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・撮ったまま/伊豆箱根バス「ホワイトスノーシャトル」

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伊豆箱根バスが運行している「ホワイトスノーシャトル」です。



小田原駅・YCAT(横浜駅)・品川プリンスホテル・池袋駅東口~苗場プリンスホテルを結ぶ高速乗合バスで、苗場プリンスホテル行きは夜行便として設定されています。



側面の表示。



伊豆箱根バスの高速路線だけでも珍しいのに、更に夜行便というレアな乗合バスです。



スキーシーズンのみの運行です。

東名横浜インター その2

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その1でも書きましたが、右側がかつて高速バスが発着していた場所です。現在はフェンスが張られて遮断されています。



今も残る東名横浜の停留所です。(全てフェンス手前から手を伸ばして撮影)



画像からわかるように、上り便も下り便も共にこの場所からの発着です。

かつて、横浜町田インターは横浜インターという名称でしたが、1998年の横浜青葉インター供給開始前年に現在の横浜町田インターに改称されました。高速バスの停留所廃止は1999年。最後まで停留所名は東名横浜のままでした。(神奈川中央交通も変わらず今も東名横浜インターです)



ワンマンカー利用上の注意書き。



路線の運行系統図。東京駅(新宿駅)~名古屋駅を軸に、東名高速道路を走行する各バス路線が分岐しています。

東名綾瀬~東名厚木間から「元箱根」と「箱根湯本」
東名松田から「新松田」
東名御殿場から「御殿場駅」
東名御殿場から「箱根桃源台」と「箱根仙石」
東名沼津から「沼津駅」
東名富士から「吉原中央駅」



東名静岡から「新静岡」と「静岡駅」
東名吉田から「御前崎サンホテル」
東名吉田から「浜岡町」
東名磐田~東名浜松北から「浜松駅」と「浜松」



種別は「特急」「急行」「快速」の3種類。



JRハイウェイバス
東京駅 特急 名古屋駅
東京駅 特急 浜松駅
東京駅 急行 浜松駅
東京駅 特急 静岡駅
東京駅 急行 静岡駅
名古屋駅 急行 静岡駅
京都駅 特急 浜松駅

小田急電鉄高速バス
新宿 特急 箱根桃源台
新宿 急行 箱根桃源台
新宿 特急 元箱根

富士急行
沼津駅 快速 新松田
吉原中央駅 快速 新静岡
沼津駅 快速 新静岡

静岡鉄道
新静岡 快速 沼津駅
新静岡 快速 吉原中央駅
新静岡 快速 浜松駅
新静岡 快速 御前崎サンホテル
新静岡 快速 町立浜岡病院

遠州鉄道
浜松 快速 新静岡



さて、反対車線の若01系統、南町田駅行きののりばへ向かいます。ジャンクションの中央に停留所があるので、このようなトンネルがいくつかありました。県境をまたいで東京都町田市。階段を上ると南町田駅行きの停留所です。



階段の上に停留所が見えます。



国道16号線に出ました。



南町田駅行きの停留所。今は存在しませんが、かつては鶴間駅へも路線があったようです。



2015年1月現在の時刻表。平日は運行無し、土曜1本、休日2本。



私が訪れた日は平日だったので、バスの運行はありませんでした。



最近は見かけませんが、かつての横浜町田インターは接続する国道16号線の混雑に伴う出口渋滞が激しく、高速道路の本線上にまで出口渋滞が伸びる事がありました。そのため、停留所が料金所の外にある高速バスは定時制に難があったようです。また、東京都と神奈川県の県境という事もあってか、周辺には大きな集客を見込める住宅地等も見あたりませんでした。

高速バスの停留所は廃止、地域路線も本数の少ない東名横浜インターでしたが、今も高速バス停留所には当時の面影が残り、現在に語り継いでいます。


↑東京都町田市側の停留所

<撮影2015年1月>

東名横浜インター その1

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神奈川県横浜市緑区と東京都町田市の県境にある、東名横浜インターです。神奈川中央交通が乗り入れます。



日本の大動脈である東名高速道路の横浜町田インター付近にある停留所で、かつては神奈川中央交通の地域路線と、高速バスとの乗り継ぎが出来る停留所でした。



まずは神奈川県横浜市緑区側の停留所を紹介します。このようなトンネルをくぐると・・・



階段上がった先に停留所が見えてきました。



神奈川中央交通の東名横浜インター停留所です。



ここに発着するのは東急田園都市線の南町田駅と若葉台中央を結ぶ南01系統の、若葉台中央行き。



2015年1月現在の時刻表。平日1本、土曜1本、休日1本。一日に1便しかバスが来ません。いわゆる免許維持路線のような存在です。(※現在、路線は認可です)



左側が南01系統が走行する国道16号線。右側がかつて高速バスが発着していた場所で、現在は廃止されてフェンスが張られています。この道路は横浜町田インター出口から入口へと戻るルートなので一般車は通れません。



撮影していると、神奈川中央交通のリムジンバスが通過して行きました。



そして、一日に1便しかない若葉台中央行きが到着!



バスから降りられた方がいました。失礼ながら、乗客なんていないと思っていたのでビックリ。



若葉台中央行きが発車しました。次の便は翌日です。

その2では、高速バスの停留所と、反対車線の南町田駅行きのりばを紹介します。

その2へ続く


↑神奈川県横浜市緑区側の停留所

羽後交通 大曲バスターミナル その2

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再開発エリアの愛称名は「大曲ヒカリオ」です。花火で有名な大曲にちなんで、夜空に光の尾が広がるイメージから命名されました。

老朽化した仙北組合総合病院の建て替え、バスターミナルの整備による交通結節点の強化、児童福祉施設(認定こども園)、高齢者福祉施設、商業施設の建設…など、将来にわたって安心・安全に暮らしていけるまちづくりと、中心市街地の活性化を再開発事業の目的にしています。



2014年5月1日に開業した「大曲厚生医療センター」。大仙市や仙北市、美郷町を医療圏に持つ総合病院です。画像はありませんが、介護福祉施設「ショートステイやすらぎ」も隣接しています。在宅介護が必要な方が短期間入所し、日常生活のお世話や機能訓練を受ける事が出来ます。



2階建ての建物は複合商業棟「Anbee大曲」。



2階に上がってみました。



大仙市の「市民活動交流拠点センター」。



レストランもありました。



総合病院に隣接したいるだけあってか、テナントは調剤薬局が入っていました。そういえば、バスターミナル部のテナントも調剤薬局です。



おっと、こちらのテナントは2店共に調剤薬局です。



道路の反対側にも調剤薬局。



ここにも。



再開発中にバスターミナルの待合室として使用していた建物も調剤薬局に代わっていました。他にもありそうです。



私が訪れた2014年9月は、まだ全ての再開発工事が終わっておらず、児童福祉施設や健康福祉施設、駐車場などは工事中でした。

…老舗デパートのバスターミナルから、総合病院を核にしたバスターミナルへの転換。少子高齢化社会を進む日本において、大曲バスターミナルは医療と福祉に重点を置いたターミナルになりました。これから認定こども園の建設も予定していますし、若い世代にも暮らしやすい場所へと発展していく事が期待されます。



<撮影2014年9月>

羽後交通 大曲バスターミナル その1

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秋田県大仙市、JR大曲駅付近にある羽後交通の大曲バスターミナルです。大曲通町地区の再開発事業により、2014年4月1日に新たにオープンしました。

以前の大曲バスターミナルはコチラ



以前の大曲バスターミナルは、老舗デパートに併設されていたターミナルでしたが、新しいターミナルは総合病院を核に、まちづくりの再開発を伴いながら計画されました。まずはバスターミナル部を紹介します。



バスターミナルに入りました。交差点付近に位置し、陽当たり良好な待合室。



待合室の中央頭上に設置されたテレビ。



テナントは調剤薬局。



乗車券類を発売している窓口。



窓口には発車案内が設置されていました。



2014年9月現在の時刻表。地域路線がほとんどですが、仙台への「グリーンライナー号」や浜松町・横浜への「レイク&ポート号」といった高速路線もあります。



運行系統図。



羽後交通観光の店舗と、バリアフリー対応のトイレ。



飲料の自動販売機も設置されています。



ターミナルの外に出ました。まずは1番のりば。



2番のりば。



3番のりばと降車場所。ターミナルの外周にそって3つののりばと1つの降車場所で構成されています。



待合室の中から見たバスのりば。停車しているのはイオンモール大曲行きです。地域密着のスーパーマーケット「タカヤナギ」イーストモールまで約10分、専門店やレストラン、映画館等が入居するイオンモール大曲までを約20分ほどで結びます。冒頭にも書きましたが、かつての大曲バスターミナルは、街を代表する老舗デパートに併設していました。今はその役目を「タカヤナギ」や「イオンモール」が担っているという考え方も出来そうです。概ね1時間に1本程度は運行本数が確保されており、利用客の多い時間帯や土休日は本数が増えます。

その2へ続く

・見たまま/「高速バス海老名」停留所

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杉崎観光バスが2015年1月12日から新設した「高速バス海老名」停留所を見にいってきました。



「高速バス海老名」は、海老名駅(東口)から徒歩で5~10分程度の場所にあります。停留所のポールは太陽光発電タイプ。



2015年1月現在の時刻表。発車するバスは1便のみで、降車停留所は高速長岡京、梅田プラザモータープール、高速バス鳥取です。



周辺にはロードサイドの飲食店が多く、バスの発車まで時間を潰す事も出来そうです。



杉崎観光バスが新たに停留所として選んだのは神奈川県の海老名駅周辺。



小田急線の快速急行・急行停車駅であり・・・



相模鉄道線の終点でもあります。画像はありませんが、海老名駅はJR相模線も発着しているターミナル駅です。



これまで羽田空港へのリムジンバスはあったものの、都市間高速バスとは縁がなかった海老名駅。まさか、初めての高速乗合路線が(大阪経由の)鳥取行きになるとは。

今まで海老名駅発着の高速バスが無かったのは、横浜や本厚木、町田といった都市から既に高速バスが発着していた事や、地域路線である相鉄バスと神奈川中央交通が都市間高速バスから撤退しているという事情もあると思います。

圏央道も開通しましたし、海老名で新たな需要を掘り起こせるかもしれません。

・日本平自動車が乗合参入申請というニュースを読んで

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1月12日の東京交通新聞を読んでいたら、静岡県静岡市にある貸切バス事業者「日本平自動車」が乗合の新規許可申請をしているという記事を見つけました。

日本平自動車は、高台に住んでいる住民の足となるような東静岡駅南口発着の2路線(大谷方面と日本平動物園方面)と、静岡駅北口から藤枝駅方向の金曜深夜路線を運行したいと希望しているそうです。申請が認められたならば、このような定時定路線は中部地区では2007年の浜松バス以来だとか。

これらの場所は、しずてつジャストラインが地場としているエリアです。日本平自動車はしずてつの関連する事業者ではないでしょうし、希望している路線は自治体のコミバスでもないようです。収入面でハイリターンが見込まれると言われる事もある高速乗合バスと違って、このような地場路線への参入希望は珍しいと思いました。

日本平自動車の新規許可申請は実現するのか?そして、しずてつジャストラインの動向は?気になるところです。

・撮ったまま/西武観光バスの池袋~新潟線

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西武バスと越後交通、新潟交通の共同で運行している「池袋~新潟線」ですが、西武観光バスが参入したようです。



西武バスから移籍し、練馬から大宮ナンバーになった1534号車。



西武観光バスの表記。

・・・貸切バス型の運行委託かと思いましたが、車体の表示方や予約サイトから西武観光バスが「池袋~新潟線」に参入したと判断しました。2015年1月現在、21便、27便、10便、16便が西武観光バスの担当です。

・撮ったまま/東京駅鍛冶橋に発着する杉崎観光バス

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2015年1月12日から東京駅鍛冶橋に発着するようになった杉崎観光バスの「杉崎高速バス」です。



これまで横浜駅YCAT発着だった「杉崎高速バス」ですが、今回の東京駅鍛冶橋乗り入れで都内でも姿を見ることが出来るようになりました。



発車した鳥取行き。前面の行き先表示は「東京-横浜←→大阪-鳥取」でした。

・行ったまま/ぷらっと箱根

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お正月、ぷらっと箱根まで往復してきました。ロマンスカーを降りて箱根湯本駅で待っていたのは、幸運にも新車アレグラ号3000形。



車内表示器。



製造は川崎重工。アレグラ号の銘板と共に。



前面の窓が、めちゃくちゃ大きいです!



どれくらい大きいか、在来車との比較。



窓が大きいのは前面だけではありません。側面もこのとおり。



箱根登山鉄道25年ぶりの新車は、とても魅力的な観光車両でした。



さて、帰りに乗車したのはモハ1形。なんと、帰りも幸運がありました!最後の吊り掛け車である103-107です。



吊り掛けモーターの音を響かせながら山を下ります。



ハンドブレーキのある車両も最近は見かけなくなりました。



昔から箱根登山鉄道で不思議なのが車庫の容量。私が子どもの頃はベルニナ2両×2本とモハ1・2・3型13両の計17両でした。あれから3両化による増車や、箱根湯本で分割する運行形態への変化による減車、新車導入等があり、今は22両の営業用車両を保有しています。おそらく強羅や湯本の留置などもあるのでしょうが、一見狭そうに見える入生田の車庫は、こんなにも車両が入るものなのでしょうか。



クラシカルな電流計。吊り掛けの力行音だけではなく、電制音が聞ける鉄道なんて、今の日本にどれだけ残っているのでしょう。



そんな箱根日帰りの旅でした(^O^)

・撮ったまま/二子玉川駅に発着する京王バス東

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2014年12月19日に「渋谷駅~河口湖駅・富士山駅線」が開業した事によって、京王バス東とフジエクスプレスの姿を二子玉川駅で見る事が出来るようになりました。今回、二子玉川駅を発着する京王バス東を紹介したいと思います。



東急田園都市線と大井町線が乗り入れる二子玉川駅に京王バス東の河口湖駅行きが到着します。



二子玉川駅では成田空港・羽田空港行きと同じ5番のりばからの発車です。



「河口湖」の行き先表示。


2015年1月現在の時刻表。



東急バスと並びました。



二子玉川駅に発着する一般路線バスやリムジンバスに見送られ、河口湖行きが発車。



再開発工事の進む二子玉川。



二子玉川で京王カラーのバスを見る日が来るとは思いませんでした。

JRバス関東 しみずライナー

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JRバス関東 しみずライナー91号
東京駅八重洲南口 8時30分発

おはようございます。今日から師走です。2014年12月1日に、しずてつジャストラインが運行する「しみずライナー」はダイヤ改正が行われ、3年10ヵ月ぶりにJRバス関東の担当便が復活しました。初日に乗車してきたので乗車レポしたいと思います。



東京駅八重洲南口の7番のりばにJRバス関東のエアロエースが到着しました。正面の行き先LEDには「しみずライナー 折戸車庫」の文字が見えます。久しぶりのJRバス関東「しみずライナー」ですが、車両はポピュラーなエアロエースですし、乗客は私を含めて3人。お祭りムードは一切なく普段通りの時間が流れています。まるで昨日も普通に発着していたかのようです。



せっかくの清水への旅なのに、残念な空模様です。天候は西の方から回復していくようなので移動中に晴れてくれる事を期待しましょう。8時30分になると、ドアを閉めて定刻通りに発車しました。



首都高速3号線を西へ向かい、その後東名高速道路へ。上り線は東京インターを頭に渋滞していましたが、下り線は順調そのもの。



雨はやまないけれど、神奈川県と静岡県の県境付近では幻想的な風景も(^O^)



10時00分、足柄SAで休憩です。



車内の様子です。



富士川を渡り、雨の60ヘルツの国へ・・・



由比の海岸。太陽でてこいー



東京駅を発車して約2時間30分、清水駅前に到着です。バスは折戸車庫まで行きますが、私は清水で降車しました。



清水で路線バスの撮影をした後は・・・・清水駅から徒歩5分程度にある魚市場へ。



残念ながら天候は回復しませんでしたが、漁港で美味しい”まぐろ丼”を食べて元気になりました。

今回、3年10ヵ月ぶりにJRバス関東が「しみずライナー」に復活しました。これによって、これまで東京発12時00分発が始発だった東京発の便は8時30分が始発になり、清水駅前15時30分発の「しみずライナー」で東京へ戻れば、「しみずライナー」で日帰り清水観光が出来るようになりました。私は趣味のバス撮影と、漁港の食事に滞在時間を費やしましたが、三保の松原なんて選択肢もあると思います。

東京駅から片道2時間30分、往復乗車券で4500円。高速バス行く、手頃な日帰り観光スポットではないでしょうか。

<撮影2014年12月>

しずてつジャストライン しみずライナー

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しずてつジャストライン しみずライナー
清水駅前 15時30分発



朝から降り続けた雨がやみ、待ち望んでいた太陽が顔を出した清水駅前です。でも、悲しいかな。もう東京に帰る時間なのです。年季の入ったいすゞの中型バスの後に私の乗車する「しみずライナー」が到着しました。



運転手さんに乗車券を渡して改札を受けます。高速バスに乗車する時の定番パターン。でも、今日はこの定番にプラスアルファがありました。

「○○さまですね。お弁当はこちらの中にありますので、お好きな時に出して食べてください。1000円になります。」

そうです。今日はお弁当を予約していたのです。お弁当の入ったダンボール箱は運転手さん後ろの1C席に置かれていました。本来はここでお弁当を受け取るようですが、今日は空席が多かったので、「いつでもどうぞ」と機転を利かせてくれたようです。1000円札を手渡し、私の座席に着席します。今すぐ、ダンボール箱から出したい衝動に駆られますが、楽しみは後に残しておいて、足柄サービスエリアの休憩後に食べようと決めました。



バスは東名高速道路へ。いつ見ても、雨上がりの景色は心までも洗われるような清々しさを感じます。



ね、車窓から見えるミカンの木も輝いていますよ♪



気が付けば、由比の街へ。おっ!由比漁港の浜のかきあげ屋さんだ!!

さっきから何故か食べ物ばかり目に入ります。きっと、お腹が空いてるんですね(笑



思わず見惚れてしまう太平洋。雨天だった往路は、この景色を恨めしくみてたんだよな・・・。



太陽一つでテンションが違うのですから、私って、ゲンキンな人間だな(^O^)と考えていたら足柄SAに到着。ここで休憩です。



車両の紹介がまだでした。座席は楽座タイプの4列シートトイレ付き。日産ディーゼルのスペースアローです。



お待たせしました。足柄SAを発車したのでお弁当タイムにします。ダンボール箱から取り出したのは2014年4月23日から発売開始した「バス弁」!!

しずてつジャストラインと駅弁の老舗である東海軒がコラボした”高速乗合バス車内限定販売”のお弁当です。「しみずライナー」、「駿府ライナー」、「横浜ライナー」、「静岡甲府線」の静岡・清水発のしずてつジャストライン担当便のうち、【バス弁販売対象便】(※対象便はHP等で確認して下さい)でのみ販売していて、前日13時までの電話予約が必要です。価格は静岡産の緑茶が付いて現金1000円。お弁当と引き換えに運転手さんに払うシステムです。

「バス弁」は、前々から気になっていたのですが、販売対象便が静岡・清水を午前中に出る便が多い事と、前日13時までの電話予約がネックで、関東に住む私には縁がありませんでした。今回、JRバス関東が「しみずライナー」に再参入したおかげで、清水に日帰り往復するする事になり、それならば食べよう!・・・と楽しみにしていたのです。



キャッチフレーズは、「バスの中には、静岡の味がてんこ盛り!」。

桜えびご飯、黒はんぺん磯辺揚げ、かに爪フライ、有頭エビ、豆腐ハンバーグ、かまぼこ、卵焼き、煮物、わらびもち、桜漬け

・・・中身はこんな内容です(しずてつジャストラインのHPより)

どれも美味しくて、楽しい食事タイムになりました。欲を言えば、「おしながき」や「説明」がお弁当に中に入るか、弁当箱に記載されていれば、「今、食べているのは黒はんぺんの磯辺揚げか」とか「へぇ、静岡のはんぺんは黒なのか」…なんて、頭でも楽しみながら食事できると思いました。バスの中は座っていなければならないので、時間だけはたっぷりとあります。せっかく、静岡の味がてんこ盛りなのですから、文字でもアピールしてもよいのではないでしょうか。

観光客に喜ばれる内容ですから、JRバス関東の「しみずライナー」や「駿府ライナー」での販売や、関東の人でも利用しやすい時間帯への対象便拡大も期待したいところです。



終点の東京駅に到着しました。バス弁のおかげで、より一層楽しめた高速バスの旅でした。こういう取り組み、他の路線でもやって欲しいです(^◇^)

<撮影2014年12月>

・撮ったまま/杉並ナンバーのバス E823号車

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関東バス1月登録の新車、E823号車。三菱ふそうエアロミディです。



遂に杉並ナンバーのバスが登場しました。



荻窪駅南口にて。



この日、運用に入っていた萩60系統はすぐに1周してくるので、環八直角カーブで再び撮影。



世田谷200か・・・4は東急バスでしたが、杉並200か・・・4は関東バスでした。



今後はこのナンバーが日常になりますが、初めて見た杉並200ナンバーは、とても新鮮な光景でした。

・撮ったまま/東京駅鍛冶橋の変化 2015/01

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”利用者待合施設・管理室等整備”と思われる工事が進行している東京駅丸ノ内鍛冶橋駐車場です。今までトイレがあった場所はショベルカーで掘り起こされました。(現在、トイレは中央に移設されています)



バスの後方通路も、何やら工事中。



これから使われるであろう、新しい時刻表が準備されていました。

・・・・ん?!


初めて見る行き先が・・・・長野?!




これまで東京駅鍛冶橋に発着の無かった「どっとこむライナー」の昼行便が2便、記載されていました。

昼行便だけでも、京王電鉄バス&アルピコ交通、西武バス&長電バス、WILLEREXPRESS北信越、トラビスジャパン、昌栄高速運輸の5グループがしのぎを削る激戦区、東京都内~長野市内間の高速乗合バスに、新しい動きとなりそうです。

新幹線はあるものの、東京駅周辺と長野市内を結ぶ高速バスは今現在ありません。新しい需要を掘り起こせるでしょうか。また、新規に東京駅鍛冶橋~長野市内間の路線を引くのか、現行の新宿発着を延伸するのかも、気になるところです。(時刻だけで判断すると前者のような気もします)



運行会社一覧も新しくなりました。昌栄高速運輸を始め、平成コミュニティバス、ジャムジャムエクスプレス関西、杉崎観光バス・・・など、東京駅鍛冶橋を発着する新顔が増えています。

・考えたまま/「上野東京ライン」の開業で高速バスは・・・

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連日、試運転が行われているJR東日本の「上野東京ライン」です。



東京駅~上野駅間に新たに複線の線路が増設され、これまで東京駅が終点だった東海道線と、上野駅が終点だった高崎線、宇都宮線、常磐線が相互に乗り入れるようになります。



「上野東京ライン」の開業は、2015年3月14日に決まりました。日中でも高崎線から3本/h、宇都宮線から3本/h、常磐線から2本/h(これとは別に特急も2本/h)が乗り入れるなど、高崎線、宇都宮線、常磐線から東京駅方面への利便性が大幅に向上する事は間違いありません。輸送形態の大幅な変更は、ストロー効果の強化によって人の流れも変わるのではないかと思います。

そこで、「上野東京ライン」開業によって、高速バスの需要の変化を勝手に考えてみました。



まず思いつくのが、東京駅~水戸駅間を運行する高速バス「みと号」。

常磐線からの特急「ひたち」と「ときわ」が、合わせて日中2本/h、東京駅を経由して品川駅まで直通するようになります。JR東日本のリリースによると、これによって特急「ひたち」では、東京駅~水戸駅間で約11分の短縮効果が見込まれるのだとか。

「みと号」の乗客は、単純に東京駅~水戸駅間のみを利用するばかりではなく、水戸地区沿線からも乗客を集める事が出来ますし、価格面から見ても特急を使う層と被らないのではないか…という考え方も出来ますが、JRバス関東が座席数が多くてコンセント付きの新車を「みと号」向けに大量投入しているあたり、「上野東京ライン」の影響を考えているのではないかと読めそうです。



昨年、茨城交通に入った新車もコンセント付きという噂ですし、「上野東京ライン」の開業を見据えていたのかもしれません。

他にも「ひたち号」や「いわき号」など、常磐線方面の高速バスへの影響が考えられそうです。



それから「上野東京ライン」の開業で伸びそうなのが、東京駅地区から発着する成田空港への格安リムジンバス。

常磐線は日暮里駅で京成線に乗り換えが出来ますが、高崎線と宇都宮線は日暮里駅には停車しません。それでいて、東京駅で電車を降りて階段を下り、改札を出ると目の前には成田空港行きのバスのりばです。渋滞という不安要素はありますが、利便性なら成田エクスプレスに乗り換えるよりも上になるのではないでしょうか。成田空港第3ターミナルの開業も予定されていますし、「上野東京ライン」開業で需要は伸びそうです。

反面、鉄道の利便性が上がりそうなのが羽田空港アクセス。こちらは品川駅で電車を降りて階段を上れば、そこには羽田空港行きの京急線ののりばです。大宮や浦和、柏などの羽田空港リムジンバスに影響はないでしょうか。とは言え、首都高速中央環状品川線の開業で、首都高速都心部の渋滞が軽減されて定時性が向上するのではないか…という期待もあります。



最後に昼行や夜行の都市間高速バスはどうでしょうか。

高崎線や宇都宮線、常磐線から乗り換えなしで東京駅まで直通ですから、単純に東京駅地区発着の都市間高速バスに乗車しやすくなります。高速バスの運行本数が豊富な東京駅地区ですから、その魅力が呼び水となり、需要は伸びるかもしれません。



同時に、東京都内の2大高速バスターミナルのもう一つ、新宿駅地区との競争が促進されるのではないでしょうか。最近は東京駅地区と新宿駅地区の両方を経由する路線も多くありますが、どちらか片方のみ発着の場合、東京駅地区のバスを選択するか、新宿駅地区のバスを選択するか、悩むケースも生まれそうです。9割方冗談ですが、東京駅地区から乗車するケースと、新宿駅地区から乗車するケースで、価格差が生じるかも…なんて?!



ここまで私の想像できる範囲で”「上野東京ライン」開業における、高速バスへの需要の変化”を勝手に考えてみました。私はこのように読みましたが、きっと他にも考えられる可能性があると思います。

東京駅~上野駅間の路線図にストローが繋がるまで、残りわずか。どのような未来が待っているでしょうか。

・撮ったまま/東京支店に転属になったH654-03413号車

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水戸支店から東京支店に転属になったJRバス関東のH654-03413号車、三菱ふそうエアロバスです。

「みと号」への大量新車導入による転属でしょうか。この日は訓練車で東京駅JR高速バスターミナルに現れました。



このバスも三ヶ日ミカちゃんバスですね♪

ナンバーの不釣り合いなエアロバスが来たなと思ったら、転属車で驚きました。

H654-04413号車 足立200か3069


・・・余談ですが、”足立200か”の進むスピードには驚かされます。登場したばかりのグランドリームなんて足立200か3011でしたから(^^ゞ

・京都丹後鉄道 運行開始へ

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WILLER TRAINS株式会社の商品発表会を取材させて頂く機会がありました。内容についてはWILLER ALLIANCEのHPや、北近畿タンゴ鉄道のHPから見る事が出来ますので、そちらを参照して頂いて、ここでは私なりの視点で書かせて頂きたいと思います。

まず、ご存じの方も多いと思いますが、2015年4月1日(予定)以降、北近畿タンゴ鉄道の運行会社がWILLER TRAINS株式会社に変更、”京都丹後鉄道”(通称:丹鉄)として生まれ変わります。



これまで「宮津線」だった豊岡~西舞鶴間は、宮津を境に「宮豊線」と「宮舞線」に路線通称名が変更となります。「宮福線」も含め、路線通称名を見るだけで鉄道が「どこからどこへ」走っているのかわかりやすくしたのだとか。また、7駅を地元の方や観光客に分かりやすい駅名に変更して、利便性の向上を図るそうです。



さて、配布された資料を読んでいて、企画乗車券の種類の多さに驚きました。

例えば、「週末ファミリーパス」なら、土・日・祝日に大人2人と子ども2人の最大4人までが1日全線乗り放題となります。

どうしても家族連れは交通費がネックとなり、自家用車での移動を選択してしまいがちですが、そのような方々にも鉄道を利用してもらいたい・・・という思いが伝わってきました。



私が一番グッときたのが、このようなイベントきっぷ。イベントごとに設定日限定の企画乗車券を作るようです。

これまで、「○○というイベントには一日券が便利です」…なんて案内は各方面の鉄道で見た事がありますが、イベントごとに特色を出した企画乗車券をこれほどの規模で発行する事業者は初めてでないでしょうか。それぞれ乗車券の名称に「イベント名」を入れているので訴求力もあると思います。同時に、このようなチケットを作るだけではなく、今後、利用者にどう伝えていくかも重要だと考えているようです。

もちろん、地域の方々をターゲットにした企画乗車券だけではなく、観光で訪れる方々に利便性の高い企画乗車券も用意されています。



「交通革新とまちづくりが連携することで、地域の価値を向上する」をWILLER GROUP10年構想として、「高次元交通ネットワークの実現」や、「地域を創生する若い人の働く場の創造」、「交通・まちづくりを目指す学生の教育の場を創造」による沿線地域における社会環境の革新という発表もありました。(むしろこちらが発表のメインでした(^^ゞ詳細を知りたい方はHP参照)


・・・これまで、私がWILLERに持つイメージは、都市間輸送を得意としている事業者というものでした。なので、「きっと、大勢の観光客を丹後に運ぶような発表があるのだろう」・・・と、勝手に予想していました。しかし、今回の発表から伝わってきたのは、「まず地域」という事。交通革新とまちづくりを組み合わせ、地域の価値向上を目指すとしています。

「環境を変えないと投資をしても効果が少ない。」

実際に社長はマンションを借りて、毎週のように沿線に住んでいたそうです。



丹鉄が走り出すまで、あと2か月。WILLERの新しい事業のスタートです。

・表示方の変わった東京駅JR高速バスターミナルの発車案内

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2014年12月の「THEアクセス成田」乗り入れによって、都市間高速バス、東京スカイツリーシャトルに加え、新たに空港アクセスの拠点にもなった東京駅JR高速バスターミナルです。



バスが集まるターミナルには必需品の発車案内板。

これまでの昼の発車案内板は、「東北道・常磐道方面」、「東名・中央道方面、スカイツリーシャトル」、「東関東道・館山道方面」という3つに分類されていたために、不慣れな方が多いであろう成田空港行きを「東関東道・館山道方面」から探し当てる必要があったり(間違いではないですが(^^ゞ)、何故にスカイツリーシャトルが「東名・中央道方面」と同じ分類なのだろう???・・・といった具合に多少強引なところも感じられました。

ところが最近、改良されたようで…



このような表示になりました。

新しい昼の分類は「成田空港方面」、「スカイツリーシャトル」、「東名・中央道方面」、「東北道・常磐道方面」、「東関東道・館山道方面」の5つ。タブが増えた分、どうしても物理的に表示出来る件数は減少してしまいますが、わかりやすくスッキリした表示方になったと思います。



参考までに、今から1年1か月前、東京駅JR高速バスターミナルのグランドオープン時の発車案内板は、こんなにシンプルでした。現在のように方面別ではなく、発車順に表示され、配色もおとなしい印象です。

発車案内板も進化しているものですね。

浜通り交通 JR常磐線代行バス(竜田駅~原ノ町駅)

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浜通り交通 JR常磐線代行バス(竜田駅~原ノ町駅)
竜田駅 9時35分発



いわき駅から普通列車で34分。JR常磐線の竜田駅に降り立ちました。2015年2月現在、いわき側から常磐線を北上すると、鉄道で行ける最も北側にある駅です。これは2011年3月11日に発生した「東日本大震災」による福島第一原子力発電所の事故で、これより先に立ち入りが大きく制限される帰還困難区域があるためです。

しかし、帰還困難区域を鉄道と並行して走る国道6号線は福島県全体の復旧・復興を担う重要な道路である事から、2014年9月15日から特別通過交通制度の運用を変更し、自動車が当該区間を通過出来るようになりました。そして2015年1月31日からこの道路を使い、竜田駅~原ノ町駅間をJR常磐線代行バスが2往復走るようになったのです。



2015年2月現在、原発事故による避難指示の区域は3つにわけられます。

・「避難指示解除準備区域」・・・除染やインフラ復旧、雇用対策など復旧・復興のための支援策を迅速に実施し、住民の一日でも早い帰還を目指す区域
・「移住制限区域」・・・将来的に住民が帰還し、コミュニティを再建する事を目指し、除染やインフラ復旧などを計画的に実施する区域
・「帰還困難区域」・・・長期間、帰還が困難である事が予想される区域

避難指示解除準備区域と移住制限区域は、原則的に立ち入りが自由で、竜田駅は避難指示解除準備区域に指定されています。

これから代行バスに乗車して、移住制限区域や帰還困難区域を通過し、原ノ町駅まで行くのです。



竜田駅前に停車しているのは、浜通り交通が運行するJR常磐線代行バスです。塗装からわかるように、元はJRバス関東にいた車両で、H651-00406の車号を消した跡がありました。



側面の行き先表示は「原ノ町駅」を表示。車両は貸切バスですが、道路運送法の第21条(「災害の場合その他緊急を要するとき」)による乗合運送です。



車内は4列シートで後方にトイレが設置されています。



9時35分、私を含め、列車から乗り継いだ5人の乗客を乗せてバスは発車、国道6号線を北上します。

代行バスは、運転手さんとガイド(添乗員)さんの2人乗務体制です。ガイドさんは、JR常磐線の代行バスである事、帰還困難区域を走行する事、後方にはトイレが設置されている事を放送していました。また、私のような明らかに地元の人間以外が乗車していたからなのか、この日は簡単な沿線案内もしてくれました。



富岡町に入り、「JV」や「1F」のボードを掲げたバスとすれ違いました。「JV」とは原発事故の対応拠点になっているJビィレッジ、「1F」とは福島第一原子力発電所を表すものと思われます。作業をされている方々が移動するバスでしょうか。



いつの間にか移住制限区域を走行していましたが、そのうち帰還困難区域を表す看板が増えてきました。特に検問のようなものはなく、そのまま帰還困難区域へと進みます。一般の乗客が乗れるバスで、避難指示解除準備区域や移住制限区域を走行するものは、これまでも存在しましたが、帰還困難区域を走行するのは、この代行バスが初めてです。



交差点では原則として右折や左折をする事は出来ず、そのまま直進するしかありません。ほとんどの信号機は黄色の点滅状態です。(※常磐自動車道に繋がる県道36号線と国道6号線の交差点だけは曲がる事が可能)



側道にはバリケードが設置されていました。通行止と、一般車進入禁止(通行証が必要)の2タイプあるようです。インフラ復旧事業者や通勤通院等を目的とした関係市町村の地域住民には通行証が例外的に発行されています。



大熊町に入りました。福島第一原子力発電所は、大熊町と、この先の双葉町にまたがって存在しています。



国道6号線の帰還困難区域を通過出来るのは、自動車のみです。自動二輪、原動機付自転車、軽車両及び歩行者は通行する事が出来ません。



「福島第一原子力発電所」を案内する看板が見えました・・・



ガイドさんが、福島第一原子力発電所の煙突が見えると教えてくれました。



そのまま双葉町へと入ります。



しばらくして、「緊急時の避難路」という看板が見えてきました。ここを左折すると郡山へ抜けられる国道288号線ですが、今は一般車進入禁止となっています。この道路が実際に避難路として使われる機会が訪れない事を願いました。



前方のトラックは、ここを左折。通行証の確認をしているようです。



内閣府 原子力災害対策本部の発表では、帰還困難区域の道路上の空間線量率は0.31~14.7μSv/h(平均値3.5μSv/h)であり、国道6号線の避難指示区域の南端から北端までの42.5kmを、時速40kmで1回通行するに当たって、受ける被ばく線量は1.2μSvとされています。新聞報道によると、この値は胸部エックス線撮影の被ばく線量の50分の1程度だとか。

ちなみに代行バス車内では、乗務員さんが線量計を携帯しており、実際に走行している地点の車内での空間線量率と合わせ、1回通行するに当たっての被ばく線量を測定しています。乗客は希望すると、被ばく線量を教えてくれるそうです。



JR常磐線が見えました。この線路を列車が走る日はいつになるのでしょう。



浪江町に入り、ここで帰還困難区域は終わりです。この先は避難指示の区域が一気に2ランク下がり、避難指示解除準備区域となります。区域の境目ためか、放射線量の検査をするスクリーニング場が設けられていました。これは帰還困難区域で作業をする方々が対象と思われ、代行バスの乗客は単なる通過交通なのでスクリーニングする必要はなく、そのまま通過しました。



通行できない側道と、営業していない店舗。これまで、ずっとこのような光景ばかりを見てきました。

そして南相馬市へ。そのうち避難指示解除準備区域を抜けて、避難の規制は全てなくなりました。



営業しているホームセンター・・・



・・・そしてコンビニ。営業中の暖簾がかかる飲食店、人々が買い物をしているスーパーマーケット。

ようやく生活感のある場所になりました。当たり前の事なのに、なんて素晴らしい光景なんだろうと思いました。



終点の原ノ町駅に到着しました。いわきー原ノ町間を移動するには、これまで郡山や福島などの中通りへ大きく迂回する必要がありましたが、代行バスが運行を開始した事によって、大きな時間短縮になりました。代行バスだけの所要時間は1時間10~25分です。

降車時、運転手さんに被ばく線量を聞いたのですが、恥ずかしながらバスを撮影していたら、うろ覚えになってしまいました。こういう数字はハッキリ書かなきゃいけないものですが、曖昧でごめんなさい。確か0.7μSvと教えてくれたと思います。

・・・最後に、私は初めて帰還困難区域の中に入りました。バスに乗車してから緊張しっぱなしで、気が付くと手には汗を握っていました。心拍数が高いのも自分自身でわかります。でも、ガイドさんが「この辺りは桜の綺麗なところです」とか、「動物が飛び出す事もあります」なんて、マイクで案内してくれているうちに落ち着いてきました。

目安となる数値は事前に知っていても、初めて体験する事は正直怖いし、不安だらけです。おそらく必要以上に緊張していたと思いますが、落ち着いたやさしいガイドさんの声(そして運転手さんとガイドさんの笑顔)にムードを作ってもらい、救われました。

どんなに科学的に数値を示されようが、最後は人だと実感した次第です。本当に人のチカラって凄いと思いました。

<撮影2015年2月>
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