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東急バス 1881号車の思い出

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今回は私の思い入れのある車両、2012年8月に廃車になった東急バス1881号車の思い出をまとめてみました。

この車が新車で導入された1999年当時、私は東急バスの目黒営業所管内に住んでいました。ある日曜日の晩、家族と外食に出かけた帰り道の事です。私は信号待ちしている1台の東急バスに気が付きました。艶のあるピカピカしたボディ、銀色に光る窓サッシ、やたら明るい車内の蛍光灯、汚れの全くない方向幕…私の目はこのバスに釘づけになります。なんてカッコイイ車なんだろう。走り出した車の車号を読み取ると「M1881」と書いてあります。それがこの車との最初の出会いでした。



↑ 2004年3月 黒07系統 目黒駅〜弦巻営業所の運用に入り、弦巻営業所に停車している姿

当時、私はバスに興味を持ち初めていましたが、写真で記録に残すという行為はしていませんでした。撮影は鉄道専門でしたが、そのうちデジカメが普及して、フィルムの購入費や現像代がかからない時代が訪れると、初めて購入したキャノンのG2というデジカメを持ってバスを撮り始めます。しかし、日常の姿を撮るのではなく、珍しい路線に充当した姿ばかり撮影していて普段の姿は記録していませんでした。M1881号車も同様で、レギュラーワークだった目黒駅を起点とする黒01系統や黒02系統を走る姿を全く撮影していない事が今でも後悔しています。



↑ 2004年4月 東98系統 東京駅南口〜等々力操車場の運用に入るM1881号車

ここで車両について簡単に説明すると、1881号車は1999年に東急バス目黒営業所に新車で導入されました。目黒営業所には既に大量のノンステップ車が在籍していましたが、1881号車はツーステップで登場します。他に同型車はなく、1999年式の三菱ふそう大型車は1881号車の1台だけでした。結果的に東急バスの一般路線車は、翌年以降、ノンステップ車かワンステップ車などの低床車しか導入していないので、1881号車の廃車間際は東急バス最後のツーステップ車としてバスファンの注目を浴びる事になります。



↑ 2009年3月 渋41系統 渋谷駅〜大井町駅の運用に入るM1881号車

当時の東急バスは、5年目を目途に車体をリニューアルする再生という工事が行われていました。2005年頃、車体再生が行われると同時に行き先表示が幕からLEDに更新され、それによって顔の表情が変わりました。



↑渋谷駅で発車を待つシーン。バックには地下鉄銀座線01系の姿も。



↑ 2009年5月 再開発中の二子玉川駅にて 瀬田営業所に移籍したので車号がS1881になりました。

目黒営業所で活躍を続けていた1881号車ですが、2009年に転機が訪れます。長い間、慣れ親しんだ目黒営業所から瀬田営業所へと転属になったのです。同時に東急トランセ委託車となり、車体には円形の東急トランセマークが張り付けられました。瀬田営業所では玉07系統二子玉川駅〜成城学園前駅を中心に、多くの管轄路線で活躍します。



↑ 2012年8月 二子玉川駅にて発車を待つS1881号車

東急バスの基本的な車両の使用年数は12年。まだまだ新しい車両だと思っていた1881号車ですが、気が付けば最古参になっていました。2012年、1881号車にとって最後の夏が訪れます。



この頃になると、バスファンの注目も高くなり1881号車にカメラを向ける人の姿が多くなりました。S1881と品川200か・202の登録を残しておこうとシャッターを押した1枚。目黒営業所から瀬田営業所への転属があった1881号車ですが、どちらも東京陸運支局の管轄でしたので登録から廃車までナンバーは変わりませんでした。



↑ 車内のS1881の文字



↑ 車内の様子



↑ 2012年8月 等12 等々力操車場〜成城学園前駅の運用に入るS1881

夜のワンシーン。廃車間際のファンサービスだったのかもしれません。この日は大昔に使われていた系統番号板をデザインして走りました。



↑ 2012年8月16日 S1881号車 最後の日

いよいよ、1881号車の最後の日がやってきました。最終日は、瀬田営業所でのレギュラーワークとも言える玉07系統で、朝のみの運用でした。



多くのバスファンを乗せて、終点の二子玉川駅に到着…



折り返しは瀬田営業所への入庫便。この便を持って1881号車の営業は終了となります。



↑ 瀬田営業所にて

午後、気になって瀬田営業所まで行ってみました。そこにはナンバーやLEDの行き先表示器が外され、廃車作業を終えた1881号車の姿がありました。…日曜日の晩、偶然1881号車に出会ってから約12年。普段は走行しないイレギュラー運用をワクワクしながら乗車した事、通勤で1881号車に当たると嬉しかった事、様々な思い出が甦ってきます。

ありがとう東急バス1881号車。長い間お疲れ様でした。



さて、廃車後の1881号車はどうなったのでしょうか。東急バスファンの間で様々な噂が流れました。「南か、西の方へ運ばれて行ってらしい」・・・となると、東急バスの嫁ぎ先として前例の多い沖縄でしょうか???しかし、いつまで経っても沖縄でそのような車両が運用を始めたという情報はつかめません。1881号車は、一体どこへ行ってしまったのか・・・。


そして、1881号車の廃車から1年以上が経過した2013年9月。バスを通じて交流のある友人のNさんから情報が入りました。1881号車は山口県にいるという情報があった。そして、実際に見に行ったら確かにいた!!





情報を頂いてから3か月。私は山口県の下関にいました。もちろん1881号車に再会するためです。初めは下関駅で張り込みましたが、それらしき車両は現れません。そこでNさんに教えて頂いた情報を元にサンデン交通の北浦営業所へと向かいました。Nさんによるとナンバーの登録は下関230あ5145。「1881号車に会えるだろうか…」息を殺すようにドキドキしながら営業所のまわりを歩きます。すると・・・いました!

画像の右奥にいる車両が元1881号車です。しばらくすると出庫点検が始まりました。出てくるようです。



元1881号車こと、5145号車が出てきました。1年4か月ぶりの再会です!



車内は東急バス時代の色が多く残っていました。



でも、座席裏に貼ってあるシール、「バスが止まってから席をお立ち願います」は山口県バス協会のもの。「もう東急バスの車ではないんだ…」当たり前なのですが、寂しい感情もチラリ。



下関駅までの30分程の道のりはあっという間でした。バスは下関駅に到着すると、落ち着く暇もなく次の行き先表示を掲出して発車していきます。

バスを見送った後、私の心は久しぶりに1881号車に乗車出来たという充実感でいっぱいでした。本当に下関に来て良かった。(*^_^*)

最後に1881号車こと5145号車のサンデン交通での末長い活躍を願って今回の記事を終わります。私が住んでいる東京から下関までの距離は長いけれど、また必ず1881号車に会いに行こうと心に決めました。

Nさん、貴重な情報をありがとうございました♪

・撮ったまま/帝産観光の青春ハーバーライト号

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季節運行している西日本ジェイアールバスの「青春ハーバーライト号」(横浜〜大阪)の2号車が帝産観光バスに委託されています。画像は西日本ジェイアールバス担当の1号車。



続いて西日本ジェイアールバスが帝産観光バスに委託している2号車。なにわナンバーですので大阪支店の車両でしょうか。



正面の行き先表示。



側面には受委託表示がされています。



帝産観光バスはウィラーからも受託も行っており、関東では「青春ハーバーライト号」と「STAR EXPRESS」の2種類の高速乗合バスを見る事が出来ます。画像はウィラーエクスプレス東海から委託された帝産観光バス。尾張小牧ナンバーですので名古屋支店の車両です。

・撮ったまま/セレガSHDの空港リムジン

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羽田空港〜新宿地区のリムジンバスで運用されていた貸切用のセレガ、スーパーハイデッカーです。



貸切車のために行き先表示器がないので、行き先はこのように表示されていました。



スーパーハイデッカーの貫録。貸切用のSHD車が一般のリムジン運用に充当されている姿を私は初めて見ましたが、よくあることなのでしょうか。もしかしたら年始繁忙期の対応なのかもしれませんね。

富士セービングバス 旅の散策 新宿〜仙台線

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富士セービングバス 旅の散策
新宿〜仙台線 仙台駅東口代ゼミ前 16時30分発



ここは仙台駅東口。ツアーバスから路線移行したバス達が集まる仙台駅東口代ゼミ前です。これから乗車する新宿行きの富士セービングバス「旅の散策」は既に停車していました。予めネット予約とクレジット決済をしてきたので、ここでは運転手さんに名前を申し出てスマートフォンの画面を見せるだけ・・・しかし!!

「(名簿に)お名前がないですね。この便でお間違いないですか?」

「えっ?!」

改めて画面を確認すると、なんと予約決済しているのは翌日の日付。そう、日付を間違えたのです。顔が青ざめる私。こういう場合、どうしたら・・・。運転手さんが営業所に連絡を入れてくれ、以下のようになりました。

1、翌日の日付でクレジット決済したチケットは手数料を引いて払い戻し
2、今から乗る便は現金払い。

5日前に5000円で決済した仙台〜新宿ですが、当日フリー乗車だといくらになるのでしょう。

「(フリー乗車だと、なんだか高そう…)」

(運賃表を見ながら)えーと、5000円…」

「(えっ?!同じ!!)」

「…なのですが、直前購入の割引が適用されるので4000円になります。」

「(えっ!!5日前に購入したよりも安いの!!!)」

つまりこういう事です。私が乗車した日の仙台〜新宿間の片道価格は5000円ですが、早期購入割引と直前購入割引の価格は4000円(※価格は日によって異なります)だったのです。「旅の散策」に直前購入割引があるのは知っていましたが、フリー乗車でも適用されるとは知りませんでした。安く乗車しようと考えたならば、満席になってしまうリスクをふまえた上で直前購入割引を狙うという技もありますね。私は恥ずかしくも最終手段のフリー乗車でしたが、通常はネットや電話で直前購入割引が予約出来ます。

ちなみに5000円で購入したチケットの払い戻し手数料は前日50%なので、払い戻し額は2500円。今回は4000円で現金購入したので結果的に合計6500円になりました。これくらいで済んでよかったです。素早く営業所に連絡してくれた乗務員さんに感謝!



そんな私の情けない話から始まった「旅の散策」の乗車記。ここからはいつもの調子に戻りましょう。車内は1列-2列の3列シート仕様。運転手さんに指定された後方の座席に着席してホッと安堵のため息をつきました。



バスは仙台駅東口を発車しました。しばらくすると宮城交通のターミナルの横を通過します。開業したばかりの茨城交通水戸行きが停車しているのが見えました。乗車口には長い行列が出来ています。新路線、繁盛しているようですね。



バスは新宿に向けて東北自動車道を南下します。私が乗車した日は秋の台風が去った直後でした。塵や埃は雨風によって洗い流され、透明感のある景色が広がっています。まるで太陽の光がそのまま地上に降り注いでいるかのようです。



太陽は西へ沈み、18時13分に福島県内にある安達太良SAに到着。ここで最初の休憩です。



改めて座席の紹介です。1列-2列×縦9列の配列となるリクライニングシート。新幹線のグリーン車で採用されているシートで、座面幅は47cm、リクライニングの角度は140度あります。フットレスト、レッグレスト、コンセント、カップホルダー、WIFI(ドコモ)の設備があり、毛布は車両の前方に置いてあるので必要な人は席に持っていくシステムでした。あと、マッサージクッションの無料貸出もあるそうです。個人的には更にテーブルがあれば良かったかなと感じました。今回のような昼行便では食事時間帯にかかるので、お弁当とまでは言わなくても、ちょっとしたお菓子やパン等が置ける場所があれば重宝すると思います。(※その後、読者の方から肘掛の中にテーブルが入っているとの情報を頂きました。私も肘掛の中にテーブルがないか探したのですが、肘掛を開ける事が出来ずにテーブルはないと判断しました。もしかしたら、私の開け方が悪かったか、車両によってテーブルの有無の差があるのかもしれません)



1列-2列の配列と書きましたが、2列側も座席自体は独立していて肘掛は座席ごとにあります。2列側と言うよりも独立3列の各座席を大きくしたら、隣席が近づいたという感じでしょうか。縦9列は標準的な高速バスの仕様よりもシートピッチが広く、足元がゆったりしていて楽に過ごせました。しかし、これで驚いてはいけません。「旅の散策」の東京〜名古屋線では更に上をいく縦8列を採用しているのだとか。どれだけシートピッチが広いのか気になるところです。



個人的には車内のWIFIサービスがドコモという点がツボでした。私はドコモユーザーなのですが、これまで高速バスで車内WIFIサービスがあっても、大多数はドコモ以外なので使えなくてガッカリする機会が多かったのです。座席にはコンセントも設置されていますし、今日は思う存分ネットをやろうかと思います(*^_^*)



さて、暗闇の中をバスは順調に走行し、20時25分に栃木県の佐野サービスエリアで2回目の休憩です。

車内では暇だったので「旅の散策」のネットでの評判を調べていたのですが、「接客の良さ」と「車両の豪華さ」に評価が集まっていました。今回、そんな評価を裏付けるように「接客の良さ」を実感する瞬間がありました。

サービスエリアでの休憩で、私が車外へ出るタイミングと運転手さんが車外から運転席に戻るタイミングが重なってしまい、ドア付近の段差ですれ違いそうになりました。明らかに運転手さんが先に運転席に戻った方が効率よさそうなのに、わざわざ車外に戻って私を先に通してくれたのです。

たまたま運転手さん個人の気配りだったのかもしれませんが、「接客の良さ」に評価が集まる理由がわかるような気がします。



発車後は夜のスイーツタイム♪佐野サービスエリアで購入したお菓子「檸檬の月」の封を開けます。レモン牛乳で有名な栃木県なだけに、レモンにあやかったお菓子です。ミルククリームと柑橘の味が合わさってスッキリとした後味でした。



仙台を発車してから約5時間20分後、終点の新宿駅西口に到着しました。

今回、「旅の散策」に乗車して期待以上の品質の高さに感心しました。正直なところ、高速ツアーバス時代から沿道で見ていて、高速バスにしては珍しいブランド名、派手な青色の一色塗りボディ、かわいいキャラクターや虹と富士山のデザインと、このような高品質のバスとは全く認識していませんでした。てっきり価格勝負の格安バスかと…

「旅の散策」は昼行便の運行があるので人目に触れる機会も多く、とにかく目立つバスですから、他のツアー移行組と比べれば、そこそこ知名度もあるのではないかと思います。車両の外観からは「接客の良さ」や「車両の豪華さ」は伝わりにくいけれど、口コミや宣伝等で『青色の「旅の散策」=高品質のバス』というブランドの認識が広く一般に広がれば、乗客は増えていくのではないかと思いました。

<撮影2013年9月>

九州内のみを走行するツアーから乗合に移行したブランド

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2013年8月に高速ツアーバスから乗合バスに移行した「九州内のみを走行するブランド」を紹介します。

※「関東で見られるツアーから乗合に移行したブランド」はコチラ



「サンマリンライナー」 サンマリンツアー
高速ツアーバス時代はサンマリンツアーが企画・実施していました。乗合移行後もサンマリンツアーが博多〜宮崎間を毎日3往復運行しています。



「南九号」 南九州観光バス
高速ツアーバス時代はラド観光九州が企画・実施していました。乗合移行後は南九州観光バスが「南九号」ブランドで、博多〜鹿児島間を毎日1往復運行しています。乗合移行組としては日本最南端の事業者。



「ハッコーライナー」 ハッコートラベル
高速ツアーバス時代はハッコートラベルが企画・実施していました。乗合移行後もハッコートラベルが博多〜延岡・日向間を毎日1往復運行しています。



「みとシティライナー」 山口運送
高速ツアーバス時代は山口運送が企画・実施していました。乗合移行後も山口運送が博多〜宮崎間を毎日2往復運行しています。



「YOKAROバス」 YOKARO
YOKAROバスは会員制バスでしたが、高速ツアーバス同様に乗合移行しています。乗合移行当初はSOUDAが運行していましたが、2013年9月からYOKAROによる運行となりました。博多〜平戸、佐世保、湯布院など8路線を運行。

白根火山

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群馬県吾妻郡にある、白根火山です。上信越高原国立公園、白根山の山頂付近に位置し、火山湖「湯釜」の最寄りである観光地の停留所です。JRバス関東、草軽交通、西武高原バス、長電バスが乗り入れます。



草津町が町営する草津白根レストハウス。レストランや土産物売り場などがあり、白根山観光のベースとなる場所です。



JRバス関東、草軽交通は草津温泉から。西武高原バスは草津温泉、万座・鹿沢口駅、軽井沢駅から。長電バスは湯田中駅、長野駅から。但し、志賀草津道路が冬季閉鎖となるために全てのバスは冬季運休となります。

この白根火山を拠点にすれば、草津温泉、万座・鹿沢口、湯田中(長野)等をバスで乗り継ぐ事が出来ます。



白根火山で発車を待つ、西武高原バスの草津温泉バスターミナル行きと、長電バスの蓮池(湯田中方面乗り継ぎ)行き。



こちらは長野駅東口行きの急行バスです。



直径300m、深さ30mの湯釜。エメラルドグリーンの酸性湖です。レストハウス付近の駐車場から約20分の山道を登った展望台から撮りました。この日は残念ながら霧が出てしまいました。



白根火山を発車した西武高原バスの軽井沢駅行き。

ここは春から秋の間しかバスの発着のない山の上にあるバスターミナルでした。



<撮影2011年5月>

・見たまま/「WILLER HOUSE」

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WILLERバスターミナル新宿西口(新宿住友ビル)に設置されている、就職活動生を応援する場所「WILLER HOUSE」を見てきました。



「WILLER HOUSE」があるのはDEPARTUREエリア。



就活生専用空間と書かれています。利用時間は土日・祝日を除く平日の朝6時45分から13時00分まで。



通常はバスの待合スペースとして使われている場所ですが、待合スペースは2か所あるので、こちらは出発便の少ない日中の時間帯は人の出入りも少なく静かな雰囲気です。資料作りや勉強が可能な大きな机を備え…



就活生専用のパソコン、プリンター、コンセント、就活生同士の交流ノートが設置されています。



また、洋服の青山を展開する青山商事の提供によるスチームアイロン、靴磨きなど身だしなみを整えるコーナーもありました。

今回が2年目となる「WILLER HOUSE」の設置は、就職活動生の悩みである「バス到着後から説明会までの時間を過ごす場所がない」「外出先で企業リサーチなど次の面接の準備をする設備がない」などと言った声を基に、就職活動生の「あったらいいな」を実現したスペースだそうです(WILLER TRAVELのニュースリリースより)

…という訳で、実際に「WILLER HOUSE」を見て、WILLERバスターミナル新宿西口の特徴である「バスの発着は夜行便が多く、日中は夕方以降と比べて空いているスペースがある」という部分を有効活用しているなと感じました。恐らく日中10分ごとに発着しているようなバスターミナルでは、スペースの関係からこのような企画は行いにくいと思います。それから、高速バスはまだ就職していない学生がリーズナブルに使える長距離の移動手段です。「WILLER HOUSE」の存在によって、数ある高速バスの選択肢からWILLERが選ばれるという相乗効果も期待できるのではないでしょうか。

私は東京生まれの東京育ちなので、正直なところ、地方から就職活動で上京する人の気持ちはわかりませんが、「WILLER HOUSE」が慣れない土地で奮闘する就活生にとって頼りになる場所になるといいなと思います。

最後にこの記事を読まれた就職活動生の方へ。ようこそ東京へ!就活頑張ってください。

※念のために書きますが、地方在住でなくても就職活動生であれば「WILLER HOUSE」は利用できます。

上田名

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神奈川県相模原市中央区にある上田名です。神奈川中央交通と相模神奈交バスが乗り入れます。



上田名の停留所は、神奈川県の県道48号線と54号線の2つが接続する交差点にあります。



上田名のある田名地区は交通の拠点が未整備となっている場所です。相模原市の「バス交通基本計画」に基づいて効率的で利便性の高い路線網を構築するために、県道同士が交差するこの場所にバス乗り継ぎ機能を備えたバスターミナルが建設される事になりました。(休工中の札はお正月休み期間中に訪問したため)



現在はこのように道路脇の停留所となっています。県道54号線上にある上溝、相模原、淵野辺方面ののりば。



停留所の標識です。



2014年1月現在の時刻表。日中でもJR相模線の上溝を経由してJR横浜線の淵野辺南口に3本/h、相模原駅南口に2本/h運行されています。



対してこちらは県道48号線側の停留所。こちらも平日日中にJR横浜線・相模線・京王相模原線の橋本駅南口に3本/h運行されるなど頻度の高い運行を行っています。画像は橋本駅南口から到着した望地キャンプ場入口行き。



バスターミナルの完成イメージ図。バスは乗車3、降車2、バスベイ1の計6つのバース。タクシーは乗車1、待機4の計5バース。一般車乗降場は2か所あるそうです。駐輪場も併設されます。



工事の進む上田名のバスターミナル。



1バースだけバスターミナル内ではなく、県道54号線に沿ってバスベイ方式で設けられています。上溝方向の速達性を確保しているのだとか。(比較的利用者が多いためだと思われます)



供用開始は2014年4月を予定。



乗り継ぎ機能を備えたバスターミナルという名目ですのでトイレ付きの待合所が設置されます。

…相模原市の「バス交通基本計画」におけるバス路線網計画では、バス路線の設定を「ターミナル間輸送を担う幹線」と「ターミナルへのアクセス等、幹線を補完する支線」とに位置づけています。上田名では先ほど紹介した上溝駅方向や橋本駅方向などの鉄道駅側が幹線の扱いになり、対して鉄道駅とは反対方向側の半原、水郷田名、望地キャンプ場入口方向は支線の扱いとなりました。現状の上田名は単なる途中の停留所に過ぎませんが、今後は乗り継ぎターミナルという性格からして、ケースによっては幹線方向と支線方向間の移動には上田名のバスターミナルでの乗り継ぎが必要となるのかもしれません。

まだターミナル完成後の具体的なバス路線網は発表されていませんが、「バス交通基本計画」に対するパブリックコメントを読む限りでは、特に支線側から「鉄道駅など、これまで直接行く事の出来た場所に乗り継ぎが必要となるのは不便」という声が上がっているようです。

ちなみに、田名地区は鉄道の駅から距離があるので移動には自動車利用が高く、加えて田名地区を含む相模原地域ではバスの遅延といった運行時間の正確さに不満を持つ方が多いというデータがあるそうです。そのために「バス交通基本計画」では定時制や速達性を確保するため、原則としてターミナルを経由地等にする長大路線は配置せず、利用者にわかりやすいよう系統を整理する事が記載されています。(※長大路線の短所として、バスは遅延が発生すると終点まで影響を受けたまま運行するケースが多いので、路線が長いとダイヤの回復に時間がかかります)

また、バス相互の乗り継ぎの円滑化による利便性向上のために、バスロケの機能向上、乗り継ぎ割引の導入、乗り継ぎバスに関する情報提供(車内で乗り継ぎ便の発車時刻を表示するなど)といった提案もされていました。



余談ですが、ターミナルの裏にはショッピングセンターがあります。バス乗り継ぎ時間に買い物という選択肢も生まれそうですね。



最後に田名地区にはこのような横断幕が掲げられていました。



今回のバスターミナル建設とは直接関係ありませんが、現状の田名地区の公共交通への不満と、将来への期待が伝わってくるような気がしました。



<撮影2014年1月>

・撮ったまま/渋谷営業所の旧塗装ラッピング車

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都営バスは2014年1月18日にバス運行90周年を迎え、これを記念して旧塗装ラッピング車両が運行されています。今回、渋谷営業所に在籍する3種類の旧塗装ラッピング車を撮影出来たので紹介したいと思います。



まず、学06系統で恵比寿駅に現れた黄色の旧塗装ラッピング車。M202号車です。



M202号車が発車すると後続便が進入してきました。こちらも旧塗装ラッピング車、青色のM205号。



M205号車が発車時間を待っていると更に後続便が。何と3台連続で旧塗装ラッピング車です。



M205号車が日赤医療センターに向けて発車しました。



続いて緑色のM128号車も発車です。



学06系統は20分ちょっとで1周出来る路線です。先ほどのM202号車が戻ってきました。埼京線の新車E233系と顔を合わせるシーン。



そしてM205号車も。

…渋谷駅で30分も張り込めば1台位は来るだろうと考え、軽い気持ちで撮影を始めましたが一向に渋谷駅には現れず、営業所を探すも見当たらず、「これはもしかして?」と恵比寿駅を発着する路線で狙ってみたら案の定、学06系統(恵比寿駅〜日赤医療センター)で運用されていました。渋谷駅に現れない訳です。

青色、黄色、緑色…塗装変更の過渡期には3種類全ての塗装を同時期に見る事が出来ました。撮影していて、まるで当時にタイムスリップしたかのような感覚を味わう事が出来ました。

東急トランセ VISIT SHIBUYA号

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東急トランセ 「VISIT SHIBUYA号」
東急マークシティ 10時15分発



東急グループでは、2013年11月30日から東急ホテルズが運営する赤坂・渋谷エリアのホテルに宿泊客と東急グループ各社のカード会員を対象に赤坂〜渋谷間を循環する2階建て観光バス「VISIT SHIBUYA号」の運行を開始しました。東急線沿線で育った私、幸運な事に東急系のTOP&カードを所有していたので乗車資格アリ。早速「VISIT SHIBUYA号」に乗車してきました。

やって来たのは渋谷マークシティ。2階建てのエアロキングが停車しています。TOP&カードを運転手さんに提示して車内に入ります。もちろん向かうは2階!



乗合バスではなく、貸切バスという形態なのですが、このような表示器や音声合成による停車案内なども流され、いわゆる乗合バスのような印象です。



車内の様子。



さあ、渋谷マークシティを発車しました。早速、静岡から到着した京王バス東の「渋谷・新宿ライナー静岡号」とすれ違い。



国道246号線に入ると都心方面に進みます。渋谷駅西口を通過。山手線のガードをくぐります。



246号線の山手線内側は青山通りという愛称で親しまれています。車窓左手に見えるのは神宮外苑の銀杏並木。見事な紅葉です。



この辺りは自家用車で通過する事もありますが、2階建てバスからの景色は別世界。角度が違うだけでこれほどに違うとは思いませんでした。



そんなこんなで渋谷マークシティを発車してから約25分。赤坂にあるザ・キャピトルホテル東急に到着。ここでは外人さんがお一人で乗車してきました。循環バスで東京見学でしょうか。楽しんでいって下さいね♪



ザ・キャピトルホテル東急を発車して、しばらく走行すると赤信号で停止。車窓左側に見えているのは…おっ!国会議事堂だ。



その直後、車窓右手には首相官邸です。生まれてから何十年も東京に在住していますが、首相官邸を見たのは初めて。当たり前ですが、TVのニュースで出てくる建物そのままです。もしも、座席ポケットに車窓マップのようなものがあれば、初めて訪れた外国の方や、地方から訪れた方にも、もっと楽しんでもらえるかもしれませんね。



さて、バスは首都高速3号線の下を走る六本木通りを渋谷方向に進みます。何かとTVで見る機会が多い六本木交差点を通過。



ドーン!と高い六本木ヒルズ。



六本木ヒルズでは車寄せに到着。ここは降車のみの扱いです。



再び六本木通りを走行。渋谷に戻って来ました。



東急の「セルリアンタワー」をバックに東急東横線の渋谷駅跡地です。只今解体作業中。再開発後はどのような街になるのでしょう。



続いて、東急の「ヒカリエ」。



そして山手線のガードをくぐると渋谷のスクランブル交差点。



1時間15分ぶりに渋谷マークシティに戻ってきました。

…「VISIT SHIBUYA号」に乗車して、2階建てバスで巡るプチ観光という感じで楽しめました。冒頭でも書きましたが、東急ホテルズが運営する赤坂・渋谷エリアのホテルに宿泊するか、東急グループ各社のカード会員であれば乗車する事が出来ます。無料ですので、特にTOP&カードを所持している方なら乗車して損はないと思います。2階建ての車内から見る景色はいつもと違って見えました♪

<撮影2013年12月>

・撮ったまま/トラビスジャパンの新車エアロエース

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2013年11月登録のトラビスジャパンの新車、三菱ふそうエアロエースです。



前面、側面、後方とLEDの行き先表示が設置されています。



リアから。



トラビスジャパンに限らず、高速ツアーバスから乗合移行した事業者の車両は、現状では高速ツアーバス時代からの貸切車転用が多く見られます。今後新車で導入される車両は、いわゆる乗合バスの仕様となるので、これから徐々に貸切車からの転用車は減っていく事になると思われます。

松本200か・927

・撮ったまま/東京空港交通ユーロツアーの訓練車

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2013年の年末位から以前のように姿を見かけなくなった東京空港交通のユーロツアーです。



この日は599号車が訓練として新宿で教習を行っていました。



サイドの行き先LEDは「訓練」

…久々にオレンジ色のユーロツアーを見たような気がします。全国的に見れば、セレガやエアロバスのように多く作られた車両ではないけれど、都内では東京空港交通が大量購入をしたのでそれなりに見かける事の多い車両でした。今、沿道で発見したら記録しておきたいオレンジ色のユーロツアーです。

・撮ったまま/オー・ティー・ビー・のユニバース

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オー・ティー・ビー・ライナーの東京〜盛岡・八戸・北里大学線で運用されているオー・ティー・ビー・所属のヒュンダイユニバースです。



ナンバーは足立200か2838と、比較的登録が最近なので移籍車のようです。他のオー・ティー・ビー・ライナーと塗り分けが違いますね。

・乗ったまま/弥彦線115系 Y1編成

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旅先の弥彦線で乗車したJR東日本115系Y1編成です。(この車に乗りたかった♪)



Y1編成といえば、このドア。



懐かしい「塗りドア」と呼ばれる鋼製のドアが残っている最後の115系営業用車両です。



「塗りドア」が残っているのはクモハ114−501の運転台付近のドア2か所のみ。その他のドアは一般的なステンレスドアを装備しています。



ちなみに弥彦線といえば、送電設備に直接吊架式を採用しているのが特徴です。画像はシンプルカテナリから直接吊架式へのセクション。



直接吊架式は路面電車で多くみられる方式ですが、速度の高い鉄道線での採用例は少なく貴重な存在です。低コストで電化出来るのが特徴で、上の画像では線路と平行しているのはパンタグラフが集電する「トロリ線」と、変電所から送電する「き電線」の2本だけです。吊架線がないだけでずいぶんとスッキリするものですね。

外ヶ浜町町営バス 三厩地区

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青森駅からJR津軽線の電車とディーゼルカーを乗り継ぎ、終点の三厩駅に到着しました。三厩駅まで走行する列車は1日5往復のみ(2014年2月現在)。列車を降りた数少ない乗客達は、改札を抜けると駅前に停車しているそれぞれの送迎の車に乗車して三厩駅を後にしました。駅前に残ったのは私と同行者だけ。



駅前に停車しているのは、これから私達が乗車する外ヶ浜町の町営バスです。白色のナンバーからわかるように自家用車。このような車でバスを運行してよいのかと同行者は怪訝な顔をしていました。道路運送法では、自家用自動車は有償で運送の用に供してはならないとされていますが、例外もあり、この法律(2006年改正以前)では「公共の福祉を確保するためやむを得ない場合であつて国土交通大臣の許可を受けたとき」は有償運送が出来るとされています。この条文があるのが80条であったために通称「80条バス」と呼ばれました。(2006年の改正以後は78・79条が有償運送の条文になり、国土交通大臣の”許可”から”登録”に変更になっています)

この80条バスは鉄道や路線バスが廃止され、地域の足が完全に無くなってしまうのを防ぐために市町村などの自治体が運行するケースが多く、これから私達が乗車する三厩駅〜龍飛崎灯台間も歴史をたどれば元は青森市営バスの路線バスです。



車両は日野メルファ。いわゆる中型バスです。降車ボタンの設置があり、音声合成の車内放送も流れます。このように自家用車による有償運送といえども、乗合バスと同じ形態であると、その地域以外の人でも抵抗感なく安心して使えると思いました。

これから人口減少や高齢化が進む日本において、このような自家用有償運送が果たす役割は今後重要になっていくと予想されています。今は国が自家用有償運送の権限を持っていますが、地方分権の観点から今後は市町村などの自治体に権限を委譲しようとする考えもあり、その数も増えていくと思われます。限られたコミュニティ内を走行する自家用有償運送に乗合バスの車両性能(基準)まで求めなくともよいのではないか?という意見もあるようです。



私と同行者の2人を乗せてバスは発車しました。まずは三厩の駅前通りを走行します。



しばらくすると、このような道幅の狭い集落を通過。



海岸線に出ました。津軽半島の太平洋側、国道339号線を北上しています。

今回、この町営バスに乗るキッカケとなったのは、同行者と旅行の計画を立てていた時の私の発言でした。

「龍飛崎の階段国道の方まで行きたいね。三厩駅から歩けるのかな。あっ、今、ネットで調べたら三厩駅から町営バスで40分って書いてある…」

私は町営バスという文字を見つけ、この計画は難しいとロクに調べる事もせず諦めてしまいました。町営バスは地域住民の足というイメージが強く、旅行者が気軽に乗車出来るものではない。なので、きっと旅行者が使えるようなダイヤではないだろう。…そう決めつけてしまったのです。ところが後日、同行者が立てた計画を聞いて驚きました。龍飛崎では30分弱しか滞在出来ないものの、三厩駅から往復が可能であると。それならば是非行こう!

同行者の説明により、三厩駅から町営バスで往復出来るのはわかりましたが、果たして旅行者が気軽に乗車出来るバスなのだろうか?…そんな疑問は町営バスを目にするまで心の片隅に残っていました。正直なところ、ワンボックスカーか何かに乗る事になるのだろうと勝手に想像していましたが、実際に現れたのは中型バスのメルファ。しかも車体には観光施設である青函トンネル記念館のラッピングがされています。自家用有償運送の基本は地域住民の運送ですが、観光地という事もあってか、三厩地区の町営バスは観光客も歓迎してくれていました。



三厩駅から龍飛崎までは約11キロ。このような素掘りのトンネルもあります。昔は道路が整備されておらず、ジープが通れる程の幅しかなかったそうです。青函トンネル建設時、本州側の基地となる龍飛崎への道路整備は大きな課題でした。バスが走行している国道339号線の内陸側にも三厩と龍飛崎を結ぶ道路(県道281号線)が存在するのですが、短い区間に国道と県道の2道路が平行するのは青函トンネル建設という大プロジェクトの賜物なのかもしれません。



運転手さんが「今日は北海道が見えるよ」と教えてくれました。



本州最北の集落、龍飛漁港に到着。階段国道の下側に当たります。バスは龍飛漁港を折り返し、坂を登り階段国道の上側へと向かいます。



坂を登ると「青函トンネル本州方基地 龍飛」の文字が見えました。JR松前線(1988年廃止)渡島吉岡駅の近隣だった北海道側の基地、吉岡とは違い、この龍飛は交通の便も悪く、厳しい環境の土地でした。特に冬は台風並みとも言える風速30m級の強風が吹き荒れ、雪が横から降るそうです。宿舎は火災予防の理由からストーブを使用せず、スチーム暖房設備を構築したのだとか。私達が訪れた日はほぼ無風とも言える程の穏やかな気候。かつて、この場所に住み込み、工事を行っていた作業員の方々の苦労をうかがい知る事は出来ませんでした。

この場所には青函トンネル記念館があります。トンネルの構想から完成までをわかりやすく展示している資料館で、ケーブルカーで海面下140mまで降りることもできます。残念ながら時間の都合で訪れる事は出来ませんでしたが、いつかリベンジしたい場所です。



終点の龍飛崎灯台に到着しました。ここまでの運賃は100円。金額だけ見ても営利目的ではなく、行政の交通サービスといった感じです。



階段国道は凍結の恐れありで閉鎖中。折り返しとなるバスの発車まで28分あるので、階段国道が通れるならば先ほどの龍飛漁港から帰りのバスに乗車するのが定番コースらしいです。



津軽海峡冬景色。対岸に見えるのは函館でしょうか。かつて、この海峡を青函連絡船が本州と北海道を結んでいました。1988年に津軽海峡線が開通すると本州と北海道は陸続きになります。快速海峡号、特急白鳥号・スーパー白鳥号の時代を経て、2015年度中には北海道新幹線の開業が予定されています。

高速鉄道網の発展、そして自家用有償運送といった地域輸送の地方分権への考え。バスに乗車して龍飛を訪れ、日本の交通の未来への道筋の一部が見えてきたような気がしました。

<撮影2014年2月>

参考文献:交通新聞社新書 青函トンネル物語

※龍飛崎は竜飛崎とも書きますが、ここでは停留所名の龍飛で統一しました。

・撮ったまま/雪の残る新宿西口高速バスターミナル

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2月8日、東京都心では珍しい大雪となりました。運休やダイヤ乱れ等、鉄道やバスといった交通網への影響も多く、雪に慣れて(設備が対応して)いない地方の人々にとって、滅多に降らない雪の日をどうやって乗り越えるかという事は永遠の課題だと思います。



画像は新宿西口の高速バスターミナル。今も道路の端には雪が残っていました。毎日寒い日が続きます。早く暖かい春が来ないものかと待ち遠しい思いです。

今週末も雪の予報が出ているようですので、皆様お気をつけてお過ごしください。

JRバス東北 ヨーデル号

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おはようございます!早朝の東京駅です。今回の旅の目的地は弘前。普段なら時間を有効活用、もしくは費用を安くするために夜行便の「ノクターン」や「パンダ号」などを選択するところですが、仕事の都合で夜行便を選択出来ず、昼行で行く事になりました。どうせ昼行ならばと、東北新幹線が東京〜盛岡間の運行だった頃の「東京〜弘前ゴールデンルート」、東北新幹線+ヨーデル号で行きたいと思います。



乗車するのは6時28分発の「はやて11号」新青森駅行きの初電です。停車駅も少ない速達タイプなので盛岡駅までの所要時間はわずか2時間30分弱!



そんな訳でやってきました盛岡駅。ここでは24分の接続で「ヨーデル号」の初便に乗り換える事が出来ます。しかし、盛岡駅のバス時刻表(2012年9月撮影)を見て、改めて「ヨーデル号」の本数の激減ぶりに気が付きました。中央黄色で表示されている大館への「みちのく号」と比べて右側の「ヨーデル号」の本数の少ないこと…。私が乗車した2012年9月現在は初便が9時20分、最終が18時40分の8本体制で運行していますが、帰宅後に調べた1990年の時刻表では、当時は初便が7時40分で最終が20時40分の15本体制と、何と倍近くもありました。逆に考えれば、東北新幹線が新青森まで延伸されて東京〜弘前間の移動の主流が新青森経由に移った後でも8本残っている事の方が驚くべき事なのかもしれません。

今回は往復で「ヨーデル号」に乗車する予定なので往復券を購入。片道2930円が2600円になるので660円オトク。



私の乗車する「ヨーデル号」がバスのりばに到着しました。岩手県北自動車、岩手県交通、弘南バス、JRバス東北の4事業者で共同運行される「ヨーデル号」ですが、この便の担当はJRバス東北でした。



車内の様子。4列×11列仕様のエアロバスです。

9時20分、私を含め9人の乗客を乗せて定刻通りに発車しました。私以外の乗客の出発地がどこなのか、気になるところです。私と同じように東京や仙台から新幹線を乗り継いできたのか?もしくは出発地が盛岡なのか?

参考までに東京〜弘前間で片道価格を調べると、通常期の「はやて号」を利用して”東北新幹線+「ヨーデル号」ルートで16770円”、”東北新幹線+新青森経由の普通列車ルートで16690円”と、後者の新青森経由の方が若干安いものの、ほぼ互角になります。たとえ新青森〜弘前間を特急利用しても乗り継ぎ割引が適用されるので16940円。それほど大差はつきません。

そこで、盛岡〜弘前間のみで片道価格を調べると、”「ヨーデル号」2930円”、”東北新幹線+新青森経由の普通列車ルートで6090円”と、大きな価格差が付きました。しかも、乗り換える手間も必要ありません。単純に最短の所要時間では新青森経由に軍配が上がりますが、列車のない時間帯によってはバスの方が早い事もあります。この区間なら優位に立てる面も多そうです。



東北自動車道に入りました。進行方向左手には岩手山が見えます。残念ながら雲がかかっていてスッキリとした岩手山ではないけれど、高速で駆け抜けてしまうにはもったいない秋の景色です。



574キロポスト付近でJR東北バスのセレガRとすれ違い。あちらも「ヨーデル号」のようです。



安代ジャンクションで八戸自動車道と分岐すると、東北自動車道は左に大きく旋回します。高架の高い視点から見るこの景色は私のお気に入りの場所になりました。



秋田県に入り、花輪サービスエリアで5分の休憩です。



撮影後は缶コーヒーを買って席に戻ります。ずっと景色を見てマッタリしていたので5分間の休憩は良い気分転換になりました。



今回の乗車では、道路の補修工事を行っている箇所をよく見かけました。これから雪が降る冬に備え、補修工事をやりやすい時期にやっておこうという判断なのかもしれません。路面の補修を行った場所と、行っていない場所では、明らかに乗り心地に差があり、やはりバスの乗り心地を決めるのは第一に路面の状態なんだなぁ…と改めて感じました。



東北自動道で一番長い坂梨トンネルは秋田県と青森県の県境です。



トンネルを抜けて碇ヶ関を過ぎたあたりからリンゴ農園が増え、青森県に来たと実感しました。

その後、大鰐弘前インターを下り、一般道を走行して弘前駅へ向かいます。以前の乗車記にも書きましたが、弘前には最近流行りのインター付近パーク&ライド型の停留所がありません。地方都市発着夜行バスのパイオニア「ノクターン号」の運行や、ツアーバスに対抗する格安バス「パンダ号」の運行など、常に時代の先を読む弘南バスの戦略を考えると、とても意外な印象を持ちます。



岩手山は雲がかかっていましたが、岩木山は雲ひとつない状態で迎えてくれました。



バスは弘前駅で5人の乗客を降ろすと、数分後に終点の弘前バスターミナルに到着。盛岡駅から2時間15分間、東京駅から通算すると5時間17分の旅が終わりました。

先ほども書きましたが、東北新幹線の延伸により、東京〜弘前間の移動の主流は新青森経由に移りました。所要時間では新幹線にかないません。ならば「ヨーデル号」が価格面で優位に立てる盛岡〜弘前間の需要をもっと掘り起こせないだろうかと感じました。「ヨーデル号」を運行しているのは盛岡、弘前、共に地域の交通を担う弘南バス、岩手県交通、岩手県北自動車です。バスの車体広告や放送広告など、双方の観光地の魅力やグルメをアピールする事はできないでしょうか。また、駅やバスターミナルが終点ではなく、街の中心部や観光地に停留所を設ければ利用者の利便性も上がるのではないかと思いました。

※追伸:運賃、時刻等は私が乗車した2012年9月現在のデータです。「ヨーデル号」は2013年12月に運賃改定を行いました。現在の運賃とは異なります。また、2014年3月のダイヤ改正でJRバス東北が「ヨーデル号」の運行を休止、7往復体制になる事が決まっています。本数は減りますが、盛岡発の最終便の時刻が繰り下がるなど、利便性を考えたダイヤになるようです。

<撮影2012年9月>

フジエクスプレス 新宿〜富士五湖線

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フジエクスプレス 新宿〜富士五湖線
新宿高速バスターミナル 10時40分発



2014年2月に降った2度にわたる大雪は記録的とも言える程の降雪量を誇りました。降り続いた雪によって、河口湖では100センチ以上の積雪を記録するなど、鉄道は運転を見合わせ、高速道路は通行止になり、交通網が大きく遮断されてしまいました。物流は滞り、住人にとって生活に大きな影響が出ました。

新宿と河口湖・山中湖を結ぶ高速バス、新宿〜富士五湖線は中央自動車道の通行止によって19日まで運休となりましたが、20日に中央自動車道が全線開通。まだ一般道で除雪されていない場所が残るために新宿〜河口湖駅・富士山駅間のみで運行を再開しています。

今回、この運行再開した富士五湖線に乗車するにあたり、バスを必要としている人が乗車できないのでは不味いと考え、空席が十分にある事を確認してから富士山駅までの乗車券を購入、フジエクスプレスの車内へと足を踏み入れました。私が乗車した便の本来の行き先は山中湖の平野ですが、今日は河口湖駅・富士山駅までしか運行していません。



約15人程の乗客を乗せて新宿高速バスターミナルを発車。1週間前の降雪は何だったのだろうかと思える程の快晴です。



中央道三鷹、中央道深大寺と乗車停留所は続きますが、乗車はありません。JRバス関東の「中央ライナー可児号」に続いて10時43分に中央道日野に到着。ここでは2人の乗車がありました。うち1人は予約のないフリーの乗客です。

画像はありませんが、回送表示の京王高速バスとやたらすれ違います。中央自動車道が通行止解除されて日が浅いために、乱れたダイヤを立て直しているのかもしれません。



八王子インターを過ぎたあたりから路肩の雪が増え始めます。中央道八王子に到着。今日はここが最後の乗車停留所です。



そのうち2車線あるうちの1車線がカラーコーンで規制されました。除雪作業を行う係員さんの姿が見えます。



1車線規制のまま小仏トンネルを抜けて相模湖インターへ。ずっと1車線しか使えないので車の流れは悪くなっています。そういえば、延々と10kmくらいカラーコーンの帯が続いていますが、このコーンは全部数えたら何個あるのでしょう。更に車線規制のない通常時には倉庫に入りきるのでしょうか?そんな、どうでもいいような疑問が沸いてきました(^^ゞ

乗車停留所の中央道相模湖は雪のために通過。ここから中央道下吉田までの8停留所はしばらく休止の扱いになっています。一見すると中央道相模湖のバスストップは除雪されているように見えましたが、バスストップの外側はわかりません。公式ページによると、今後は除雪の状況により順次利用できるバス停を拡大していくそうです。



談合坂サービスエリア手前の上り坂。この場所は2車線を規制しているように見えますが、実は登坂車線もあるので3車線規制。登坂車線は完全に雪に埋もれています。



大月ジャンクショでは、中央自動車道富士吉田線へと進路をとります。雪の壁が出来ている中央本線を跨ぎました。中央本線も除雪に難航し、運転再開まで日数がかかりました。



富士吉田線に入ると、ぐんぐんと標高が上がります。都留市付近を走行中。民家の屋根上の雪の量を見て驚きました。ここは上越の豪雪地帯か。



富士山も真っ白。太陽の日差しが雪に反射して眩しく感じます。そういえば、最近のバスの運転手さんはサングラスの方を見かけませんよね。見た目もあるのかもしれないけれど、こういう時は苦労もあるだろうなと思いました。



もう路肩に積み上げられた雪はこんな高さに。セレガRのFSといえどもハイデッカーです。もしも窓が開くならば、手を伸ばせば雪に触れる事が出来るのではないかと考えてしまうほど。もちろん、そんな事はやりませんが(^^ゞ



中央道下吉田のバスストップ。もはや除雪すらしていません。埋もれるがまま。



富士急ハイランドに到着しました。中央道八王子からノンストップで来たので、まるで特急便のようです。てっきり休業だと思っていた富士急ハイランド、実は営業しています。さすがに私が訪れた日の屋外アトラクションはお休みのようでしたが、HPによると順次営業再開に向けて除雪を行っているそうです。さすが富士急。



という訳で河口湖駅・富士山駅エリア。富士山駅に到着しました。

富士山駅の旧駅名は富士吉田駅。吉田と言えば”吉田うどん”です。「うどん」と書かれた駅前食堂のドアを開き、コシのある肉うどんを頂きました。お店のおばちゃんの話によると、やはり、こんなに雪が降るのは珍しいそうです。2週間前に降った雪が溶けないうちに1週間前の雪が積もってしまい、結果的に100センチを超える積雪になってしまったのだとか。食べ物では特にパンが手に入らなかったそうです。そのような経験をしたが故に鉄道や道路が開通しているだけで心強いというお話も伺いました。

2014年2月22日現在、まだ新宿〜富士五湖線は全線復旧していませんし、休止している停留所もあります。高速道路の車線規制だって続いています。それでも、大勢の方々の努力によってバスは動き、おかげで私は美味しい”吉田うどん”を食べる事が出来ました。私が訪れた富士山駅や河口湖駅を見る限りでは、普段の生活に戻りつつあるようです。

最後に今回の大雪により、被害を受けられた全ての皆様にお見舞い申し上げます。まだ苦労されている場所もあると思います。早い解決を願っております。

<撮影2014年2月>

・撮ったまま/44席仕様車の「駿府ライナー」

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「駿府ライナー」3号に充当されていたJRバス関東の日野セレガH657−12404号車です。



12404号車は東京支店の44席仕様車。これまでのケースから判断するに「駿府ライナー」には充当されないタイプの仕様なのですが、以前もこの時間の「駿府ライナー」に44席車が充当されているのを1度目撃した事があります。単なる運用の都合なのか、もしくは時間帯が良いので座席数の多い車両を充当しているのかもしれません。

・撮ったまま/東急トランセの新車

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東急トランセの瀬田営業所に高速用の新車がいたとの目撃情報を頂いたので見に行ってきました。マーキュリーカラーをアレンジしたかのような塗装で「TOKYU HIGHWAY BUS」のロゴが側面に入っています。車両は日野セレガHDでトイレ付きのよう見えました。(敷地外から撮影)

2014年3月1日から運行開始するセンター北駅・たまプラーザ駅〜河口湖駅線とセンター北駅・たまプラーザ駅〜御殿場プレミアム・アウトレット線で運用される車だと思われます。
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