いで湯号 旭川電気軌道
旭川駅前 14時10分発
旭川駅前4番のりばに天人峡経由の旭岳行き「いで湯号」が入りました。「いで湯号」は旭川駅と大雪山国立公園内にある天人峡温泉や、旭岳ロープウェイの始発駅である山麓駅を結ぶ路線バスです。国立公園内を走行するために日野自動車のセレガHIMRも運行されますが、今回登場したのは三菱ふそうのエアロバス。それも全国的に数を減らしつつある初代エアロバスMS7系です。心の中でちょっとガッツポーズ♪
冬季のシーズンオフだけあって、乗車したのは私一人だけ。何となくそんな予感はしてました。
旭川駅前を発車しました。一般路線バスの後ろを追いかけて走ります。
14時37分、東川町役場付近にある道の駅「道草館前」に到着するも乗車無し。
それにしても、どこまでも続く直線です。これぞ北海道!!この県道は、1972年(昭和47年)まで、廃止になった旭川電気軌道の東川線が走行していました。東川線も長い直線が道路に並行して続いていましたが、廃線後は道路の拡幅に転用されたそうです。この画像は東川よりも先なので、東川線が走っていなかった区間ですが、きっとこのような景色が流れていたのでしょう。
長い直線が終わり、忠別川を渡ると山道へと変化します。
道路は旭岳方面と天人峡方面に分かれます。このバスの行き先は旭岳ですが、まずは天人峡方面に進みます。大雪山国立公園に入り、再び景色は変わって国有森の中を走行。車内放送では観光案内が流れ始めました。
15時13分、天人峡に到着しました。今、走行してきた道路の終点、行き止まりです。もうこの先には進めません。ここは天人峡温泉の旅館やホテルの入口となる場所です。発車まで10分以上あったので運転手さんにお願いして撮影させてもらいました。
この路線は、かつて面白い取り扱いがありました。旭川駅前から天人峡・旭岳方面に乗車すると運賃が無料になったのです。復路となる旭川方面は有料ですが、旅館やホテルのサービス券があれば旭川方面も無料になるという、温泉の送迎バスのような性格を持っていました。
バスは再び国有林の中を走行して、先ほど、旭岳方面と天人峡方面に分かれた場所に戻ってきました。今度は旭岳方面に進みます。
バスは三菱ふそうのエアロバス。4列シートが並びますが、貸切車からの転用のようで車両後部は床が1段高くなっている仕様です。
旭岳に向けて坂を上ります。まもなく終点の旭岳…
15時55分、旭岳に到着しました。この時期はスキーシーズン。雪質が良く、外国からのスキーヤーが多い場所なのだとか。この日もスキーを楽しむ外国人観光客の方々で賑わっていました。
さて、この便は再び旭川駅前に向けて発車しますが、帰りは天人峡は通りません。天人峡から旭川に向かう場合は、この旭岳を経由して旭川に向かうという三角方式を採用しています。旭岳から旭川駅前までは1320円ですが、先ほどの天人峡から旭川駅前まで乗り続けていたら1180円と安くなるのです。たまに地方で見かけますが、このシステムも面白いですね。
16時10分、旭川駅前に向けて「いで湯号」は発車しました。旭岳で購入した缶コーヒーを飲みながら初代エアロバスの乗り心地を堪能する私でした。
※その後、「いで湯号」は天人峡への乗り入れ廃止、旭川空港乗り入れなど、大幅な改編がありました。現在はこのようなダイヤで走っていないのでご注意ください。
<撮影2011年3月>
旭川駅前 14時10分発
旭川駅前4番のりばに天人峡経由の旭岳行き「いで湯号」が入りました。「いで湯号」は旭川駅と大雪山国立公園内にある天人峡温泉や、旭岳ロープウェイの始発駅である山麓駅を結ぶ路線バスです。国立公園内を走行するために日野自動車のセレガHIMRも運行されますが、今回登場したのは三菱ふそうのエアロバス。それも全国的に数を減らしつつある初代エアロバスMS7系です。心の中でちょっとガッツポーズ♪
冬季のシーズンオフだけあって、乗車したのは私一人だけ。何となくそんな予感はしてました。
旭川駅前を発車しました。一般路線バスの後ろを追いかけて走ります。
14時37分、東川町役場付近にある道の駅「道草館前」に到着するも乗車無し。
それにしても、どこまでも続く直線です。これぞ北海道!!この県道は、1972年(昭和47年)まで、廃止になった旭川電気軌道の東川線が走行していました。東川線も長い直線が道路に並行して続いていましたが、廃線後は道路の拡幅に転用されたそうです。この画像は東川よりも先なので、東川線が走っていなかった区間ですが、きっとこのような景色が流れていたのでしょう。
長い直線が終わり、忠別川を渡ると山道へと変化します。
道路は旭岳方面と天人峡方面に分かれます。このバスの行き先は旭岳ですが、まずは天人峡方面に進みます。大雪山国立公園に入り、再び景色は変わって国有森の中を走行。車内放送では観光案内が流れ始めました。
15時13分、天人峡に到着しました。今、走行してきた道路の終点、行き止まりです。もうこの先には進めません。ここは天人峡温泉の旅館やホテルの入口となる場所です。発車まで10分以上あったので運転手さんにお願いして撮影させてもらいました。
この路線は、かつて面白い取り扱いがありました。旭川駅前から天人峡・旭岳方面に乗車すると運賃が無料になったのです。復路となる旭川方面は有料ですが、旅館やホテルのサービス券があれば旭川方面も無料になるという、温泉の送迎バスのような性格を持っていました。
バスは再び国有林の中を走行して、先ほど、旭岳方面と天人峡方面に分かれた場所に戻ってきました。今度は旭岳方面に進みます。
バスは三菱ふそうのエアロバス。4列シートが並びますが、貸切車からの転用のようで車両後部は床が1段高くなっている仕様です。
旭岳に向けて坂を上ります。まもなく終点の旭岳…
15時55分、旭岳に到着しました。この時期はスキーシーズン。雪質が良く、外国からのスキーヤーが多い場所なのだとか。この日もスキーを楽しむ外国人観光客の方々で賑わっていました。
さて、この便は再び旭川駅前に向けて発車しますが、帰りは天人峡は通りません。天人峡から旭川に向かう場合は、この旭岳を経由して旭川に向かうという三角方式を採用しています。旭岳から旭川駅前までは1320円ですが、先ほどの天人峡から旭川駅前まで乗り続けていたら1180円と安くなるのです。たまに地方で見かけますが、このシステムも面白いですね。
16時10分、旭川駅前に向けて「いで湯号」は発車しました。旭岳で購入した缶コーヒーを飲みながら初代エアロバスの乗り心地を堪能する私でした。
※その後、「いで湯号」は天人峡への乗り入れ廃止、旭川空港乗り入れなど、大幅な改編がありました。現在はこのようなダイヤで走っていないのでご注意ください。
<撮影2011年3月>