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・弘前で見る首都圏との都市間高速バス路線

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青森県弘前市。人口約18万人が住む日本海側の地方都市です。突然ですが、弘前と首都圏を結ぶ高速都市間バスがいくつあるかご存じですか?高速ツアーバスの乗合化によって停留所が立ち、これまでよりも路線そのものが認識しやすくなりました。そこで今回は、弘前市の中心部である弘前バスターミナル、または弘前駅と首都圏とを結ぶ都市間高速バスをブランド別に紹介したいと思います。

まずは弘前を拠点とするバス事業者、弘南バスの首都圏路線から紹介します。



「スカイ号」 ゆったり4列シート・トイレ付き
(弘南バス:青森駅前・弘前バスターミナル〜上野駅前)

弘前〜首都圏を結ぶ唯一の昼行便です。4列シートの格安便で、後述する「パンダ号」の昼行バージョン。車両のグレードは「パンダ号」よりも高く、2013年には新車が導入されました。



「パンダ号」 スタンダード4列シート
(弘南バス:青森駅前・弘前バスターミナル〜上野駅前)

4列シートの夜行便です。2号車(女性専用車)の定期運用によって毎便2台体制を2往復運行。2014年3月からは「アップル号」から路線を引き継ぎ「パンダ号」東京新宿線が加わる予定です。弘南バスの格安夜行バスの代名詞ともいえる存在。



「ノクターン号」 3列独立シート・トイレ付き
(弘南バス・京浜急行バス:五所川原駅前・さくら野弘前店・弘前バスターミナル〜品川バスターミナル・横浜駅東口)

1986年に初めて大都市と地方都市を結ぶ夜行高速バスとして運行を開始しました。一時期は2列シートの「スーパーシート」や昼行便「スカイターン号」の運行もありましたが、現在は3列独立シートのみが運行しています。首都圏側の発着地に品川バスターミナルと横浜駅東口の2系統を持ち、合わせて2号車まで運行されますが、木・金・土・日及び繁忙期には3号車以降の設定もあります。



「アップル号」 スタンダード4列シート
(弘南バス:五所川原駅前・弘前バスターミナル〜東京駅鍛冶橋駐車場・新宿高速バスターミナル)

元々は弘南バスが企画実施していた高速ツアーバスです。ツアーバス時代は東京ディズニーリゾート発着の設定もありました。2013年8月の高速ツアーバス乗合移行によって路線化。東京駅鍛冶橋駐車場や新宿高速バスターミナルといった、弘南バスとは縁のなかった停留所から発着するのがポイントです。2014年2月いっぱいで運行終了し、3月からは「パンダ号」に統合される予定。

・・・ここまで弘前バスターミナルから発着する弘南バスの首都圏路線を紹介しました。ここからはJR弘前駅城東口から発着する高速ツアーバスから乗合移行した高速都市間バスを紹介します。



「JAMJAMライナー」 独立3列シート・トイレ付き
(JAMJAMエクスプレス:青森・弘前・盛岡〜新宿・東京)

2013年8月の高速ツアーバス乗合移行によって乗合バスとして運行。弘前駅では城東口から発着。アイマスクやスリッパなどのアメニティが付きます。



「さくら高速バス」 リラックス4プラス
(桜交通:青森駅・弘前駅〜西新宿)

2013年8月の高速ツアーバス乗合移行によって乗合バスとして運行。弘前駅では城東口から発着。シートピッチを広げた10列仕様のリラックス4プラスシートを採用。



「O.T.B.ライナー」 コンフォートもしくはスタンダード
(O.T.B.:青森駅前・弘前駅城東口〜東京)※スタンダード便運行時は中央交通委託

2013年8月の高速ツアーバス乗合移行によって乗合バスとして運行。弘前駅では城東口から発着。隔日でコンフォートとスタンダードで運行車両が変わります。画像はシートピッチを広げた10列仕様のコンフォート。



「キラキラ号」 足元ゆったり4列シート
(旅バス:青森・弘前・盛岡〜新宿・横浜)

2013年8月の高速ツアーバス乗合移行によって乗合バスとして運行。弘前駅では城東口から発着。シートピッチを広げた10列仕様の足元ゆったり4列シートを採用。



「WILLER EXPRESS」 リラックス・リラックスワイド
(南部バス:WILLER EXPRESS関東:青森港・青森駅・弘前駅〜WILLERバスターミナル新宿西口・東京ディズニーランド)

2013年8月の高速ツアーバス乗合移行によって乗合バスとして運行。弘前駅では城東口から発着。プライベート感のあるカノピーを装着した4列のリラックスと、3列のリラックスワイドのコンビバス。

…駆け足のようでしたが、弘前と首都圏を結ぶ都市間高速バスを全て紹介しました。1986年に大都市と地方都市を結ぶ本格的な夜行バス「ノクターン」が品川〜弘前間で運行開始してから約27年。日本の「バブル成長期」も「バブル崩壊期」も共に経験し、寝台列車の削減、いわゆる高速ツアーバスの登場、弘南バスの格安路線運行開始、更に東北新幹線の延伸、そして高速ツアーバス乗合移行…数々の歴史の中を歩んできた首都圏〜弘前間の都市間高速バス。私が訪問した2013年9月現在では、8事業者9ブランド、所定運行であれば毎日往復で22〜24台のバスが同区間を運行しています。

かつて、弘前〜首都圏を結ぶ都市間高速バスは3列独立シートの「ノクターン」一択でした。今は3列独立シートだけではなく、格安訴求層を狙った4列シート、更に付加価値を付けた4列のびのびシート…など、事業者が利用者のニーズに合わせた運行を行っています。2014年3月1日から弘南バスの「アップル号」が「パンダ号」に統合され、3月15日からは寝台特急「あけぼの」の定期運行廃止(臨時列車化)が予定されています。社会情勢や利用者のニーズの変化など、将来の弘前〜首都圏間を結ぶ都市間高速バスはどのように変化するのでしょうか。

※画像は2013年9月撮影ですが、路線データは2014年1月現在のものを使用しています。

・弘南バス「アップル号」運行終了・「パンダ号」東京新宿線へ

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2014年2月28日をもって、弘南バスが運行する「アップル号」(新宿高速バスターミナル・東京駅(鍛冶橋)〜弘前バスターミナル・青森駅・五所川原駅前)の運行が終了し、翌3月1日から「パンダ号」の東京新宿線として運行する事になりました。画像は新宿高速バスターミナルを発車する最終日の「アップル号」です。



「アップル号」の始まりは、いわゆる高速ツアーバスでした。乗合事業者である弘南バスですが、高速ツアーバスの台頭による競争の最中、自ら高速ツアーバスを運行するという戦略に出ます。高速ツアーバスという形態によって、これまで路線網のエリアになかった東京駅や新宿駅、東京ディズニーリゾートからも発着する事が可能になりました。その後、2013年7月の高速ツアーバス乗合移行では、東京側のターミナルとして東京駅(鍛冶橋)と新宿高速バスターミナルに停留所を設け、以後、高速乗合バスとして現在まで運行してきました。



新宿高速バスターミナル内にある時刻表。「アップル号」の掲示も今日までです。



新宿高速バスターミナルを発車した最後の「アップル号」が次の停留所、東京を目指します。

…高速ツアーバス全盛期、都市間高速バスを運行する乗合事業者は高速ツアーバスに対抗するために価格の低廉化やサービスの向上などが行われました。しかし、弘南バスは逆に高速ツアーバスに参入して対抗するという珍しい戦略をとった事業者です。そのおかげもあってか結果的に東京駅や新宿駅に停留所を設ける事が出来ましたので、時代を上手く読んでいたのかもしれません。3月1日からは格安バスでお馴染みの「パンダ号」ブランドを纏い、停留所の一部変更を行った上で「パンダ号」東京新宿線として再出発をします。

・「パンダ号」東京新宿線運行開始

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2014年3月1日より、弘南バスの「パンダ号」東京新宿線(新宿高速バスターミナル〜弘前バスターミナル・五所川原駅前)が運行を開始しました。画像は初日の「パンダ号」。



「パンダ号」東京新宿線は、前日の2014年2月28日まで運行されていた「アップル号」のダイヤ、中間停留所、運賃などを変更したものです。



今日から新宿西口高速バスターミナルの案内表示に「パンダ号」の文字がお目見えしました。



昨日までは「アップル号」だった案内は「パンダ号」に直されています。

…東京側から見ると、停留所の変更はあったものの昨日までの「アップル号」と比べて大きな変化は感じられません(撮影者は私を含めて2人だけでした(*^^))。一方、弘前側では、これまで上野駅前と弘前バスターミナル・青森駅前を結んでいた格安バス「パンダ号」の知名度を、東京・新宿エリアの路線にも活用できるメリットがあるのではないかと思いました。

・東急トランセ・富士急湘南バス 高速バス2路線開業

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2014年3月1日より、東急トランセと富士急湘南バスでは、センター北・たまプラーザ〜富士急ハイランド・富士山河口湖線と、センター北・たまプラーザ〜御殿場プレミアム・アウトレット線の、計2路線の運行を開始しました。画像は開業初日の東急トランセ担当便、河口湖駅行き。



センター北駅の停留所の案内。河口湖駅行きは、夏季には富士山五合目まで延長運行されます。



場所は変わり、御殿場プレミアム・アウトレット。東急トランセ担当便のセンター北駅行きが停車中。



停留所と側面の行き先LED.



続いて富士急湘南バス担当便のセンター北駅行きが到着。



この車両は三菱ふそうからOEM供給された日産ディーゼルのスペースアローA。貴重な車両です。



…東急の都市間高速バスは、1998年の夜行高速バス「ミルキーウェイ」の撤退以降、約16年ぶりの復活になります。多摩田園都市エリアと富士急ハイランド・河口湖・富士山五合目(夏季)、そして御殿場プレミアム・アウトレットを結ぶ2路線、どちらも観光輸送が主である事は間違いないと思われます。特に世界文化遺産記載が決まった富士山への運行は大勢の乗客が期待できるのではないでしょうか。

東急トランセ センター北駅・たまプラーザ駅〜富士急ハイランド・河口湖駅線

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東急トランセ センター北駅・たまプラーザ駅〜富士急ハイランド・河口湖駅線
センター北駅 7時10分発



2014年3月1日、都市間高速バスに東急が帰ってきました。1998年に夜行高速バス「ミルキーウェイ」から撤退してから約16年。この日を待ち望んでいました。厳密には東急バスではなく、子会社の東急トランセなのですが、TOKYUの文字が入る高速バスには変わりありません。富士急湘南バスとの共同運行で、これから私が乗車する「センター北駅・たまプラーザ駅〜富士急ハイランド・河口湖駅線」と、「センター北駅・たまプラーザ駅〜御殿場プレミアム・アウトレット線」の2路線を同時に開設しました。



早朝のセンター北駅。何人ものバスファンに迎えられ、停留所に停車した東急トランセのセレガ。マーキュリー塗装をアレンジしたニューカラーの行き先表示は「高速 河口湖駅」。リムジンバスじゃないぞ!高速バスだぞ!という気持ちが伝わってくるようです。



運転手さんの改札を受けて車内に入ります。4列×11列、後方トイレの42席仕様です。



新車だけあって、ピカピカな座席。



座席窓側には携帯電話充電用のコンセントが設置されています。



こちらは後方にあるトイレです。



トイレ前には路線図も掲出していました。



さて、バスはセンター北駅を発車しました。16年ぶりの東急の高速バスの歴史が始まります。まずは、たまプラーザ駅へと向かいます。交差点で右折待ちをしていると、左側を直進していった回送表示のバスは、驚きの東急バス20周年記念塗装ミルキーウェイカラー。なんという偶然でしょうか。16年前に消滅したミルキーウェイカラーとの一瞬の出会いは、まるで「ミルキーウェイ」から都市間高速バスと書かれた襷を渡されたような気がしました。



たまプラーザ駅が見えてきました。ここが最後の乗車停留所です。センター北駅からも含めて10人を超える乗客が集まりましたが、不思議な事に二人連れの乗客も、単独の乗客も、車内前方に集中的に座席指定されているようです。見ず知らずの人で前方だけ満席、後方ガラガラという状態。もしかしたら、事業者サイドも運行開始直後でどれだけ利用者がいるのか読めないが故に、単純に前方から発売したのかもしれません。運転手さんから「今日は後方が空いてますので自由にどうぞ」と案内があり、各自好みの席に着席しました。運転手さんからの案内が確実にあるならば、好みの場所に座れるので、このような売り方もアリなのかもしれません。もしも案内がないと律義に座ってしまう方がいるかもしれませんが…



横浜青葉インターから東名高速へ。この日は事故渋滞により流れが悪い箇所がありましたが、渋滞を抜けるとほのぼのと走行します。



足柄サービスエリア付近で、左側に御殿場プレミアム・アウトレットが見えました。同時開設した、もう一路線の終点です。アウトレット行きはどれくらい乗車しているのかな…気になるところです。



御殿場プレミアム・アウトレットの観覧車が見えました。今回、同時開設した2路線は、実は観覧車と縁があります。一番最初の画像を見て頂くとわかるのですが、センター北駅に隣接するモザイクモール港北には観覧車があるのです。そして今見えている御殿場プレミアム・アウトレットの観覧車。更にこれから向かう富士急ハイランドにも当然、観覧車はあります。観覧車同士を繋ぐ夢のある路線になりました。



御殿場インターを降り、国道138号線と東富士五湖道路を登っていきます。霧が濃くなってきました。



富士急ハイランドに到着。霧で観覧車が見えません。センター北駅、御殿場プレミアムアウトレットと観覧車を見てきたので、富士急ハイランドも見たかったところですが残念な結果に。上の画像は帰りの御殿場行きバス車内から撮った富士急ハイランドの観覧車。御殿場行きは高速バスとはルートが違ったので、高速バスからもこのように見えるかどうかはわかりません。



まだ2週間前に降った雪の残る河口湖駅に到着しました。約16年ぶりに復活した東急の都市間高速バスは観光地への路線でした。夏季には富士山五合目への延長も予定されています。富士山は世界文化遺産にも記載が決まりましたし、さぞかし賑わうのではないでしょうか。

最後に、東急は都市間高速バスを長い間運行していなかっただけに東急エリアから高速路線を引けそうな場所はまだ他にもあると思います。今回開設した2路線を成功させ、より広いネットワークへと東急の都市間高速バスが発展していったらいいなと思いました。

<撮影2014年3月>

・撮ったまま/JRバステックの新車1301号車

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JRバステックの新車、日野セレガ1301号車です。御殿場プレミアム・アウトレット行きで運用されていました。



1301号車の車号。



座席が変わりました。JRバス関東の新車と同様、日野で用意しているハイエンドタイプと思われます。



外見からみた限りではトイレ側10列配置でした。運転手さん側は12列(?)のように見えます。



足立200か2856 

…先週、御殿場プレミアム・アウトレットに出かけた際に駐車場にバステックのセレガが2台並んで休んでいるのを見かけて気になっていました。検査標章は1月になっていたので最近導入されたようです。

追伸:コメントのお返事遅れてすみません。

・今年も3月11日を迎えました

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もう3年も経つのですね。2011年3月11日の東日本大震災から今日で3年を迎えました。もう3年なのか、まだ3年なのか、人によって感じ方に差はあると思いますが、私は前者でした。



3月10日の夜、私が東京駅で見送った夜行バスは、2013年3月22日から運行を開始した岩手県北バスとフジエクスプレスが共同運行する「岩手きずな号」です。東京と岩手県の久慈市を結ぶこのバスも間もなく1周年を迎えます。

「岩手きずな号」、一般的に地名や地域をイメージする愛称名を付ける事が多い高速バスにおいて、このような愛称名は珍しいです。震災から年月が経ち、様々な出来事が自然と風化していく中で、人と人の繋がりである「絆」の大切さを忘れないよう、毎日伝えてくれているのかもしれません。



運行開始を知らせた当時の岩手県北バスのプレリリースには、”東日本大震災の被災地でもある久慈市と東京を直接結ぶ交通機関として、首都圏から多くの方々に被災地を含む岩手県北部地域に足を運んで戴くことにより、交流人口創出を通した震災復興や観光産業振興へも寄与していきたい”…と書かれています。2013年に大ヒットしたNHK連続ドラマ小説「あまちゃん」の舞台は久慈市でした。これまで「あまちゃん効果」も存分にあった事でしょう。この日も大勢の乗客がバスに乗車していました。

発車するバスを見送り、この勢いを2014年も引き継いで「岩手きずな号」が利用者に定着し、発展していけたらいいなと思いました。

広交観光 広島〜徳山線

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今回の更新で、バスターミナルなブログのバス乗車記(カテゴリ名:バス旅)は100回目を迎えます(※前・後編にわけたのが5回ありますので記事の本数は105本存在します)。初回の乗車記は2009年2月のJRバス関東「駿府ライナー」でした。あれから約5年。自分自身でもここまで続くとは予想すらしませんでした。

記念すべき100回目を迎えるにあたり、どの乗車記を掲載しようかと悩みました。普通に考えれば「ドリームスリーパー」のような豪華バスといきたいところですが、それでは定番過ぎて面白くない。華があるようなブログでもないので、結局は私にとって強く思い入れのあったバス旅を100回目に選ばせて頂きました。どうぞ、お付き合いください。

広交観光 広島〜徳山線
広島バスセンター6時35分発

早朝6時に広島バスセンター付近のホテルをチェックアウト。12月の広島はまだ夜が明けていません。この日の予定は広島から山口県の徳山まで高速バスで移動する事にしています。

…前夜の事です。広島バスセンター7時10分発に乗ろうかな。いや、少しでもホテルで寝ていたいから8時20分発にしようかしら。高速バス時刻表とニラメッコしながら予定を考えましたが、せっかく旅先に来ているのに寝ていちゃもったいない。よし!一番早い6時35分発にしてやろう。そう意気込んで就寝しました。

そして朝。眠い(-_-)zzz。やっぱり8時20分発にしておけばよかったかな…。まだ覚醒していない頭をかきながら広島バスセンターに到着しました。私が乗車ホームの方を向いた、その時です。「徳山駅」と表示された背の高い高速バスが一瞬だけ私の視界を通り過ぎていきました。時が止まります。

私:「えっ!!」



「エアロクイーンMだ!!!」

その瞬間に頭が覚醒しました。乗車券を購入し、急いでバスが停車した1番のりばへと向かいます。エアロクイーンMが初めて登場したのは1988年。バブル期の第1期高速バスブームの最中でした。観光バスの高級志向、高速バス路線網の拡大、時代の流れに乗って800台近い台数が販売された大ヒットモデルです。ヘッドライトまわりの処理が独特で、動物のパンダに似ている事から「パンダクイーン」と愛称が付けられ親しまれてきました。私が乗車する1番のりばはターミナルの端なのでパンダのお顔を見る事は出来ませんでしたが、それは降車地のお楽しみにしておきます。

エアロクイーンMは、現行販売されているMS9型エアロエース/クイーンよりも2世代前のMS7型です。貸切車でもなかなかお目にかからないのに、路線車のエアロクイーンMに乗るチャンスは今や滅多にありません。この車両は生粋の路線車ではなく貸切車からの転用のようですが、それでも貴重な車両には間違いありません。



乗客は私一人。貸切状態で広島バスセンターを発車しました。広島電鉄の三次バスセンター行きに続いて中筋駅に到着します。停留所には行列ができているのが見えましたが、乗客は三次バスセンター行きに吸い込まれ、こちらの徳山駅前行きには乗車して来ませんでした。



ここで車内を紹介します。4列×11列配列の座席です。スーパーハイデッカーですから眺望もバッチリ♪



広島インターから山陽道に入りました。古い車だと思っていましたが、力強い加速をします。遅い車に追い越しをかけても息切れを感じさせません。それでいて乗り心地も良いです。路面の悪い場所ではわかりやすく反応しますが、減衰は早く安定しています。運転手さんの運転方もあるのかもしれません。電子サスペンションが実用化される前の車種ですが、今でも通用する乗り心地だと思いました。



夜明けです。瀬戸内海を望む空が赤く染まりました。



山口県に入るとトンネルが多くなります。



てっきり最後まで貸切かと思っていましたが、7時39分に到着した玖珂インターで4人が乗車してきました。玖珂インターはパーク&ライド型の駐車場があるバスストップです。広島県と山口県を結ぶ路線ですが、高速道路のバスストップであれば山口県内のみの利用もできます。次に停車した熊毛インターでも1人が乗車してきましたので通勤高速バスとして利用されているようです。



8時をまわり、徳山東インターを下りて徳山駅へと向かいます。途中の停留所で何人か降車がありました。



防長交通の一般路線バスが見えると、終点の徳山駅前に到着。1時間40分間の旅が終わりました。



バスを降りて、やっとパンダのお顔を見る事が出来ました♪



第1期高速バスブームを知らない私にとって、エアロクイーンMは憧れでした。このブログを始めてから約5年。この間に私がエアロクイーンMの路線車を見た事があるのは北海道拓殖バスと広交観光だけです(私が知らないだけで、やんばる急行バスとか探せばまだあると思います)。ずっとバスの旅を続けていれば、いつかは乗車出来るのではないかと漫然と考えていましたが、本当に乗車出来るとは思ってもみませんでした。

”早起きは三文の徳”ということわざがありますが、もう三文どころじゃないです。心の底から早起きして良かった!…そう感じたエアロクイーンMの旅でした。

<撮影2013年12月>

・撮ったまま/はとバスの新型車両

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東京タワーで行われている、はとバス定期観光バス運行開始65周年企画、新型車両の展示を見に行ってきました。



2014年4月から登場する はとバス最上級バス「ピアニシモ3」、いすゞガーラのSHDです。



車内は横3列、縦8列の24席仕様。



総革張りシートの座席は座面幅505mm。フットレスト(1列目は除く)、レッグレスト、肘掛内にビルトインされたテーブルが装備されます。無線によるオーディオシステムもあり、テレビ、ラジオ、CD2種の4つのチャンネルが用意され、携帯式の小型受信機により手元で操作できるのだとか。



座席には100Vコンセントもありました。



このような照明も組み込まれています。



後部にはコーヒーメーカー。



更に「ピアニシモ2」と同様に化粧室付トイレが設置されています。



デザインは水引をモチーフとした曲線を施しています。



「ピアニシモ3」は2台導入されました。左がプラチナ、右がゴールドです。塗装は2種類ありますが、仕様は同じだそうです。



そして、こちらも2014年4月からデビューする トイレ付車両「レガート」、いすゞガーラHDです。



横4列、縦9列の36席仕様。横4列ですが、シート幅がこれまでの440mmから465mmに拡大されています。



こちらも座席には100Vコンセントが設置されました。



後部には化粧室付トイレが設置。渋滞時のトイレが心配という声に応え、4列車にもトイレ付車両が導入されました。



これまで私は、はとバスを利用した事がなかったのですが、このような展示会を開催してくれたおかげで興味を持ち、身近に感じられるようになりました。いつか「ピアニシモ3」で旅をしてみたいです。

この展示会は2014年3月16日も行われます。興味のある方は はとバスのHPへ

・撮ったまま/Super Cabinの増備車

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東京空港交通で2013年11月から運行を開始した新車両「Super Cabin」ですが、3月7日から4台の増備がありました。



今回、撮影出来たのは上記の2台、922号車と933号車。外観はこれまでの「Super Cabin」と変わりませんが、今回増備の4台は”車内空間の更なる快適性を追求”した新空間「Super Cabin」として、木目調フリーリング、シートテーブル、革製ヘッドレスト、進化したトイレ空間と、インテリアに力を入れています。

922号車 成田200か・679
923号車 成田200か・680

・撮ったまま/あすか交通カラーの「THEアクセス成田」

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「THEアクセス成田」あすか交通担当便に、あすか交通カラーのエアロバスが運用されていました。



貸切車なのですが、前面、側面に行き先LEDを装備しています。



銀座駅(数寄屋橋)に停車中。銀座から「THEアクセス成田」に乗車する人も結構多いようですね。

・撮ったまま/引退迫る はとバス「ピアニシモ2」

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2014年3月をもって引退(はとバスHPより)が決まった「ピアニシモ2」です。



2002年に貴賓室車両「ピアニシモ」として登場。その後、化粧室の設置などのリニューアルが行われ現在の「ピアニシモ2」になりました。同じく貴賓室車両の「フォルテシモ」もありましたが、現在は はとバスのHPに掲載されていないので既に引退しているようです。



「ピアニシモ2」の走る光景は、まもなく過去のものとなります…

・撮ったまま/小田急シティバスの新車 セレガ

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小田急シティバスの世田谷営業所に駐車されていた日野セレガSHD夜行仕様です。(敷地外から撮影)小田急バスのHPによると、今月下旬から営業に入るそうです。2台目となるセレガは青色でした。

43号車 品川200か2739

追伸:コメントのお返事遅れてすみません。

・撮ったまま/ジェイアール東海バス 静岡ナンバーの744−11955号車

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新東名スーパーライナーの2号車で運用されていたジェイアール東海バスの744−11955号車です。



ナンバーは静岡200か・766になりましたので名古屋支店から静岡支店に転属したようです。静岡ナンバーで「新東名スーパーライナー」ですから、広域な運用が行われてます。

・撮ったまま/ジェイアール東海バス 静岡ナンバーの747−09957号車

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「渋谷新宿ライナー静岡号」で運用されていた747−09957号車ハイブリッドです。



ナンバーは静岡200か・765。名古屋支店から静岡支店に転属になったようです。

・撮ったまま/遠州鉄道 e−LineR 夜行便

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2014年3月21日より、曜日限定で上下共に夜行便の運行が始まった「e−LineR横浜線」です。



この日は338号車が運用に入っていました。



曜日限定の夜行便は浜松方面と横浜方面で所要時間が異なるのが特徴で、浜松方面は横浜駅(YCAT)から浜松駅バスターミナルまで4時間10分、横浜方面は浜松駅バスターミナルから横浜駅(YCAT)まで6時間5分の設定です。浜松方面は帰宅の足、横浜方面は到着後に活動しやすい時刻・・・という考えなのかもしれません。横浜駅で乗り換えて「e−LineR横浜線」と羽田空港や、東京ディズニーリゾートとのセットでオトクな乗車券の発売も開始しました。

・撮ったまま/60周年記念ロゴの入ったエアロエース

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新宿で撮影していると、見慣れぬロゴの入ったリムジンバスがやってきました。



画像ではわかりにくいのですが、行き先LEDの横に「60th Anniversary」のロゴが入っています。

創立60周年を迎える東京空港交通。見かけたのは285号車のみでしたが、他の車両にもロゴが入るのでしょうか。

はとバス ’O Sora mio オー・ソラ・ミオ「ベストビュードライブ 東京スカイツリー」

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はとバス ’O Sora mio オー・ソラ・ミオ
東京駅丸の内南口 15時00分発 「ベストビュードライブ 東京スカイツリー」



東京タワーで行われていた”はとバス”定期観光バス運行開始65周年の展示を見学していたら、無性に”はとバス”に乗りたくなってしまいました。日中は2階建てオープンバス「’O Sora mio オー・ソラ・ミオ」が東京駅から頻繁に発車しているので、コースを問わなければ乗車出来るだろうと、のりばへのある東京駅丸の内南口へと足を運びました。窓口で時刻表を確認すると、今の時期(2014年3月現在)は一部の日を除いて朝9時から17時までの1時間ごとに、いくつかの1時間周遊コースがあるようです。私が訪れた時の直近では15時00分発の「ベストビュードライブ 東京スカイツリー」コースが見つかりました。幸運にして空席があったので乗車券を購入、2階建てオープンバスの人となります。



車内はこんな感じです。4列×12列のオープンバス。一番先頭の座席はこちらを向いていて、着席したガイドさんが案内をしてくれます。



発車時刻になりました。東京駅丸の内南口を発車すると、いきなりJR線のガード下を通過します。



肌寒い日だったせいか、乗車券を購入した時に予告されていたのですが、このコースでは宝町から首都高速に入ります。「ホントに首都高速を走るんだw」オープンバスで首都高速を走る展開にテンションが上がり、思わず笑ってしまいました。



江戸橋ジャンクションを通過。間近で見る道路標識の大きさに驚かされます。



首都高速都心環状線から1号上野線へ。秋葉原の街を横目にバスは上野方面へと向かいます。



首都高速を走るオープンバスは、ちょっとしたアトラクションのようでした。



さて、一般道に降りたバスは、上野駅前を通過して浅草へ。街を見下ろすこの角度から車窓観光できるのは2階建てバスならではです。



東京スカイツリーが近づいてきました。バスはこの後、スカイツリーの真下である東京スカイツリー駅方面へと進路をとりました。ぐんぐんと大きくなるスカイツリー。そのうち視界に収まりきれなくなります。屋根が無いからこその景色♪ 先ほども書きましたが、このコース名は「ベストビュードライブ 東京スカイツリー」。コースを企画した人は、この変化する景色を乗客達に見せたかったのかもしれません。

もちろん、乗客達はデジカメやスマホで撮影タイム。「オープンバスとスカイツリーの組み合わせ」は家族や友人に自慢出来そうですね。



東京駅へ戻るルートは浅草橋の問屋街を経由します。真正面には陽の傾いた太陽が!



でも大丈夫。各座席には「日よけ兼うちわ」が備え付けられていますので安心して車窓観光が楽しめます。



頭上から直射日光の当たる座席は、なかなか新鮮でした。



約1時間の旅を終えて東京駅に戻ってきました。



今回、乗車したバスはベルギーから輸入されたバンホール社製のアストロメガ。

…初めての”はとバス”の旅は2階建てオープンバス「’O Sora mio オー・ソラ・ミオ」でした。はとバスというと、観光地でガイドさんに連れられて降車観光をするイメージが強いのですが、日中の「オー・ソラ・ミオ」は車窓観光のみですので手軽に短時間で楽しむ事が出来るのがポイントです。頻度の高い運行をしているので、空席があれば私のように当日直接申し込んでも乗車できます。価格は1500円、関東に住んでいても楽しめるバスだと思いました。

今回、記事で紹介しきれなかった見どころもたくさんありますし、ガイドさんの案内も華があります。これからの季節は桜スポットを巡る「東京さくら回廊」なんてコースもありますので、今度のお休みは「オー・ソラ・ミオ」で春探しの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

<撮影2014年3月>

・撮ったまま/最終運行のピアニシモ2

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ピアニシモ3の登場に伴い、2014年3月をもって引退の決まった はとバスのピアニシモ2。遂にラストランです。



ラストランツアーは群馬方面への日帰りツアー。最小催行人員1名のHP限定ツアーでしたが、211号車、212号車の全2台体制で運行される程の大盛況でした。ピアニシモ2の引退により、4月以降の貴賓室の旅は新たに登場したピアニシモ3が担当します。

越後交通・越後柏崎観光バス 柏崎駅前

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新潟県柏崎市、JR柏崎駅に隣接する越後交通・越後柏崎観光バスの柏崎駅前です。越後交通と越後柏崎観光バス、その共同運行会社が乗り入れます。



JR信越本線・越後線が発着する柏崎駅の駅舎。



その柏崎駅に隣接しているバスターミナルです。1番のりばに停車しているのは新潟交通の新潟駅前行き県内高速バス。新潟県の県庁所在地である新潟と柏崎を約1時間半で結びます。



こちらは越後交通の長岡駅行き急行バスです。



のりばには3つのバースがあります。



2番のりば。道路の反対側にも停留所があり、そちらは夜行バス「三条・長岡〜京都・大阪線」が発着します。



各のりばには屋根が設けられています。



3番のりばの近くには越後交通の柏崎駅前案内所があります。



中には有人の窓口とベンチがありました。



飲料の自動販売機。



越後交通と越後柏崎観光バスの路線図。



2012年7月現在の運賃表です。



柏座駅駅前は、越後交通グループ柏崎地区の要となる場所でした。



<撮影2012年7月>
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