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浜通り交通 常磐線代行バス(原ノ町駅~竜田駅)

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浜通り交通 JR常磐線代行バス(原ノ町駅~竜田駅)
原ノ町駅 16時55分発

2016年10月。浜通り交通が運行しているJR常磐線、原ノ町駅~竜田駅間の代行バスに乗車しました。その様子をレポートしたいと思います。



夕方の原ノ町駅です。これからバスで常磐線の不通区間を竜田駅まで南下します。

駅前には浜通り交通の新車が停車していました。代行バスはJRバスから移籍した2台に加え、新車導入により3台の陣営で運行しています。



私がこの区間の代行バスに乗車するのは、2015年1月31日の運行開始以来2度目です。バスに乗車すると、運行開始直後には無かった機器が搭載されているのがわかりました。

京都大学原子炉実験所グループが開発した「KURAMA2」というシステムで、車両に搭載された線量率測定器を使って空間線量率を測定し、車両のモニターに表示するものです。(モニターのない車両は最前部の座席に設置されたパソコンに表示しているようです)

画像は原ノ町駅を発車直後のモニターの様子。0.1μSv/h以下を表す青色の場所にバスがいるのがわかります。このように沿道の空間線量率が竜田駅まで表示される仕組みになっています。



小高駅に到着。車掌役のガイドさんは、利用者の有無を駅舎まで確認しに向かいました。

当初、原ノ町駅~竜田駅間がノンストップだった代行バスは2016年7月12日から小高駅の発着を開始しました。これは南相馬市の避難指示が解除(帰還困難区域を除く)され、JR常磐線、小高駅~原ノ町駅間が運転再開した事によるものです。



帰還困難区域に入ると、沿道の灯りは少なくなり、車窓は暗闇ばかりになります。ところどころに設置している交通信号機は黄色の点滅を繰り返していました。



福島第一原子力発電所が近づくと、空間線量率が上昇しました。目に見えない放射線が数値という形で表示されます。
(※この場所が最高線量という意味ではないです。もっと高い場所もあったと思います。)

車窓は暗闇の世界なので、空間線量率の表示ぐらいしか見るものがなく、車内では、ただただ漫然と過ごしました。運行開始直後に乗車した時は、緊張して手には汗を握り、心臓をバクバクさせながら座っていたのですが、2度目となると、こんなものなのでしょうか。周囲の乗客が平然と乗車していたので、その空気感に同調したのかもしれません。



ここで車内を紹介します。

トイレ付きの4列×12列仕様で、頭上には降車ボタンが設置されています。区分上は貸切バスですが、乗合の設備を持っていました。



終点の竜田駅に到着。時刻表上では1時間25分の乗車時間でしたが、気持ち早着したようです。

今回は、夜間の走行という事で、沿道の様子を伺う事は出来ませんでしたが、新車の導入や、空間線量率の可視化、小高駅への発着開始など、変化を感じられた2度目の乗車でした。


↑2016年10月現在の時刻表

ちなみに、代行バスは、2017年2月1日から浪江駅、2月16日からは富岡駅にも発着するようになりました。

更に、2017年3月10日に発表されたJR東日本水戸支社のプレリリースによると、富岡町と浪江町の避難指示が解除(帰還困難区域を除く)される事から、4月1日にJR常磐線、浪江駅~小高駅間が運行を再開し、代行バスもダイヤ改正が行われます。これまで2往復体制だった代行バスは、竜田駅~富岡駅間の区間便を含めて11往復化され、うち2往復が常磐線の不通区間(竜田駅~浪江駅間)を連絡する事になりました。特に避難指示が解除される富岡町においては交通の利便性が大幅に改善されます。

JR常磐線の復旧が進むにつれて、代行バスの役割は、これまでの鉄道連絡に加え、街の復興も担う事になりました。

<撮影2016年10月>

‐代行バス沿革‐
2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)・福島第一原子力発電所事故
2014年9月15日 国道6号線通行規制解除
2015年1月31日 竜田駅~原ノ町駅間 代行バス2往復運行開始(ノンストップ)
2016年7月12日 小高駅発着開始 2往復体制 (JR常磐線、小高駅~原ノ町駅間運転再開)
2017年2月1日  浪江駅発着開始 2往復体制
2017年2月16日 富岡駅発着開始 2往復体制

2017年4月1日 代行バス11往復化 (JR常磐線、浪江駅~小高駅間運転再開)
竜田駅~富岡駅間9往復
竜田駅~浪江駅間1.5往復
竜田駅~原ノ町駅間0.5往復

・続!「中央高速バス」のリアサボ

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先日記事にした「中央高速バス」のリアサボの記事の続きです。



記事では、京王バスでは「中央高速バス」のリアサボを見た事がないと書きましたが、HDを探したら見つかりました。

サボを装備していたのは、2012年に撮影した京王バス東の60001号車。行先表示が幕の車両です。



この車両は後部に方向幕がないので、ガラスの内側に、このような表示をしているのですが、アップにしてみると・・・



「中央高速バス」の文字と「新宿~富士五湖線」という運行系統の表示があり、何より、サボ受けに入っていたようなこすれ具合をしています。

頂いたコメントの『富士五湖線は濃緑と淡緑』とも合致しますし、『(諏訪岡谷線は)上段に「中央高速バス」の横に赤の3本線、下段に「新宿-諏訪岡谷線」』という内容とも合致します。山梨交通のデザインとは違いましたが、このようなデザインの「中央高速バス」サボも存在していたとわかりました。

最近の車両は、バリアフリーの関係で前面、左側面、後面に行先が入りますし、LEDで細かく表示が可能ですが、当時は行先と運行系統だけあればOKだったので、このような行先の幕と系統サボの組み合わせだったのかもしれません。

・小田急シティバスの新車 48号車 日野セレガSHD

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検査標章2月の新車。小田急シティバスの夜行用セレガSHD、48号車です。



ボディデザインは赤色。撮影時は「ルミナス」の運用に入っていました。

48号車 世田谷200か・112

これで夜行車のセレガは5台目。MS9型クイーンの5台と同じ台数になります。



ハルク前では、「フローラ」の2号車に入っていたMS8型クイーンの36号車と並びました。

車両の動向が気になり、車庫のある若林を2日連続で見てみましたが、MS8型クイーンは、この36号車しか見当たりません。いよいよ、ラスト1台になってしまったのかもしれません。

高速バス&カーシェア体験乗車記 浜松

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2016年11月15日から国土交通省の主導で行われている「高速バス&カーシェアリング社会実験」を体験してきました。

まず、カーシェアリングについて簡単に説明すると、様々なステーションに所属する車を、パソコンやスマートフォンから予約し、必要な時間だけ借りるシステムです。予め会員になる必要がありますが、燃料代や保険料は料金に含まれており、予約した車に会員カードをタッチすれば、すぐに利用が出来て、利便性が高いのが特徴です。

今回の社会実験では、このカーシェアリングと高速バスを連携させる事で、高速バス利用者の行動圏を広げ、観光振興や地域活性化等の効果を期待しています。

2017年2月現在、社会実験が行われているのは、静岡県の浜松と千葉県の市原です。双方でカーシェアの方式が異なり、浜松インター駐車場では「カーシェアの仕組みを活用したレンタカー」、市原駐車場では(スタンダードな方式の)「カーシェア」が提供されています。今回は、目的地を浜松とし、高速バスで日帰り往復。現地での移動を「カーシェアの仕組みを活用したレンタカー」にしてみました。



おはようございます。朝の渋谷マークシティです。

これから乗車するのは、7時50分発の浜松駅行きです。土休日や繁忙期など特定日のみ運行している便ですが、新宿や渋谷から一番早い時間帯に出発するので、高速バスで浜松へ日帰り観光するには最適です。この日は金曜日でしたが、上手い具合に設定がありました。



バスは渋谷マークシティを発車しました。

コンビニで購入したサンドウィッチを朝食にした後、図書館で借りた静岡県のガイドブックを読んで今日の計画を確認します。浜松インターまでは約3時間半の道のりなので、食事や読書、睡眠など、車内では思いのままに過ごしました。



由比では駿河湾が見えました。西の空が暗いのが気になるところですが、たとえ雨でも車なので何とかなるでしょう。

しばらくして、これから借りる車が準備できた旨のメールが届きました。「ピッとGO デリバリー」と呼ばれるシステムで、予約があった場合に駐車場へ車を配置してくれます。(※デリバリー料1000円が必要です)

メールには、車種、ナンバー、色、準備場所が書かれていました。

但し、予約乗車時間を1時間以上経過しても連絡がない場合は、予約が取り消しとなるので、渋滞など大幅に遅れる時は注意が必要です。(必ず連絡を!)



11時19分。東名高速道路を降りて、浜松インター駐車場に到着しました。

残念ながら、やはり雨。



駐車場内に向かうと、メールに記載されていた通りの車が駐車していました。予約しているのは11時30分ですが、10分前から出発可能とのこと。



会員カードをタッチすると、ドアのロックが開錠されて、車内に入れるようになります。



音声で、車の鍵を取るよう指示されたので、ダッシュボードを開けて、鍵を抜きました。



これで準備完了。点検を済ませ、発進です!

・・・・の前に大事な事を忘れていました。スタンド看板を外しましょう。



はい、OK!(スタンドを元に戻すのを忘れずに)

それでは、観光スタートです。

最初に向かうのは、ガイドブックで目星を付けていた浜松餃子のお店です。

ナビに入力すると、駐車場から約1.5kmと表示されました。たとえ、雨が降ってなくとも歩きたくない距離です。早速、車の恩恵を感じた瞬間でした。



駐車場に車を停めて、お店に到着。

11時30分に開店なので一番乗りです。



景気よく、大サイズ(16個)をオーダー。

皮はパリパリで、ニンニクの効いた餡が旨い!(^^)

食べ終えて駐車場に戻ると、駐車車両が増え始めていました。人気店なんですね。早く来て良かったです。



次の目的地は、浜松市の北部です。天竜浜名湖鉄道を超えて山間部の船明ダムへと向かいます。



道の駅・天竜相津「花桃の里」に到着しました。



目的はコレ。

ダムを渡る、ただの橋に見えますが、実は建設するも開業出来なかった鉄道の橋脚に、観光用の橋を架けたものです。よく見ると、橋と橋脚の組み合わせがアンバランスなのがわかると思います。



佐久間線と名付けられ、遠江二俣(天竜二俣)~中部天竜間を結ぶ国鉄の路線になる予定でしたが、国鉄再建の折、工事は凍結されて開業は出来ず、結果として未成線に終わりました。



佐久間線の遺構は、様々な場所で見る事が出来ます。



川の両岸にたたずむ2つの橋脚。



道路を跨ぐ高架橋。

このように、車の機動力を活かして、未成線の跡を巡ってみました。



さて、次なる目的地は天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅。

ここでは「転車台&鉄道歴史館見学ツアー」を毎日開催しています。ツアーに参加するのは簡単で、集合時間に待合室にいくだけ。予約もいりません。

ツアー料金は、大人300円(天浜線で来れば200円)です。



この日、13時50分の部に集まったのは私を含めて7人。

鉄道ファンかと思いきや、ご夫婦や女子旅といった意外な層の方々が参加していました。最近話題の大河ドラマの効果でしょうか。



スタッフの方に案内され、車庫の奥にある扇形の車庫へ移動します。ディーゼルカーが出てきました。



ディーゼルカーを乗せ、回り始める転車台。参加者は皆で撮影タイム♪

最後に「鉄道歴史館」を見学して、約40分間のツアーは終了しました。



解散後、私は車を移動させて、保存車のキハ20と記念撮影。懐かしい車両です(^^)



車を返すには少し早いので、航空自衛隊 浜松広報館「エアーパーク」に寄り道しました。

展示を見ていて、日本の防衛や自衛隊の役割について興味が湧いてきましたが、30分見学したところで閉館時刻の16時を迎えてしまいました。名残惜しかったので、また機会を作ってリベンジしたいと思います。



・・・そろそろ、車を返却する時間になりました。今回はカーシェアの仕組みを活用したレンタカーなので「ガソリン満タン返し」をする必要があります。駐車場近くのガソリンスタンドで給油を行いました。ここで注意すべき点があります。一般的なレンタカーと違い、給油は専用の給油カードで行います。燃料代は「利用走行距離料金」としてクレジットカードから引き落としとなります。

後日、明細を確認すると、今回の燃料代は1km辺り12円で、74km走行したので888円でした。



駐車場に戻って来ました。

車の鍵を元の場所に差し込み、会員カードをタッチしてドアのロックを施錠しました。

車の返却はこれで完了です。お世話になりました(^^)

短時間にいくつもの観光地を巡る事が出来たと思います。



帰りは16時58分発のバスで帰宅しました。

浜松の「高速バス&カーシェアリング」を利用しての感想です。 

・まず、会員登録の必要性が利用開始前のハードルになりました。

カーシェアを利用するには、会員になる必要があります。今回、利用した「タイムズカープラス」の個人プランでは、月額1030円の基本料金がかかります。私は自家用車を所有しているので、会員になるメリットが少なく、それが利用に際してのハードルの高さに繋がりました。もっとも、同額の1030円分がカーシェア代に充当出来るので(レンタカー代には充当出来ません)、色々な種類の車を運転して楽しんでみようかと考えてます。

・現地での使い勝手は、かなり良いです。

予め会員登録や予約を済ませているので、会員カードを車にタッチをすれば、すぐに利用できます。なので、バスを降りて数分後には借りた車を運転する事も可能です。これはカーシェア方式の成せる技で、通常のレンタカーではこうはいきません。

また、車が高速道路のインター付近で借りられるメリットもありました。浜松駅行きの高速バスは、ここから終点の浜松駅に到着するまで約25分かかります。往復ならば50分です。その分を観光時間として使えるのは効率が良いです。あと、街の中心部に入らないので、車の流れが悪い場所を避ける事も出来ました。

・何より低価格で観光が出来ました。

高速バスが往復のネット割で6370円、車代が6008円だったので、合わせて12378円です。新幹線を利用した場合、往復の交通費だけで16580円かかるので、これにレンタカー代(5000円と仮定)を加えると21000円を超えます。9000円以上の差が付きました。(「レール&レンタカーきっぷ」を使ったとしても、それでも高速バスの方がはるかに安いです)

一般的に、長い時間を借りるならば、カーシェアよりも、レンタカーの方が安くなると言われています。市原と違い、浜松がレンタカーの設定になっている理由は、1泊の利用を想定しているからと思われます。今回は6時間コースでしたが、24時間コースが一番コストパフォーマンスに優れています。

以上の事から、低価格で、自由度が高く、移動を効率よく出来るのが、「高速バス&カーシェアリング」の長所だと感じました。普及すれば、これまで時間的や金銭的な制約から出来なかった観光を随所で実現する事が出来そうです。

最後に「高速バス&カーシェアリング」の普及には、カーシェアリング側だけではなく、高速バス側の使いやすさも課題となりそうです。大都市と地方都市とを結ぶ高速バスは、どうしても地方都市の利用者が使いやすい形になる傾向があるので、大都市の利用者をターゲットにしたダイヤや商品、見え方などの再検証が必要になるかもしれません。潜在需要は多く眠っていると思われるので、パーク&バスライドの逆バージョンで、大都市からの需要を更に掘り起こしたいところです。個人的には、高速バスとカーシェアリングの同時予約が出来ると便利だと思いました。

※補足:浜松の「高速バス&カーシェアリング」を使おうと考えてる方へ
・予め、ガイドブックや道路地図を用意しておくと便利です。(ナビはありますが、車内に地図は常備されていなかったと思います)
・お土産は、高速バスのSA休憩で購入できました。(「浜松~渋谷・新宿線」は牧之原SAと足柄SAで休憩がありました)
・横浜からも高速バスが出ています。(今なら週末などの特定日には便が増えます)
・借りた車を浜松駅前南口店で乗り捨てる事も出来ます。

<撮影2017年2月>

-今回かかった料金・運賃-
「ピッとGO デリバリー」
基本料金(6時間まで):3675円
デリバリー料:1000円
燃料代:888円
消費税:445円
小計:6008円

「高速バス 渋谷マークシティ~浜松インター」
往復割引:6370円

総合計:12378円

・「渋谷~軽井沢・草津温泉線」運行開始

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2017年3月17日から、東急トランセ、西武高原バス、京王バス東、上田バスの共同で「渋谷~軽井沢・草津温泉線」の運行が始まりました。



運行初日の東急トランセ便。行先表示は「高速 草津・軽井沢」。

東急が軽井沢方面の高速バスを運行するのは、かつて夏シーズンに運行していた「そよ風号」以来です。



そして、渋谷マークシティに乗り入れを果たした西武高原バス。レオマークのバスがここを発着する日が来るとは。

今回は撮影出来ませんでしたが、京王バス東の草津温泉や、上田バスの高速バス初参入(回送距離とダイヤを考えると2台使用?)など、話題豊富な新路線となりました。

・上田バスのエアロバス

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「渋谷~軽井沢・草津温泉線」で高速バスに参入した上田バス。

東京側休憩場所の目撃情報を頂いたので見にいってきました。(公道から撮影)

東急バスの瀬田営業所に駐車していたのはエアロバス。ナンバーから推測して最近登録したばかりのようです。

長野200か1577

・羽田京急バスの新車 日野セレガSHD 4701号車

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検査標章2月の新車。羽田京急バスの日野セレガSHD、4701号車です。



撮影時は「エディ1号(阿南系統)」の運用に入っていました。



NH4701 品川200か3109

今まで「エディ1号(阿南系統)」は京急バスMS8クイーンが定期的に運用される最後の砦という認識でいました。新しい車両が増えるのは喜ばしい事ですが、京急の夜行車も世代交代が進んだと実感します。



この日、MS8クイーンは「ビーム1」の2号車にSNH5644号車が入っていました。

追伸:コメント反映遅れております(m_m)

・JRバス関東 長野原支店の新車 H657-16412

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検査標章3月。JRバス関東、長野原支店の新車、日野セレガHD、H657-16412号車です。



「上州ゆめぐり号」でバスタに到着しました。長野原支店らしく、ちゃんと「ゆもみちゃん」のデザインもされています。



車内は4列×10列、後方ワイドトイレ仕様に見えました。

H657-16412 群馬200か1267

「渋谷~軽井沢・草津線」が開業したこともあるのか、東京支店も、長野原支店も、新車率が向上した「ゆめぐり号」です。

・バスタ新宿 発車・到着経路変更

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2017年3月中旬頃より、バスタ新宿を発着するバスの経路が一部変更になりました。



まず、JRバス「上州ゆめぐり号」や「佐久・小諸線」など、関越自動車道を走行する路線です。

これまでバスタ新宿を発車後は右折をして、明治通りへ向かっていましたが、経路変更後はバスタ新宿を左折するようになりました。(推測ですが、最終的に山手通りへ向かっていると思われます)



新宿駅南口前を走行する「上州ゆめぐり号」。関越自動車道からの到着便もこちら側からやって来ます。



続いて、JRバス「あぶくま号」や「マロニエ新宿号」など、東北自動車道を走行する路線です。

バスタ新宿を発車後は、これまでと同様に右折をしますが、直後の新宿四丁目交差点で明治通りに入るための左折レーンがボトルネックになっていました。



↑新宿四丁目交差点を左折していた時代の「あぶくま号」



経路変更後は、左折レーンには入らずに新宿四丁目交差点を直進します。



そして1本先の交差点を左折して、明治通りへと向かうようになりました。

2月にバスタ新宿前交差点の交通信号機が矢印式に変更になり、3月に入って今回の経路変更と、バスタ新宿をめぐる交通対策が進められています。

・熊本市電見たまま/5000形・9700形

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最近、熊本に行く機会がありました。



街中を歩いていると、3月27日(まもなくです!)から復活運行する熊本市交通局5000形の試運転を目撃。



輸送力強化が課題の熊本市電において、定員の大きな連接車の特徴を生かして、ラッシュ時やイベント時に運行するそうです。



車体も台車もピカピカ♪



5000形のルーツをたどれば、元は西日本鉄道・福岡市内線の1000形。福岡から到着した「ひのくに号」と並びました。西鉄つながりのワンシーンです。



続いて、日本初の超低床電車9700形。



マスコンハンドルに、力行も制動も無段階のワンハンドルを採用しています。電気指令式として、日本初採用だったのではないかと思われます。(無段階は路面電車の分野で普及しました)



9700形は好きな車両なので、乗車出来て幸運でした(^^)

・小田急箱根高速バスの新車 1701号車

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検査標章3月の新車。小田急箱根高速バス、三菱ふそうエアロエース1701号車です。



2017年式の新車が小田急箱根高速バスに登場しました。

1701 世田谷230あ1701

・広栄交通バス「ブルーライナー」の新車 エアロエース

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検査標章12月。広栄交通バス「ブルーライナー」に入る三菱ふそうエアロエースです。



撮影時はB便で運用していました。

「ブルーライナー」は、4月中旬からワイドシートの新型車両が導入されるリリースがされているので、もしかしたら、この車両がそうなのかもしれません。

ナンバーは川越200か・478。

追伸:コメント反映遅れますm(__)m

・まもなく高速バスの定期発着が終了する新宿西口26番

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2016年のバスタ新宿開業後も、唯一、新宿西口(26番)発着を続けていた「新宿~(中央市経由)~南アルプス市線」の京王バス東担当便が、2017年4月1日のダイヤ改正からバスタ新宿へ移る事になりました。



よって、4月1日以降、新宿西口から毎日定期発着する高速バスは無くなる事になります。

撮影時は61606号車が「新宿~(中央市経由)~南アルプス市線」の運用に入っていました。この車は昨夏の新車なので、新宿西口バスターミナル50番に入った事がありません。



のりば変更の掲示。

肘折温泉

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山形県最上郡大蔵村にある、肘折温泉です。山交バスが発着します。



新庄駅から山交バスで1時間弱。「肘折温泉~新庄線」の終点です。

バスのターミナルは、温泉街の中程に位置する折り返し所です。到着したバスは公道からバックをして停留所に据え付けられます。



停留所には、待合所とトイレ、飲料の自動販売機が設けられていました。



肘折温泉の案内図。

ここは1200年以上の歴史を持つ秘湯です。名前の由来は「肘を折った老僧が温泉で傷を癒した」という逸話からだそうで、切り傷ややけど、皮膚病などに効く泉質です。



山の奥深い場所にあるためか、大型ホテルはなく、いわゆる俗化されていない古くからの温泉街が今も継承されています。



公衆浴場「上ノ湯」

バスターミナルのすぐそばにあり、豊かに溢れる温泉を楽しむ事が出来ます。バスの待ち時間に入浴しましたが、とってもいい湯でした♪



さて、バスファンにとって、肘折温泉とは「狭隘で曲がりくねった道路を大型バスが通過する場所」としても有名です。



バスが来ました!



運転手さんはハンドルを左に切り、、、



カーブ(というより、ほぼ直角(^^;))を曲がると、、、



ハンドルを戻し、、、



続いて右へ、、、



大型ショート車といえども、見事なまでのバスの挙動に圧巻されます。



最後の難所をクリア!



終点の肘折温泉に到着しました。

温泉の集落内には、このような難所がいくつも存在します。



一見すると、バスが通れるような道ではないのですが、、、



ドーン!と登場する山交バス。

当然、すれ違いなんて出来る訳がありません。

私が撮影した時も自家用車と鉢合わせしていましたが、慌てる自家用車の運転手さんに「あそこの駐車場に入りなさい!」と見かねた地元の方が助け舟を出す光景が見られました。(突然、バスが出てきたら驚きますよね(^^))



ちなみに、温泉街の停留所は一つではなく、「第一停留所」、「第二停留所」、「肘折温泉」と、数十メートルごとに設置されているので、利用者はそれぞれが使いやすい停留所で乗降出来るようになっています。



最後に、ご存じの方も多いとは思いますが、山交バス「肘折温泉~新庄線」は2017年3月31日を最後に廃止される事になりました。4月1日からは大蔵村の村営バスが同区間を代替する事になります。運賃は、これまでの約半額600円となり、便数も増回されます。



私は肘折温泉を訪問してみたいと、以前から考えていましたが、いかんせん場所が場所なだけに、これまでずっと未訪問でした。最後の最後に背中を押してくれた方もいて、ギリギリ間に合った感じです。

秘境でもあり、秘湯でもある肘折温泉。今回はバスが目的だったので数時間しか滞在出来ませんでしたが、いつかはここで時間を忘れ、しみじみと骨休みをしてみたいと思いました。



<撮影2017年3月>

・西武高原バス運行終了。西武観光バスへ

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2017年4月1日、西武高原バス株式会社と西武観光バス株式会社は合併をし、新たに西武観光バス株式会社が存続事業者となりました。



西武高原バスとして運行されるのは2017年3月31日が最後です。

西武高原バス上り最終便となる、池袋・新宿行きを撮影してきました。



事業者名は明日に備え、既に張り替えが行われたようで、過渡期ならではの表示方になっていました。



1991年、西武バスからの分離以来、軽井沢・草津を中心に活躍してきた西武高原バスという名称は、3月31日をもって、約26年間の歴史に幕を閉じる事になります。

(西武高原バスの軽井沢営業所は、西武観光バスの軽井沢営業所として引き継がれます)

・JRバス「ドリーム ルリエ」運行開始

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2017年3月31日、東京~大阪間を結ぶJRバスの新ブランド、「ドリーム ルリエ」が運行を開始しました。



仕様は2列シートの「プレシャスクラス」と3列シートの「アドバンスクラス」の2クラス制で、後方にトイレを設置しています。また、全席にパーテーションやタブレット端末の設備を搭載するなど、個室感覚の創出や車内設備の充実が図られます。
 
H677-11401 足立200か2502



運行初日の東京発は、JRバス関東のH677-11401号車が充当されました。



車体デザインは、ホワイトをベースにした新デザインです。



東京駅では、運行開始を記念して、出発式が執り行われていました。



最後に発車案内板から。

「プレミアムドリーム」に「プレミアムエコレディースドリーム」、「ドリームルリエ」、「グランドリーム」、「青春エコドリーム」・・・多彩なラインナップで関東~京阪神間を運行しています。

追伸:コメントの反映が遅れております。お待たせしてごめんなさいm(__)m

・新車いろいろ

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検査標章2月。WILLEREXPRESS東海の三菱ふそうエアロクイーン。
3月17日より、東京~名古屋線にも「リボーン」が入りました。

名古屋200か3755



検査標章3月。JRバス関東小諸支店の新車、日野セレガ。
佐久小諸線で撮影しました。ワイドトイレ40席と思われます。

H657-16418 長野200か1579



検査標章3月。JRバス関東長野原支店の新車、日野セレガ。

H657-16419 群馬200か1276



H657-16420 群馬200か1277も確認しています。

(車号から判断して、2016年式の新車は少なくとも20台はいそうです)



検査標章3月。JRバステックの新車、日野セレガ。
こちらは12列後方トイレ付きの仕様で登場しました。

1602 足立200か3545



検査標章3月。しずてつジャストラインの新車、三菱ふそうエアロエース。
新宿~静岡線で撮影しました。



所属は鳥坂です。

静岡200か・887



検査標章3月。京王バス東の新車、日野セレガです。



富士五湖線で撮影しました。折戸の11列と思われます。

61751 世田谷200か・113



検査標章3月。小湊鐡道の新車、ヒュンダイユニバースです。



新宿~木更津線(?)で撮影しました。

千葉200か2959



検査標章3月。東京空港交通の新車、日野セレガです。

リフト付き仕様で登場。現在は導入調整中の案内がされてます。バスタ新宿~羽田空港国際線ターミナルの運用についていました。いずれ同区間で実証実験が始まるものと思われます。

982 品川200か3140

・「ドリームスリーパー広島・福山~東京号」運行開始

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2017年4月1日、中国バスの「ドリームスリーパー広島・福山~東京号」が運行を開始しました。



東京側の停留所は、大崎駅西口バスターミナル、水道橋東京ドームホテルで、広島側の停留所は、広尾、福山駅前、広島駅新幹線口、広島バスセンター、中筋駅です。



2列シートで全11席のみの個室型豪華バス。毎日1往復が運行されます。



F1703号車 広島200か2263 三菱ふそうエアロクイーン

・「駿府ライナー」「渋谷・新宿ライナー静岡号」路線統合

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2017年4月1日。しずてつジャストラインとJRバス関東が共同運行する「駿府ライナー」(バスタ新宿~新静岡・静岡駅前間)と、ジェイアール東海バスと京王バス東が共同運行する「渋谷・新宿ライナー静岡号」(バスタ新宿・渋谷マークシティ~静岡駅間)が路線統合を行いました。

今回の路線統合により、これまで親しまれてきた、「駿府ライナー」や「渋谷・新宿ライナー静岡号」といった愛称は使われなくなったようです。

統合後の各事業者の行先表示を並べてみました。



京王バス東の表示。

もともと京王便は「渋谷・新宿ライナー」の愛称は使っていなかったので、以前と変わらぬ表示でした。



ジェイアール東海バスの表示。

2013年式の車両から前面表示器に「渋谷・新宿ライナー」の愛称が出るようになっていましたが、路線統合以降は行先のみの表示になりました。同社のホームページでは「静岡・新宿高速線」なんて表記もみられます。



JRバス関東の表示。

「駿府ライナー」の愛称は消え、行先のみの表示になりました。



しずてつジャストラインの表示。

こちらも「駿府ライナー」の愛称は消え、行先のみの表示になりました。同社のホームページでは「静岡新宿線」という表記もみられます。



多くの事業者でだいたい共通しているのが

旧駿府ライナーが「静岡・新宿〇〇号」
旧渋谷・新宿ライナー静岡号が「静岡・渋谷/新宿〇〇号」

となっていること。(※〇〇には数字が入る)

これから新しい愛称が付くのかはわかりませんが、今は「静岡新宿号」や「静岡渋谷新宿号」のような愛称で考えるのがしっくりくるのかもしれません。(略して静新(^^))

・中央高速バス 便名の違う富士五湖方面

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4月1日のダイヤ改正から、中央高速バスの富士五湖方面で、同時刻に発車するのに何故か便名の違う時間があります。

上の画像だと7時45分に「富士急ハイランド・河口湖 1403便 1号車」と、「富士急ハイランド・山中湖 1121便 1号車」が並んでいるのがわかると思います。この日は「富士急ハイランド・河口湖 1121便 2号車」も運行されたので、7時45分には富士急ハイランドや河口湖へ、計3台のバスが発車しました。

これまでだったら、便名が同じで1~3号車になるはず。どうして、同じ場所へ行くのに、1号車、2号車、3号車とならず、1号車、1号車、2号車になるのか???



調べてみると、1403便(フジエクスプレス)の河口湖行きは、「富士山五合目線」のダイヤでした。但し、富士スバルラインが冬季で開通していないので途中の河口湖止まりになります。対して、1121便(京王バス東)の河口湖・山中湖行きは、「富士五湖線」のダイヤでした。

つまり、系統が違うとわかりました。今回の「富士山五合目線」のルート変更で、人気の高い「富士五湖線」の混雑緩和を図ったのかもしれません。途中の停車停留所も異なりますし、前者は中央道上野原が乗車専用で、後者は乗車、降車、共に可能という違いもあります。

「富士五湖線」のように見えて、実は「富士山五合目線」だったという中央高速バスの話題でした。
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