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・バスタに現れた三重交通5164号車

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この車の上京には本当に驚きました。

初夏のある朝、突然バスタ新宿に現れた、三重交通の1Sガーラ、5164号車です。



本来は3列車が所定なので、4列車の5164号車の充当は代走だと思われます。

ガーラの1Sは日本に数台しかいないそうで、貴重なバスを見る事が出来ました。

5164号車 三重200か・129

・アルピコへの委託が進む京王の「新宿長野線」

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2017年10月1日より、アルピコ交通、アルピコ交通東京、京王電鉄バス、京王バス東が運行している「新宿長野線」で、京王電鉄バス担当1往復が新たにアルピコ交通東京に委託されました。委託されたのはバスタ新宿10時55分発の6009便から始まる1往復です。



毎日15往復が運行される「新宿長野線」。

アルピコ8往復、京王7往復の運行体制は変わらないものの、委託により、11往復がアルピコの車両、4往復が京王の車両で運行されています。

・東京空港交通 オリンピック・パラリンピック特別記念ナンバー

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2017年10月10日より、「東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会」特別記念ナンバープレートの交付が始まりました。



こちらが、「東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会」記念ナンバープレートです。

寄付金付きの図柄入りナンバー。寄付金は、大会開催に必要となる交通サービスの改善(バス・タクシーのバリアフリー化等)に使われます。



スーパーキャビンのエアロエース。



リフト車のセレガ。

全車に取り付けが決まっている東京空港交通、早いペースで交換が行われているようです。

・国際興業の新車 845号車 いすゞガーラSHD

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検査標章8月。国際興業の夜行用新車、845号車、いすゞガーラSHDです。



今回の新車は、白色の行先表示で登場しました。



「夕陽号」での撮影です。

845号車 練馬230あ・845

・JRバス東北の新車 H677-17407

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検査標章9月。JRバス東北の新車、日野セレガHD、H677-17407号車です。



車内は3列独立シート、白色の行先表示を採用しています。「新宿仙台線」で撮影しました。

フロントガラス画像センサーの位置から、7月に発売されたばかりの新モデルと判断します。

H677-17407 仙台200か・683

追伸:今日は3つの記事をアップしています

・京浜急行バス オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバー

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「東京2020 オリンピック・パラリンピック」特別仕様ナンバーを装着した、京浜急行バスのリフト車、H4601号車です。



オリンピック・パラリンピックだけではありませんが、これからリムジンバスや高速バスの分野で発展が期待されるリフト車。

現状では、発着するターミナルが限定されたり、停車時間が必要、その他にも課題がありますが、今回の五輪を契機に、少しづつでも使いやすい形に進化していくといいなと思います。

・長電バスの新車 1612号車 エアロエース

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検査標章8月。長電バスの新車、三菱ふそうエアロエース、1612号車です。



仕様は3列独立シートです。「池袋~長野線」に充当されていました。



2017年10月1日から、長電バスが担当する「池袋~長野線」のうち、4列シートで残っていた1往復が3列シート化され、全3往復が3列シートでの運用になりました。西武バス担当の3往復も既に3列化されているので、同路線6往復(※現在1往復は休止中)全てが原則3列シートでの運転になっています。

・京王電鉄バスから京王バス東への移管進む

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「高速バス時刻表の秋冬版」を見ていて気が付いたのですが、京王電鉄バスが京王バス東へ委託している一部便や路線が、京王バス東に移管されたようです。(10月1日からと思われます)



「新宿松本線」を運行する京王バス東。

これにより、「新宿松本線」は京王電鉄バス、京王バス東、アルピコ交通、アルピコ交通東京の4事業者共同運行になりました。



「新宿飯田線」も、京王バス東へ移管。



同様に「新宿伊那線」も、京王バス東へ移管になっています。

車両も、かなりの台数が京王電鉄バスから京王バス東へ移籍しているものと思われます。(もともと委託車ではありましたが)

委託車という縛りがなくなるので、今後は今まで見られなかった車両の運用が見られるかもしれません。



2017年の夏には「新宿長野線」も一部便が京王バス東へ移管しています。

京王バス東の高速バス路線網が拡大すると同時に、京王電鉄バスの高速バスが縮小傾向にあるようです。


・京成バス オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバー

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「2020東京 オリンピック・パラリンピック」特別仕様ナンバーを装着した京成バスのリフト車、1278号車、いすゞガーラです。



京成バスでは2018年3月までに、一般路線バス、高速バス、全車への特別仕様ナンバー(寄付金付き)導入を発表しています。1278号車は早々に五輪ナンバー化されました。



なお、現在のところ、1278号車は特に路線を限定せず、通常の高速バスと同様の運用に入っています。撮影時は「東京駅~カシマサッカースタジアム線」に充当されていました。今後、バリアフリーをとりまく環境の整備などにより、リフト車の機能を生かした高速バスの運用に入るのではないかと思われます。

・「新宿松本線」西東京バスのDK21779号車

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京王バスから「新宿松本線」の受託を受ける西東京バスの貸切車、DK21779号車です。



検査標章は7月。4列シートのトイレ付きです。高速バスの仕様を持つ貸切車が2017年式にも入りました。

DK21779号車 八王子200か2189

【定点】東京駅八重洲南口(鹿島サッカースタジアム行き) 2017/10

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カシマサッカースタジアムでJリーグの試合が行われた土曜日。試合開始に合わせて東京駅から大量のカシマサッカースタジアム行きが出ました。今回は一番台数が多かった11時20分発を全て撮影してみました。



まずはドーンと東京駅のバスターミナルに並ぶ高速バス。これら全てが同時刻に発車するカシマサッカースタジアム行きです。



さらに別の乗り場でも、もう1台。

この日の11時20分発は、所定の「かしま号」(自由席)が1台、「直行便」(指定席)が5台の計6台が出ました。



所定の「かしま号」です。

通常では鹿島神宮行きですが、カシマサッカースタジアムまで延長運行されます。5台の「直行便」が出ていても、こちらも満席。のりばには長蛇の列が出来ていました。

それでは、定点撮影スタートです。



1本目 11時20分発 「かしま号」
鹿島神宮行き(カシマサッカースタジアムまで延長) JRバス関東



2本目 11時20分発 「直行便1号車」
カシマサッカースタジアム行き 京成バス(長沼営業所)



3本目 11時20分発 「直行便2号車」
カシマサッカースタジアム行き 京成トランジットバス



4本目 11時20分発 「直行3号車」
カシマサッカースタジアム行き 関東鉄道



5本目 11時20分発 「直行便4号車」
カシマサッカースタジアム行き 関東鉄道



6本目 11時20分発 「直行便5号車」
カシマサッカースタジアム行き JRバス関東

・・・結果は6台でした。所定の「かしま号」に加え、長沼営業所から応援に来た京成バス、普段は東京駅に姿を見せない京成トランジットバスなど、臨時便ならではのラインナップでした。直行便は11時20分発だけではなく、他の時刻でも運行され、JRバス関東便ではエコドリ用のエアロキングも姿を見せています。

<撮影2017年10月>

・「京急オープントップバス」運行開始

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2017年10月5日より、京浜急行バス「KEIKYU OPEN TOP BUS」が運行を開始しました。

京急電鉄の三崎口駅から発車する、オープントップのバスで、城ヶ島への旅が楽しめます。



「京急電鉄」のロゴが入るリア。外装は京急2100系のデザインをイメージしています。



ナンバーは「ラグビーワールドカップ」特別仕様を装着。

SG5380号車 横浜230う2100



「KEIKYU OPEN TOP BUS」に乗車するには、京急電鉄の各駅(※泉岳寺・三崎口駅を除く)で発売している「みさき まぐろ きっぷ」を購入し、「三浦・三崎おもひで券」を三崎口駅すぐの場所にある「KEIKYU OPEN TOP BUS 案内所」で座席指定乗車券に引き換える必要があります。引き換えは10時00分からで、10時30分発、12時30分発の城ヶ島片道コース、15時30分発の城ヶ島経由周遊コースの3便があります。(※2017年10月現在)事前予約はなく、全て10時00分からの先着順です。定員は42名です。



城ヶ島大橋を渡るオープントップバス。

屋根のないバスに乗車して、三浦半島、城ヶ島の景色を楽しむ。バスを使った新しい旅がはじまりました。

弘南バス スカイ号

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弘南バス スカイ号
上野駅前10時00分発



「旅の始まりは上野駅」

北の玄関口という言葉が、よく似合います。説明するまでもありませんが、東北、常磐、上越、信越方面のターミナルとして長い歴史を持ちます。



上野駅の旅情に溢れた独特の空気感は、長距離移動の主流が新幹線になった今でも変わりません。

今回、乗車するバスは弘南バスの「スカイ号」です。東京都の上野と青森県の弘前・青森とを結び、走行距離は約715km、所要時間も10時間50分と、昼行便としては日本一の距離と時間を誇る長大路線です。

これから高速バスで青森まで向かうにあたり、昔のような上野駅の雰囲気を味わいたく、入場券を購入して改札内に入りました。



向かう先は地平ホームの16・17番線。

東北新幹線が開業する以前、東北特急の発着が多かったホームです。新幹線が開業しても、代わりに信越特急や常磐特急がここに収まり、近年まで特急列車が発着するホームとして賑わっていました。



今の16・17番ホームです。起終点の雰囲気は変わらず漂っているものの、人や列車の喧噪は感じられません。9時30分に「特急ときわ55号」が16番ホームから発車すると、次の発車は夕方の17時30分で、8時間も営業列車の発車がありません。その理由は「上野東京ライン」が開業して、常磐特急が東京駅や品川駅まで延伸したからです。ひと気のないホーム。頭ではわかっているけれど、私の記憶上にある上野駅とは違う光景に寂しさを覚えました。

私の手もとに36年前の「1981年時刻表」のコピーがあります。東北新幹線が開業する1年前のものです。自宅の本棚で埃をかぶって眠っていたものを見つけ出し、東北本線のページを印刷して持ってきました。

今から乗車する「スカイ号」は10時00分発です。当時の時刻表を確認すると「スカイ号」とほぼ同時刻の10時03分発に青森行き「特急はつかり5号」を見つける事が出来ました。この16番線からの発車です。「はつかり5号」は583系の13両編成。時刻から判断して、青森からの寝台特急「ゆうづる」で早朝に到着し、寝台設備を座席に転換して「はつかり5号」で青森へ戻る運用と思われます。16番線への入線時刻は9時46分。今頃は乗車する旅客らがホームで列車の入線を待っていた頃です。当時の光景を想像すると、36年前の「はつかり5号」に親近感が沸いてきました。

今回の「スカイ号」乗車では、そんな当時の「はつかり5号」と一緒に青森まで旅をしてみようと思います。

では、バスののりばへ向かいましょう。



「スカイ号」ののりばは、首都高の下にある停留所。すぐ近くにコンビニがあり、買い物にも便利です。

発車の15分前ですが、すでにバスの改札は始まっていました。乗務員さんは2名。おひとりが改札を担当し、もうおひとりがトランクを担当しています。私はネット購入した乗車券を改札担当の乗務員さんに手渡し、大きな荷物をトランクに預けて車内へと進みました。座席番号は1番。一番先頭の座席です。

乗務員さん同士の会話から、今日の乗客数は32人とわかりました。約8割の座席が埋まっている計算です。



定刻の10時00分になりました。発車の時刻です。

バスが動き出すと、乗務員さんは希望者にブランケットを配り始めました。車内仕様は4列シートで後方にトイレが設置されています。座席には充電用コンセントがあります。以前の車両だとコンセントは窓側座席のみでしたが、2016年に入った新車から通路側の座席にもコンセントが設けられました。



上野を発車してから約30分。36年前の「はつかり5号」は大宮駅を発車した頃です。「スカイ号」は扇大橋から首都高速に入りました。東北自動車道方面に進みます。

まだギリギリ「おはよう」の挨拶が通じる10時30分の空は、一日の長さを感じさせるような明るさです。終点までの所要時間は10時間50分。これから正午になっても、夕方になっても、夜になっても、バスは青森駅に向かって走り続けているはずです。しかし、その実感は全く湧いてきません。

「長時間の旅に耐えられるだろうか」

一瞬、弱気になりましたが、もう戻る事は出来ません。



「まあ、いいや。」

先は長いので、難しい事は考えず、今は午前の空を楽しむ事にしましょう。



11時20分、栃木県の佐野SAに到着しました。ここで20分間の休憩です。



佐野といえば、佐野ラーメン!

20分間あるから食べられるかもしれない。

しかし、すぐに先の那須高原SAで昼食休憩が設けられている事を思い出し、踏みとどまりました。その代わり、栃木名物の「レモン牛乳」を飲んで佐野に来た証とします。あと、旅のお共に地図があるといいなと考え、インフォメーションで地図の入った広報誌を頂いてきました。



ほのかなレモンの香りを楽しみながら地図を眺めていると、向かっている目的地が、はるか先にある事が視覚でハッキリとわかります。

「あそこまで行くのか。わかってはいるけど青森は遠いな。」



バスは11時40分に発車。次の休憩場所である那須高原SAまでは約1時間の道のりです。

「スカイ号」が佐野SAで休憩している最中に、「はつかり5号」は宇都宮を発車したようです。佐野と宇都宮。距離の差は約50kmです。

ここで当時の時刻表から小話。

当時、東北本線のダイヤには規則性がありました。俗に規格ダイヤと呼ばれたもので、今ならパターンダイヤと表現されると思います。上野駅の東北本線、特急列車発車時刻は、毎時00分、03分、30分、33分の4枠。原則として00分発は上野~仙台間の「ひばり」ダイヤ。残る03分、30分、33分発を「はつかり」「やまびこ」「つばさ」「やまばと」「あいづ」などで分け合うダイヤでした。何よりも特急列車同士が3分間隔の続行で走っていた事に驚きました。規格ダイヤは特急列車だけにとどまらず、急行列車や普通列車にも及びます。急行列車が毎時06分、36分。普通列車が毎時13分、43分といった具合です。普通列車が30分間隔なのも今を基準に考えると信じられません。

それにしても、特急が3分後、急行が6分後に追いかけてくると思うと、「特急ひばり」の乗務員さんは定時運転に特に気を使ったのではないでしょうか。規格ダイヤにより余裕があるとはいえ、遅れの影響が青森や秋田、そして地域のローカル線にまで波及するのですから。



12時46分、栃木県の那須高原SAに到着しました。いい天気てす。



ここでは約40分間の昼食休憩が設けられています。お腹がペコペコなので撮影を済ませると、サービスエリアの建物へ一目散。



しっかりと時間があるので、フードコートではなく、レストランにしました。



那須御膳1480円也。昼食はちょっと豪華に御膳にしてみました。

けんちん汁が身体に沁み込む。ゆめポークの生姜焼きでご飯がすすむ。天ぷらは揚げたてで芯まで熱々♪

高速バスの休憩で、ここまで旨いものを食べたのは初めてかもしれません。

36年前の「はつかり号」には食堂車が連結されていました。もしも乗車していたら、間違いなく利用した事でしょう。メニューから選んだのはカレーでしょうか、和御膳でしょうか、ビーフシチューでしょうか。

食事をしながら流れる景色は楽しめないけれど、高速バスの旅でも十二分に美味しい食事をとる事が出来ました。



那須高原SAの昼食休憩を終えたバスは、再び北を目指して走り始めます。

「はつかり5号」は、どこまで進んだでしょうか。

時刻表を確認すると福島駅を発車したところです。昼食休憩をしているうちに、だいぶ差がついてしまいました。そして、ここで衝撃の事実を知ることになります。

「スカイ号」の26分後に上野駅を発車した東北新幹線「はやぶさ13号」が、終点の新青森駅に到着したのです。間違いかと思って、もう一度調べました。それでも結果は変わりません。新幹線の速さに驚くばかり。よって、上野駅10時00分を基準にすると、「はやぶさ」は新青森、「はつかり」は福島、「スカイ号」は那須高原という結果になりました。新幹線が異次元の乗り物に思えてきます。



福島県の福島飯坂ICを過ぎたあたりで上野行きの「スカイ号」とすれ違いました。

あちらは青森をこちらより2時間早い、8時00分に発車しています。

「お疲れ様です。終点までお気をつけて。」

心の中でエールを送りました。



上野を発車してから4時間45分が経過しました。

14時45分、福島県と宮城県の県境に近い、国見SAで3度目の休憩です。学生団体が来ていたようで駐車場には観光バスが並んでいました。「スカイ号」の運転手さんは、空いているスペースを見つけてバスを停車させます。



国見SAをフラフラと散歩。買い物をしてバスに戻りました。

ここで時刻表をチェック。「はつかり5号」は仙台駅を発車して一ノ関駅に向かっています。今頃は車窓から見える日本三景の松島を楽しんでいる頃でしょうか。



さあ、3時のおやつの時間です。

福島県という事で酪王カフェオレ。

ドーナツもあったので合わせて購入してみました。生乳感のあるカフェオレと、珈琲感の強いドーナツが口の中でハーモニー。幸せな瞬間です♪



仙台宮城ICを過ぎると、東北自動車道の「中間点」という標識が飛び込んできました。

「やっと東北自動車道の中間点まで来たか。」「まだ半分もあるのか。」

上野を発車して5時間40分。さすがに退屈に感じてきた私の気持ちは複雑です。



次の休憩は岩手県の紫波SAですが、まだまだ先。

ぼんやりと景色を眺めて過ごします。時計の針は16時00分。9月も半ばになり、影が伸びてきました。







バスは走り続け、16時28分になりました。「はつかり5号」が盛岡駅に到着する時刻です。こちらは一関までたどり着きました。その差は約90kmです。

前方には、仙台発、秋田行きの秋田中央交通「仙秋号」が見えます。しばし、ランデブーするも北上金ケ崎PAで別れました。



4度目の休憩です。17時10分、岩手県の紫波SAに到着しました。上野を発車してから7時間が経過しています。

バスを降りると、肌寒い空気を感じました。ここが高速道路上では最後の休憩です。国見SAの休憩から時間が開いたせいか、9割の乗客が車外へ出ました。



ここでも売店を物色してまわります。

すっと座っていたので、自分の足で歩いているだけで気分転換になります。

「何か、いいものあるかな。」



ソフトクリームの幟を見つけて、思わず購入。ベンチに座って発車時刻の近くまで食べていました。



紫波SAで購入したのは小岩井牛乳。岩手県小岩井工場製造と書かれています。東京でも普通に購入出来るかもしれませんが、栃木でレモン牛乳、福島で酪王カフェオレと続いたので、岩手でもご当地モノを購入してみました。



「弘前バスターミナルには、定刻の19時30分に到着予定です」

バスが休憩を終えると、運転手さんから案内が入りました。弘前まで、あと2時間です!!

盛岡IC付近で恒例の時刻表チェック。「はつかり5号」は八戸駅に停車中です。青森県に入りました。



この日の日没は17時45分。

1分、また1分と経過する毎に、車窓から見えるの景色の色調が暗くなっていきます。しかし、完全な暗闇になるまでは時間がかかりました。

普段は大して気にしない、日没後の「宵」という時間は、こんなにも長いものなのですね。



これまでずっと東北本線に沿って北上してきた東北自動車道ですが、滝沢ICの辺りから徐々に東北本線とは離れ、距離の短い秋田県ルートをたどります。秋田県内は36年前には未開通だった区間です。



暗闇の秋田県を走り抜け、東北自動車道で一番長い、4000m級の坂梨トンネルを抜けました。18時54分、青森県に到達。

「青森県」の標識を見た時は、やっとここまで来たかという気持ちになりました。

「はつかり5号」は、あと10分で終点の青森駅に着くところです。今頃は、鉄道唱歌が流れ、車掌さんが青函連絡船や乗り換え列車の案内をしている頃でしょう。



19時04分、36年前の「はつかり5号」は青森駅に到着。お疲れ様でした。

こちら「スカイ号」は東北大鰐BS付近を走行中です。そして、4分後の19時08分に大鰐弘前ICで東北自動車道を降りました。約670km、8時間40分弱にも及んだ高速道路区間のおしまいです。



「まもなく弘前バスターミナルに到着です。長い間のご乗車、お疲れ様でした。」

普段ならば社交辞令のような、乗車を労う放送も、今日ばかりは感慨深く感じました。

19時25分、定刻よりも5分早く、弘前バスターミナルに到着。ここで乗客の大半が降車しました。トイレ休憩ののち、青森駅へと発車します。



弘前から青森の間は、一般道を淡々と走ります。

画像はありませんが、上りの「パンダ号」とすれ違いました。もう上野行きの夜行バスが、青森を発車する時間帯なんですね。



本当にお疲れ様でした。

20時30分、終点の青森駅前に到着しました。道路状況に余裕があったようで20分の早着です。

本日の乗車時間は10時間30分。乗り応えが存分にあった「スカイ号」の旅でした。



「旅の目的地は青森駅」

青森駅でも入場券を購入して、ホームまで行ってみました。



36年前の「はつかり5号」青森駅到着時刻は19時04分です。今日の「スカイ号」は20時30分に到着したので、発車時刻を考慮すると、所要時間の差は1時間29分でした。定刻通りでも1時間49分差です。さすがに所要時間では鉄道に適いませんが、高速バスも、かなり健闘した数字ではないでしょうか。弘前に寄らなければ、高速道路を青森まで直行出来るので、その差はぐんと縮まります。

今回、700kmを超える区間を昼行の高速バスで駆け抜けて来ました。乗車を終え、改めて上野から青森は遠いと感じます。東北新幹線が開通する以前は、私が乗車した「スカイ号」のように、長時間かけて列車で移動するのが一般的でした。もしも新幹線が開通しなかったら、今も青森は遠い場所のままであったか、もしくは道路、空路の発展により、鉄道の衰退があったかもしれません。

そう考えた時、新幹線の偉大さ、ありがたみが、よくわかりました。本当に新幹線ってスゴイですね。



最後に、これから「スカイ号」の旅に出る方へ

昼行便10時間50分の旅は長いです。夜行便のように寝ればよかったのですが、今回は乗車記を書くにあたり「スカイ号」と向き合ってみようと、「寝ない」「本を読まない」「動画を見ない」、そんな苦行の道を選んでみました。特に昼食後は眠くて退屈でした。周囲を見回してみると、みんな気持ちよさそうに寝ています。首マクラを持ち込んでいる方もいました。バスの中で出来る事は限られますが、時間だけは余るほどあるので、自分のやりたい事を事前に考えて乗車すると、道中を有意義に過ごせそうです。

あと、各休憩箇所でご当地グルメを食べ尽くすという野望を抱いている方は、ペース配分にご注意を。走行中は座っているだけなので、時間が経過しても、思った以上にお腹が空いてきません。どうしても、〇〇サービスエリアで△△が食べたいと計画している方は、その分のお腹を空けておいてください。(※道路状況により、休憩場所や休憩時間は変更がある場合があります)

天候にもよりますが、長時間の乗車ゆえに車窓からは空模様の変化が楽しめます。時間の経過と共に移りゆく空の表情は豊かで、それが旅情を掻き立ててくれました。このバスから見る車窓のベストポイントは「空」だと思います。だから「スカイ号」なんて名前が付いているのかもしれません。

<撮影2017年9月>

・京王バス東 中野営業所の新しい車庫

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東京都中野区弥生町にある京王バス東、中野営業所の新しい車庫を見に行ってきました。



移転した病院の跡地に、新たにバスの車庫が設けられました。



敷地はかなり広いです。



これまで通り、山梨交通と伊予鉄道の休憩場所としても使われているようで、専用の駐車スペースがありました。



道路を挟んで中野富士見町駅側にも、給油設備と洗車機が完成しています。



そして、これまで車庫として使われていた敷地の一部にはバスの姿がありませんでした。



出庫用のバス停は休止扱いです。



「中野営業所 新築計画」のお知らせ。



新しい車庫に加え、新築の営業所が稼働すれば、相当大きな敷地を持つ営業所になるのではないでしょうか。

これから変化が訪れる中野営業所の話題でした。

※全て公道での撮影です。

京浜急行バス 「KEIKYU OPEN TOP BUS」

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10月5日から運行を開始した「KEIKYU OPEN TOP BUS」に乗車してきました。

まずは品川駅から京急電鉄で、終点の三崎口駅へと向かいます。



今回、利用した切符はこちら。

「みさきまぐろきっぷ」です。

オープントップバスに乗車するためには、この切符に付いている「三浦・三崎おもひで券」が必要です。「みさきまぐろきっぷ」は「電車&バス乗車券」「まぐろまんぷく券」「三浦・三崎おもひで券」の3枚つづりで構成されており、オープントップバスは加盟店舗・施設の中から一つを選べる「おもひで券」の選択肢の一つです。

(※「みさきまぐろきっぷ」はオープントップバスが発着する三崎口駅や、都内の泉岳寺駅では購入出来ないのでご注意下さい)



三崎口駅に到着しました。向かった先は「KEIKYU OPEN TOP BUS 案内所」です。

ここで「三浦・三崎おもひで券」を「座席指定乗車券」に引き換えます。



私が訪れた2017年10月現在、オープントップバスは全3便が運行されており、10時30分発と12時30分発が城ヶ島への片道コース、15時00分発が城ヶ島経由の周遊コースとなっています。案内所が10時00分にオープンすると、各コースの「座席指定乗車券」の交換が始まりました。座席数は各便共に42席。事前予約はなく先着順です。平日とあってか、この日は全ての便で余裕がありました。



乗車は発車時刻の10分前からです。既にバスは到着していたので撮影タイム。

オープントップバスのデザインは、京急電鉄の看板車両2100系をイメージしています。乗車する観光客だけではなく、地元の方もスマートフォンのカメラを向けていました。

「KEIKYU OPEN TOP BUS」
三崎口駅 10時30分発



乗車時刻になりました。ガイドさんに「座席指定乗車券」を見せて車内へと進みます。



時間があったので、車内を撮影させて頂きました。

1階客室の様子です。座席とヘッドカバーは京急電車2100系の生地を使用しています。外観だけでなく内部にもこだわりを感じます(^^)

(※1階の座席指定乗車券は配布していません)



車号銘板も2100系と同様のデザインでした。



こちらが2階席。42席が用意されています。



屋根のない、オープントップバスです。



京急電車の停車駅案内が貼られていました。遊び心が満載ですね。

さて、そろそろ発車の時刻です。ガイドさんによると、本日の乗客は6名。座席は指定されていますが、「空いているのでお好きな座席へどうぞ」と配慮してくれました。



バスは定刻通りに発車しました。

城ヶ島へは何度もドライブをした事があります。なので、三崎口駅からずっと国道や県道を走るのかと予想していましたが、そうではありませんでした。路線バスが通らない岩室山方面の畑道へと向かいます。



素晴らしい眺めです。標高の高い場所にいると、青い海を背景に、緑色に染まった大地を見る事が出来ます。



ガイドさんの案内を聞きながら、ゆっくりとこの丘を降りていきました。



「ここからは路線バスが走る区間です。バスとすれ違うかもしれません。」

そのようなガイドさんの言葉通り、三浦海岸駅行きのバスがやってきました。



バス同士がすれ違うと、2階建てバスの高さがよくわかります。



いよいよ海が目前に見えてきました。宮川湾です。



そしてクライマックスとなる城ヶ島大橋を渡ります。



手前が三崎港。湾を挟んで奥が城ヶ島です。



左を見ると青い海。右を見ても青い海。上を見上げると青い空。吹き込む風は爽やかです。



城ヶ島大橋を渡り終えると、円を描いて標高を下げました。先程渡った城ヶ島大橋が頭上に見えます。



漁港の脇を走ると、まもなく終点の城ヶ島です。約30分間のショートトリップでした。



終点の城ヶ島に到着。降車した乗客らは、ここでも撮影タイムです。

「かわいいバス!」なんて、女性の方が声を上げていたのが印象的でした。



その後は「まぐろまんぷく券」を使って、お腹を満たしました。旨い♪



城ケ崎灯台を見学して



海に向かって深呼吸!

そんな城ヶ島へのオープントップバスの旅でした。



何度も訪れた事がある城ヶ島も、2階建てオープントップバスで訪れると、これまで感じた事のない新しい発見がいくつもありました。次に来る機会があれば、15時00分発の60分間周遊コースに乗車してみたいです。

<撮影2017年10月>

※4歳未満は乗車できなかったり、雨天・荒天・定期点検・メンテナンスでの運休、飲み物は蓋の付いたもの(ペットボトル・水筒)のみ可能…等々、オープントップバスならではの注意事項があります。利用を予定している方は事前に京急電鉄のホームーページ、パンフレット等をご確認ください。オープントップバスの運行状況や当日の混雑具合もネットからわかります。

・JRバス関東 オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバー

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「2020東京 オリンピック・パラリンピック」特別仕様ナンバーを装着した、JRバス関東の高速車です。



「THEアクセス成田」の運用に入る土浦支店の高速車。



東関東支店の高速車でも確認。



「東京~冨里・匝瑳線」で撮影しました。



リアから見ると、こんな感じです。

・関東バス オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバー

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「2020東京 オリンピック・パラリンピック」特別仕様ナンバーを装着した、関東バスの空港リムジン車です。



富士重工の1Mボディに特別仕様ナンバーが付いたのは、関東バスが初めてでしょうか(?)



「吉祥寺駅~成田空港線」での撮影です。

目撃情報ありがとうございました。

・山梨交通 オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバー

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「2020東京 オリンピック・パラリンピック」特別仕様ナンバープレートを装着した、山梨交通の高速車です。



山梨交通グループでは、路線バス・高速バス・観光バス・タクシーの一部車両に特別仕様ナンバーの導入を発表しています。



高速車では2台が特別仕様ナンバーになりました。今回、撮影出来た車両はC783号車です。

・東武バスセントラルの新車 6001号車

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検査標章10月。東武バスセントラルの新車、いすゞガーラ、6001号車です。

7月に発売になったばかりの新モデルで登場しました。



車号に注目。

これまで東武バスのいすゞ車は2000番台でしたが、今回は6000番台で登場しています。2000番台を埋め尽くしたのでしょうか。

6001号車 足立200か3727

・ちばシティバス オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバー

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「2020東京 オリンピック・パラリンピック」特別仕様ナンバープレートを装着した、ちばシティバスです。



「幕張・千葉~羽田空港線」で撮影しました。

ちばシティバスでは、一般路線バス15台、一般貸切バス3台、高速バス11台の計29台で、五輪ナンバーの導入を発表しています。



京成グループ、(旧)高速・観光統一カラーである、「KaNaCカラー」にも特別仕様ナンバープレートがお目見えしました。

追伸:情報ありがとうございました。
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