通路に指定され、緊急車両以外は通行する事ができなくなり、その為に東北と関東を移動する人々は日本海側への迂回を強いられる事になます。そんな中、いち早く太平洋側の東北と関東を陸路で結ぶ事が出来た公共交通は高速バスです。交通網の寸断を受け、警察庁は高速バスにも緊急交通路を走行できる確認証票を交付開始、体勢の整った高速バス事業者から順次、路線の再開や増便、新規路線の開設などが行われています。特に東北新幹線が那須塩原駅以南のみの運転だった事もあって、東北新幹線に連絡する那須塩原行きのバスなどが運行されました。その後、東北新幹線の開通区間が延伸されたりしてバスの運行形態も変化、4月24日の東北自動車道全線一般開放、29日の東北新幹線全線開通によって、東北と関東の大動脈はほぼ復旧、現在も全ての路線が元の体勢には戻っていませんが、緊急支援のために運行されていた路線は順次運行を終了しています。災害時に道路さえ使えれば、バスがとても有効な交通機関になる事が証明されました。



バスターミナル関連では大きな移転が2つありました。5月のJRバス関東「新宿駅新南口」と6月のジェイアール西日本バス「大阪駅JR高速バスターミナル」オープンです。前者は再開発のために代々木駅方向に一時移転、後者は長年親しまれてきた桜通口から北口に完全移転し、名称も「大阪駅桜通口」から「大阪駅JR高速バスターミナル」に変更となりました。特に後者はビルの1階に入ったバスターミナルで、大型の発車案内表示器など利用者にわかりやすく、見た目も斬新な新時代の高速バスターミナルとなっています。その他にも10月にはしずてつジャストラインの「新静岡バスターミナル」が商業ビル"セノバ"の中にオープン、近年衰退の傾向にある商業施設型ターミナルに新しい風を送りました。残念なニュースでは、9月をもって信南交通の「飯田バスセンター」が廃止されています。



2011年の最後を締めくくる12月には、ツアーバス最大手であるウィラーグループのウィラーエクスプレスが路線バスに参入しました。長年続いてきた路線バスとツアーバスの問題に対する議論ですが、2011年5月に「バス事業のあり方検討会」において中間報告が出され方向性が定まってきました。主な内容では、現行の規制の見直しと共にツアーバス事業者に対して新高速バス事業の許可をとることを求めます。そしてターミナル駅周辺の停留所確保のために調整の場を設置。また、一定の規模で高速路線の貸切バス事業者への委託が緩和されます。これにより繁忙期など、車両が大量に必要な時には、これまで以上に貸切バス事業者に委託をする事で効率的な運行や経営をする事が出来るようになります。この「新高速バス規制」が本格的に始まる事によって、ツアーバスと路線バスが同じ土俵に立ち、ある時はライバル、ある時は仲間として高速バスの発展が期待されます。こちらの動きは2012年以降も気になるところです。

最後に今年一年、バスターミナルなブログをご覧頂き、ありがとうございました。2012年もよろしくお願いいたします。

・2012年のご挨拶

$
0
0


2012年になりました。
今年最初の1枚は早朝の品川バスターミナルに到着した岩手県北バスの「ビーム1」(品川〜宮古・浄土ヶ浜・山田)です。

「ビーム1」という名称の由来は、宮古市のトドヶ崎が本州最東端に位置し、早く朝日(ビーム)が見られるからだとか。暗いニュースの多かった昨年ですが、2012年は明るいニュースが多くなる夜明けであって欲しい。そう願いを込めて、2012年の表紙は朝日の浴びた「ビーム1」に決めました。撮影したのはゴールデンウィーク。折しも「ビーム1」は新車のエアロクイーンが導入された直後で、ゴールデンウィークという繁忙期と東北新幹線全線復旧直後の時期だけあって増車が行われ、新旧2台の「ビーム1」がフレーム内に収まりました。

今年は「新高速バス」による、ツアーから路線への移行が始まる年になると思われます。高速バスにとっても新しい時代の夜明けです。これまでの事業者も、新しく路線に参入する事業者も、同じ制度の基で勝負をする事になります。新制度の恩恵を受けるのは第一にバス事業者ですが、最も恩恵を受けなければならないのは利用者です。利用者目線でのバス業界の発展に期待をしています。

2012年もよろしくお願いします。
バスターミナルなブログ管理人

・撮ったまま/加越能鉄道の新車

$
0
0


加越能鉄道と西武バスが共同運行している池袋〜高岡・氷見線ですが、加越能鉄道に新車が投入されました。LKG-の日野セレガで、登録は「富山230い・704」です。



リアです。仕様は固定窓のハイデッカーで3列シート。ネットの新聞報道によると定員は既存の車両より1人減という事ですので、最後部の座席も3列になったようです。



衝突被害軽減ブレーキシステム(PCS)とAIRLOOPのロゴ。



この日の氷見営業所行きは年末のために増便が行われ、4号車まで出ました。新車は2号車にいます。



最後に側面です。12時50分、たくさんの帰省客を乗せて池袋駅東口を発車していきました。いってらっしゃい!

この新車の事は22日から新車が運行開始というネットの新聞記事で知ったのですが、2回目のチャレンジでようやく撮影出来ました。1回目は西鉄高速バスのSHDと絡めて池袋で待つも、早着したようでSHDは空振り(涙)、気を取り直して待っていた加越能鉄道も3台体制なのに新車だけ抜けているという残念な結果になってしまいました。なんとか年を越す前に撮影出来て良かったです。

・撮ったまま/伊那バスのSHDセレガ

$
0
0


年末の新宿高速バスターミナル、12時00分発の飯田駅前行きは繁忙期のために2号車が出ました。1号車は奥に停車している京王電鉄バスのエアロバス、2号車は手前の伊那バス貸切車、セレガのSHDです。増便にも2種類があって、通常路線で使用されている車両が2号車に付くケース、貸切車両が2号車に付くケースがあります。今回は後者の貸切車両が付いたのですが、利用者的にはどちらの方が当たりなのでしょうね。



1号車は、ゆったりシートの10列トイレ付き。



2号車は、11列トイレ無しですが、眺望の良いスーパーハイデッカー、しかも車掌役として女性のガイドさんが添乗しています。

…ちなみに私だったら、あまり乗車する事のできないSHDのセレガでしょうか〜。(*^_^*)
比較的増便の多い路線なので、増便を発見したら、あえて2号車に乗車してみるのも楽しそうですね。

庄内交通 鶴岡エスモール その2

$
0
0


山形からの「112高速バス」が到着しました(庄内交通)。山交バスとの共同運行路線です。



4番のりばに到着した「112高速バス」。112とは、国道112号線を走行するためです。



仙台への「夕陽号」と山形への「112高速バス」が鶴岡エスモールから発着する高速バスです。ちなみに、鶴岡エスモール〜酒田庄交ターミナル間のみの利用は「112高速バス」のみ乗車できます。



乗客の乗降が済み、終点の酒田庄交ターミナルへ向けて発車する「112高速バス」。



3〜4番のりば付近にあるバス待合室。



中には総合案内所と予約センターがあり、乗車券類の発売を行っています。



待合室の様子。ベンチ、コインロッカー、LED表示の高速バス発車案内がありました。



「エスモール」の正面玄関。2002年までは「庄交モール」という名称でしたが、メインテナントであるダイエーの撤退などがあり、その後、リニューアルされて「エスモール」になりました。当時はバスターミナルの名称も「鶴岡庄交モール」でした。エスモールのエスは庄交の頭文字のエスでしょうか?!



鶴岡エスモールを発車する「112高速バス」酒田庄交ターミナル行き。

全国的にも減りつつある、商業施設併設型のバスターミナル。ここ鶴岡は郊外型店舗と競合しながらも、時代と共にリニューアルして頑張っている元気な場所でした。



<撮影2010年9月>

庄内交通 鶴岡エスモール その1

$
0
0


山形県鶴岡市にある、庄内交通の鶴岡エスモールです。JR羽越本線の鶴岡駅より徒歩約5分の場所に位置し、バスターミナルの他にも庄内交通のグループ会社である庄交コーポレーションが運営するショッピングセンター「エスモール」、宿泊施設「東京第一ホテル鶴岡」など、庄交コーポレーションの中心となる複合施設です。

あつみ温泉行きの庄内交通一般路線バスが発車しました。



バスターミナルは「エスモール」の裏側に位置しています。バスターミナルを出発したバスはこの出口から出て来ます。ターミナルに到着するバスは駐車場の左側(画像では駐車場と高い建物の間付近)から入ります。



1番のりばから5番のりばまであります。3番のりばに停車しているのは酒田駅行き。



4番のりばからは、かつて鶴岡〜湯野浜温泉を結んでいた庄内交通湯野浜線の廃止代替バスや、高速バスが発着します。



右奥に見える5番のりばは、90度右に向きを変えた場所にあります。



2番のりばの前にあるのはショッピングセンター「エスモール」への入口。



「エスモール」はこんな感じのショッピングセンターです。食料品を扱うスーパーから専門店まで多くの店舗が入居しています。



併設している「東京第一ホテル鶴岡」への連絡口。



こちらが「東京第一ホテル鶴岡」の正面玄関です。庄内空港へのリムジンバスや、夜行バス「夕陽号(大宮・池袋・渋谷線)」は「エスモール」のバスターミナルには入らず、こちらから発着します。

その2へ続く
Viewing all 2317 articles
Browse latest View live