Quantcast
Channel: バスターミナルなブログ
Viewing all 2317 articles
Browse latest View live

・西武バス・富山地方鉄道「池袋〜富山線」新宿駅西口乗り入れ開始

$
0
0
2012年9月1日より、西武バスと富山地方鉄道の共同で運行している「池袋〜富山線」の一部便が、新宿駅西口まで乗り入れを開始しました。



新宿駅の大ガードをくぐって、富山地方鉄道のスペースウィングが新宿駅西口に現れました。



ここで富山地方鉄道のバスを見る日が来るとは思いませんでした。



新宿駅西口のバスターミナルに進入します。



新宿駅西口のバスターミナルは宿20系統(新宿駅西口〜西武百貨店前(池袋駅東口))でお馴染み7番のりば。宿20系統の方が肩身が狭く見えてしまう案内板です。



このようなお知らせもありました。




西武高原バスや関東バスと並びます。

撮影していると…リンクさせて頂いている「山で働いていた○●が淡々と綴る日記もどき」の管理人であるヨッシーさんを発見!!お久しぶりでございます♪ヨッシーさんからは新潟線や上越線、高岡氷見線の夜行便も10月から新宿西口に入ると教えて頂きました。



乗車されるヨッシーさんを見送ると、今さっき話題に上がった新潟交通の回送車が通過。これまでの新宿らしくない光景が見られました。



この日の富山行きは3台体制。2号車と3号車は西武バスでした。

西武バスの宿20系統(新宿西口〜西武百貨店(池袋駅東口))は1時間に1本程度しかない路線なのですが、西武バスで唯一、新宿駅に乗り入れる路線です。西武バスはこの貴重なのりばを本当に有意義に使っていますね。

平和交通 「THEアクセス成田」

$
0
0
「THEアクセス成田」 平和交通
銀座駅 10時25分発

2012年8月10日から銀座駅・東京駅〜成田空港間を結ぶ新しい高速バスが運行を開始しました。その名は平和交通の「THEアクセス成田」です。



開業翌日の銀座駅です。10時25分発の成田空港第1ターミナル行きは既に停車していました。この路線のために用意された新車のエアロエースです。車内に入り運賃を支払います。その運賃は「1000円」。開業キャンペーン価格ではなく、これが通常なのだから驚きです。東京駅〜成田空港間の運賃は、ライバルの東京空港交通が3000円(便によっては2400円)、京成バス&成田空港交通の「東京シャトル」が当日購入で2000円(現在はデビュープライスで800円)で、通常運賃で比べると「THEアクセス成田」の安さがよくわかります。



私を含め2人の乗客を乗せて銀座駅を発車。すぐに東京駅に到着します。右手にはオレンジ色でお馴染み、ライバルの東京空港交通が見えました。トイレ付きのエアロエースです。東京駅〜成田空港間の高速バスは2012年まで、この東京空港交通しかありませんでした。東京空港交通のウリは、高度な運行管理システムです。全車両にGPSを設置し、交通情報、車両の運行実績、運転手さんからの情報をまとめ、集中指令室から最適な運行ルートを指示するのです。私の知人には、「東関道方面で自家用車を運転中、渋滞によるルート選択に悩んだら、オレンジ色のバスに付いていけ!」という人もいます。それくらいに運行管理に定評のある会社なのです。



10時30分、東京駅では乗車はなく、この便の乗客は2人で確定しました。車窓には東北急行バスの仙台行き「ニュースター号」が見えます。



車内は11列トイレ付きです。低価格ながらもトイレ付き車両を用意した平和交通。東京駅〜成田空港間では最後発組ゆえの努力でしょうか。



首都高速9号、湾岸線、東関東自動車道という定番ルートで成田空港へと走ります。渋滞もなく順調!!



京成バスと成田空港交通が共同運行している「東京シャトル」とすれ違いました。

こちらも「THEアクセス成田」と同様、2012年登場の低価格バスです。基本的にトイレは設置されていませんが、座席を多く配置して低価格が実現しました。この「東京シャトル」のウリは、低価格バスなのに東京空港交通や他の京成バスなどと同様に成田空港方面は事前予約が出来る事です(もちろん空席があれば予約なしでも乗車できます)。平和交通の「THEアクセス成田」は先着順ですが、「東京シャトル」は予約定員制を採用しているので、事前予約さえすれば座席の心配をする必要がありません。空港から東京方面も、先にカウンターで乗車券を買っておけば、発車時刻までターミナルビル内で買物や飲食をする事が出来ます。



成田空港が近づいてきました。この車内表示は成田空港ならではです。



検問です。警察の方が車内に入り、乗客の身分証明書を確認します。同時にトランクの点検も行いました。



終点の成田空港第1ターミナルに到着しました。

最後に平和交通のウリは、常に1000円という低価格、それなのに11列トイレ付きとグレードが落ちません。予約は出来ませんが、逆に気軽に乗車出来るというのはメリットでもあるはずです。

LCC(格安航空会社)の成田空港就航で、成田空港と東京駅を結ぶ低価格バスの運行が始まりました。長年この区間を運行してきた東京空港交通も、便によっては割引という対抗策を打ち出しています。3路線の新しい競争により、利用者は自分のスタイルにあった路線を選択出来るようになりました。

<撮影2012年8月>

・撮ったまま/「東京シャトル」の増便

$
0
0


2012年7月3日から京成バスと成田空港交通の共同で運行が始まった、東雲車庫・東京駅〜成田空港を結ぶ低価格バス「東京シャトル」。とても好評のようで8月11日からは2往復の増便が行われています。(画像は通常の「東京シャトル」、京成バス船橋貸切観光センター所属のエアロエースH633号車)



2往復の増便のうち1往復は、専用車が所属する京成バス船橋貸切観光センターが運行。エアロエースH629号車。トイレ付き11列なので専用車よりオトク感があります。



そしてもう1往復は京成バス千葉営業所が運行。エアロバス5336号車。「東京シャトル」を担当していない千葉営業所の車両が来て驚きました。こちらもトイレ付きです。

…そんな「東京シャトル」ですが、京成バスのHPによると9月9日から更に増便のダイヤ改正が行われるそうです。ダイヤ改正後は京成バス、成田空港交通に加え、新たに京成バスシステムが共同運行に加わります。短い間隔で増便が続く右肩上がりの「東京シャトル」、今後はどのような動きを見せるのでしょうか。

【定点】成田空港第2ターミナル 2012/08 その2

$
0
0


15本目 13時10分発
京成バス 横浜シティ・エア・ターミナル行き



16本目 13時15分発
東京空港交通 東京シティエアターミナル・東京駅八重洲南口行き



17本目 13時15分発
東京空港交通 新宿エリア・ヒルトン東京行き



18本目 13時20分発
京成バス 沼津駅・新富士駅・鷹岡車庫行き



19本目 13時20分発
東京空港交通 羽田空港第1ターミナル行き



20本目 13時25分発
東京空港交通 新宿エリア・パークハイアット東京行き



21本目 13時25分発
東京空港交通 品川エリア・グランドプリンスホテル新高輪行き



22本目 13時30分発
成田空港交通 海浜幕張駅・千葉中央駅行き



23本目 13時30分発
山梨交通 甲府駅・竜王行き



24本目 13時30分発
京浜急行バス 横浜シティ・エア・ターミナル行き



25本目 13時30分発
東京空港交通 東京シティエアターミナル・東京駅丸の内北口(丸の内ホテル)行き



26本目 13時30〜35分発
平和交通「THEアクセス成田」 東京駅・銀座駅行き

…結果は26本でした。わずか35分間でこれだけの本数があります。全体的に見て、京成グループが主体の路線は成田空港と駅を結ぶ路線、東京空港交通はそれに加えて成田空港と各エリアのホテルを結ぶ路線が目立ちました。

最後に低価格バスの「東京シャトル」と「THEアクセス成田」は成田空港第2ターミナルに2箇所停留所があるので、両方の時間を書いています。

<撮影2012年8月>

【定点】成田空港第2ターミナル 2012/08 その1

$
0
0
今回は成田空港第2ターミナルを12時55分〜13時30分までに発車した空港リムジンバスを全て撮影しました。



1本目 12時55分発
千葉交通 横芝屋形海岸行き



2本目 12時55分発
東京空港交通 池袋エリア・ホテルメトロポリタン行き



3本目 13時00分発
関越交通「アザレア号」 高崎駅東口・前橋駅南口行き



4本目 13時00分発
東急バス たまプラーザ駅・新百合ヶ丘駅行き



5本目 13時00分発
京成バス「ONライナー」 大宮駅西口・西武バス大宮営業所行き



6本目 13時00分発
東京空港交通 東京シティエアターミナル行き



7本目 13時00分発
東京空港交通 新宿エリア・ハイアットリージェンシー東京行き



8本目 13時00〜05分発
京成バス「東京シャトル」 東京駅八重洲口・東雲車庫行き



9本目 13時05分発
東京空港交通 羽田空港行国際線ターミナル行き



10本目 13時05分発
東京空港交通 渋谷エリア・渋谷エクセルホテル東急行き



11本目 13時05分発
神奈川中央交通 相模大野駅北口・町田バスセンター行き



12本目 13時10分発
京成バス 葛西駅・一之江駅行き



13本目 13時10分発
関東自動車「マロニエ号」 JR宇都宮駅西口・柳田行き



14本目 13時10分発
東京空港交通 六本木エリア・ザ・リッツ・カールトン東京行き

その2へ続く

・「東京シャトル」京成バスシステム参入

$
0
0


2012年9月9日に、東雲車庫・東京駅〜成田空港間を結ぶ京成グループの「東京シャトル」が増便ダイヤ改正を行いました。このダイヤ改正から、京成バス、成田空港交通に続き、京成バスシステムが「東京シャトル」の運行に参入しています。



車体には金色で「KBS」の標記が入りました。



仕様は12列トイレ無しです。先に導入された京成バス、成田空港交通の専用車と同仕様ですが、こちらは2012年7月発売の新モデルです。



KS-1301号車とKS-1302号車の2台を確認しています。

KS-1301号車 習志野230あ1301
KS-1302号車 習志野230あ1302

〜参考〜
京成バスと成田空港交通の「東京シャトル」については↓コチラ
・東京駅〜成田空港「東京シャトル(Tokyo Shuttle)」運行開始

・撮ったまま/JR東海バス「新東名スーパーライナー」色々

$
0
0
2012年6月1日から運行を開始した「新東名スーパーライナー」、2号と5号はJR東海バスの4列シート車で運用されています。車両は2012年度に導入された青屋根のエアロエースが来るイメージですが、必ずしもそうとは限りません。青屋根エアロエース以外が充当された「新東名スーパーライナー」を紹介します。



この日やって来たのは、白屋根の744−11955号車。



前面の行き先LEDは「スーパーライナー」ですが、「新東名スーパーライナー」を表すサボが前面に置かれています。



側面の行き先LEDにも「新東名スーパーライナー」の文字が入っています。



そして、この日はセレガハイブリッド、747−09958号車が充当されました。



「Hybrid」と「新東名SL」の文字が並びます。

草軽交通 草軽ターミナル(軽井沢)

$
0
0


長野県北佐久郡軽井沢町、JR軽井沢駅前にある草軽交通の「草軽ターミナル」です。



草軽交通が経営している駅前の土産物店なのですが、その中を歩いていくと奥にバスが見えます。



留置されているバスとホームが見えて来ました。



櫛形のホームに3つののりばがあります。右側は有人の窓口です。



観光バスや軽井沢駅を発着する西武高原バスの高速バス乗車券が購入できましたが、2012年8月現在、定期観光バス乗車券の発売は草軽交通本社に、高速バス乗車券の発売は近隣のホテルフロントに、それぞれ移転しており、現在はここでは発売していません。



1番、2番、3番と3つののりばを持ち、各のりばにはバスと地面との段差を少なくする「すのこ」がおかれています。



とても旅情あるターミナルなのですが、定期的に発着する路線バスは現在ありません。



何故かというと、軽井沢駅に大きなバスターミナルが完成したからです。西武高原バスやJRバス、千曲バス、草軽交通などがここから発着します。



現在はホテルへのシャトルバスや…



季節によっては旧軽井沢へのシャトルバス(路線バスです)が草軽ターミナルから発着します。



最後に建物の裏から見たバスターミナルです。

草軽交通は、もともとは軽井沢と草津温泉を結ぶ軌道(鉄道)でした。この場所は草軽電鉄の新軽井沢駅だった場所です。その後、草軽交通のバスターミナルとなりましたが、その後、路線バスは新しいバスターミナルに移転、現在に至ります。

新幹線が出来る前の時代の夏…列車で軽井沢駅に到着した乗客は、駅前の草軽ターミナルから草軽交通のバスに乗り、それぞれの避暑地に向かった事でしょう。大勢の人で賑わったであろう草軽ターミナルは、今は落ち着いた雰囲気の静かな場所です。



<撮影2009年9月10月/2012年8月>

・撮ったまま/日東交通の新車 QRG‐エアロエース

$
0
0


日東交通(貝渕車庫)に入った2012年7月発売モデルの天井直結クーラー、三菱ふそうエアロエースです。登録は8月。



この日は木更津〜東京線で運行されていました。



お約束の尿素水投入口です。

日東交通で天井直結クーラー仕様のエアロエースは、記憶にないのですが、この世代がお初でしょうか???

袖ヶ浦200か・993

・撮ったまま/「渋谷・新宿ライナー」名古屋ナンバーのエアロエース

$
0
0
2012年度に入り、JR東海バスの静岡支店に2台のセレガ、4台のエアロエースが導入されました。その結果、専ら名古屋支店の車両で運行されていた「渋谷・新宿ライナー」は、静岡支店の車両が主流となりましたが、今でも時折、名古屋支店の車両も使われています。



744−12954 名古屋200か3141



744−12955 名古屋200か3164

「渋谷・新宿ライナー」に4列ワイドシート、コンセント付きの車両を重点的に運用する辺り、JR東海バスのこれらの路線にかける期待が伝わってくるようです。

・JR気仙沼線 BRT(バス高速輸送システム)暫定開業

$
0
0
2012年8月20日よりJR気仙沼線の柳津〜気仙沼間でBRT(バス高速輸送システム)による暫定運行が始まりました。



JR気仙沼線は2011年3月11日に発生した東日本大震災による被災によって、柳津〜気仙沼間の運行が不通となっています。JR東日本と地元自治体との協議が進み、気仙沼線不通区間の仮復旧はBRTによるものと決まりました。2012年内の開業が予定されていますが、一部区間で専用道が開通する見込みがついた事から、沿線の学校の新学期が始まる8月20日より暫定的に運行を開始したものです。



不通となっている柳津〜気仙沼間(55、3Km)のうち、陸前階上〜最知間の(約2、1Km)が今回、バス専用道化されました。画像は最知駅。



こちらは陸前階上駅。当たり前ですが、バスは鉄道と違い進行方向左側のドアから乗降します。そのために気仙沼方向と柳津方向の2つのホームがあります。



バス専用道はアスファルトで舗装されていますが、道路の基本となる路盤は鉄道のものです。鉄道のバラストも見えます。



踏切部などは、気仙沼線のバス以外が誤って専用道に入らないよう、標識が建てられています。



JR気仙沼線は単線です。バスの行き違いは所々に設けられた退避所で行われます。鉄道の列車交換のようにダイヤで交換場所が決められているのではなく、その時の状況により最適な退避所で行き違いが行われるようです。



新聞報道によると、JR気仙沼線のBRTは約6割をバス専用道、残りの約4割を一般道で計画しているのだとか。



駅には、このようなポールが建てられています。



今回導入された車両です。BRTの本格運行開始時にはハイブリッド車両の導入が行われるそうです。



正面には「暫定運行開始」のヘッドマークが描かれています。



JR気仙沼線のBRTはJR東日本の直営であり、車両もJR東日本が用意しましたが、運行はミヤコーバスの佐沼営業所に委託をしています。



「乗合」ではなく「貸切」の文字が入りました。路線バスではなく、あくまで列車の代替バスなのです。



JR東日本は山田線、大船渡線の不通区間についてもBRT化を提案しています。鉄道への復旧はコストも時間もかかる。まずはBRTで仮復旧というスタンスです。

・撮ったまま/新宿に現れた加越能鉄道

$
0
0


早朝の新宿駅西口に現れた加越能鉄道の車両です。

西武バスと加越能鉄道の共同運行で運行している「高岡氷見線(池袋駅東口〜高岡駅・氷見)」は、2012年10月1日から夜行便のみ池袋駅東口〜新宿西口間が延長され、東京都側の起終点が新宿駅西口になる事が決まっています。

今回は延伸に向けた教習ではないかと思われますが、10月からはこの光景が日常となります。

陸前階上駅

$
0
0


宮城県気仙沼市、JR気仙沼線の陸前階上駅(りくぜんはしかみ)です。

2011年3月11日に発生した東日本大震災によって、JR気仙沼線は大きな被害を受けました。JR東日本と地元自治体の協議によって、JR気仙沼線の仮復旧はBRT(バス高速輸送システム)に決まり、2012年8月20日にBRTが暫定開業、この陸前階上駅〜最知駅間の約2、1kmがバス専用道開業の最初の1区間となりました。ちなみに路線バスの停留所ではなく、あくまで代替バスの駅です。



暫定開業に備え、新たに改装された陸前階上駅の駅舎です。飲料の自動販売機があります。



中に入ると、待合室と運行情報のモニターが設置されています。改札はありません。



「ロケーションシステム」による気仙沼線の運行情報です。バスの現在地点が表示されています。



ホームに出てみましょう。BRTになる前は1面2線の交換駅で、跨線橋を渡ってホームへ向かうタイプでした。現在は跨線橋は閉鎖され、段差無く直接ホームに向かう事が出来ます。



左側が気仙沼方面のホーム、右側が柳津方面のホームです。バス専用道内の所々に行き違いの為の退避所が設置されているので、駅ホーム内でのバスの行き違いはありません。



柳津方面のホームです。駅名看板があります。



柳津行きが到着しました。



ホームに貼られている時刻表。運行本数は多く、日中でも1時間に1本が確保されています。



まだバス専用道は陸前階上駅〜最知駅間の1駅しかありません。柳津方向のバス専用道の出入口にはゲートがあります。



柳津方向から気仙沼駅行きのバスがやってきました。国道45号線から側道に入り、バス専用道に向かうシーン。



岩井崎踏切で左折、バス専用道に入ります。



ゲートが上がり、バスは奥に見える陸前階上駅へと向かいます。



2012年9月現在、岩井崎踏切から柳津方向は専用道への工事は行われていませんでした。レールの剥がされた路盤が続きます。



<撮影2012年9月>

最知駅

$
0
0


宮城県気仙沼市、JR気仙沼線の最知駅です。

2011年3月11日に発生した東日本大震災によって、JR気仙沼線は大きな被害を受けました。最知駅も津波によって浸水する被害が出ています。2012年8月20日からのBRT暫定開業では、陸前階上駅と同時にバス専用道最初の1区間に選ばれ、新たなホームが建築されました。上の画像では右側が気仙沼方面、左側が柳津方面のホームです。震災以前は1面1線のホームで駅舎はなかったようです。



柳津方向から最知駅を見ました。気仙沼方面のホームには待合室が設置されています。



風防とドアの付いた待合室です。



中にはベンチと運行情報のモニターが設置されています。



ロケーションシステムの運行情報。全線の情報と、最知駅付近の情報の2パターンが交互に表示されていました。



最知駅は海のそばにありますので、避難経路が書かれた案内もあります。



バス専用道を通り、柳津方向から気仙沼駅行きが到着しました。



最知駅に停車中。



ゲートが開き、バスは専用道から公道へと進みます。



左折し、側道に入りました。バスの先には行き違いのための退避所(黄色に着色された部分)が設けられています。



バス専用道の出入り口から気仙沼方向を見ました。レールの剥がされたJR気仙沼線の路盤です。雑草が生え、一見すると線路があったとは思えない光景です。まだ、専用道の工事は始まっていません。



バスは側道から出て来ました。



国道45号線に戻り、気仙沼駅に向けて走行します。



最後に最知駅と気仙沼湾です。バスが到着するまで30分近く海を眺めていました。地元の方によると、津波は大きな波が来るというより、海の水が溢れるという印象だったそうです。この日は天候も良く海は穏やかで、とてもそのような状況を思い浮かべる事は出来ませんでした。



<撮影2012年9月>

JR気仙沼線代替バス BRTその2

$
0
0


本吉駅を発車した代替バスは、国道45号線に戻りました。津谷川を渡り、陸前小泉駅へ。鉄道の気仙沼線は高架が続く区間ですが、ここも橋が落橋していました。鉄道の本吉〜柳津間は開業が1977年と比較的新しく、高架や長いトンネルなどで線形が良い、言わばお金のかかっている区間です。踏切は一つもありません。鉄道としては最高の線路ですが、代替バスの専用道として整備(最終的な目標は鉄道での復旧です)となると、最高の線路は吉と出るのか…逆なのか。代替バスの行き違いの問題(現在は、その時の状況により最適な場所で行き違いしています)がクリアできれば、最高のバス専用道になると思います。もっとも、この区間が専用道の対象区間なのかどうかはわかりませんが。



14時02分、歌津駅に到着。駅舎は高台にありました。下からしか見ていませんが、一見すると大きな被害はないように思いました。



歌津駅付近は国道45号線の橋が落橋し、道路は迂回状態が続いています。道幅も狭く、車の流れが悪い箇所です。こういった場所こそ、バス専用道の工事を優先的にしてはどうかと思いましたが、その考えもむなしく、そのすぐ先で鉄道の橋も落橋していました…。



14時17分、ベイサイドアリーナ駅に到着しました。この駅は鉄道の気仙沼線には無かった駅です。ベイサイドアリーナは南三陸町の総合体育館なのですが、震災後に南三陸町役場と診療所が移転してきました。南三陸町の行政の拠点となっている場所です。あくまで鉄道の代替バスですが、臨機応変な対応で鉄道の駅がない場所にも代替バスの駅を設けたのは素晴らしい事だと思いました。ちなみにベイサイドアリーナ駅は営業キロが設定されていないために、隣の志津川駅の営業キロを使用します。



志津川の街に入りました・・・・・。

この後、今も多くの人が手を合わせる防災庁舎の脇を走り、志津川駅に向かいます。



志津川駅に到着。5人の降車と1人の乗車がありました。志津川駅も南気仙沼駅と同じく街の機能はないように見えましたが、鉄道と変わらず駅前に停車します。降車された方も乗車された方も大きなリュックを持っていました。ボランティアの方でしょうか。



コンビニエンスストアの前にある陸前戸倉駅に到着。ここでは1人の降車と1人の乗車がありました。ここからは内陸に入ります。



続いて陸前横山駅で1人降車。沿岸と内陸で車窓の景色が全く違います。内陸に入ると沿岸での被害が嘘のように、日常的な光景が続いています。



14時53分、終点の柳津駅に到着しました。柳津駅から前谷地駅までは鉄道の気仙沼線が運行していますので、乗り換える事が出来ます。代替バスは日中でも1時間に1本運行していますが、鉄道は1日に7往復です。3時間以上列車が来ない時間帯もあります。代替バスと鉄道の接続は基本的に確証されていませんが、将来的には鉄道と代替バスの乗り継ぎも課題になるかと思います。

最後に、今回の気仙沼線代替バスBRTは暫定開業です。震災からの仮復旧として初めてのケースになります。これからバス専用道の延長、大船渡線、山田線の不通区間へのBRT提案など、たたき台的な側面もあります。いつか訪れる鉄道復旧への第1歩として、よりよい交通機関になるといいなと思いました。

<撮影2012年9月>

JR気仙沼線代替バス BRTその1

$
0
0
JR気仙沼線代替バス BRTその1
気仙沼駅12時50分発 JR東日本(ミヤコーバス委託)

2012年8月20日よりJR気仙沼線(気仙沼駅〜柳津駅間)のBRT(バス高速輸送システム)が暫定開業しました。9月の3連休に乗車する機会がありましたのでレポートしたいと思います。

ここは宮城県のJR気仙沼駅。駅の待合所には12時50分発柳津行きの発車を待つ乗客達の姿がありました。祭日だからか、駅周辺には飲食する場所がなく、駅構内の売店で購入したお弁当を頬張ります。同じような境遇の乗客の姿が2〜3人。お弁当を食べ終わり、発車の時間が近づくと駅の自動販売機で柳津駅までの乗車券を購入してバスのりばへ向かいました。



到着したバスは日野のブルーリボン。これから柳津駅まで約2時間の乗車が始まります。乗客は8人、私は車両の一番後方に座りました。この先の画像は最後尾から後ろを向いて撮影したものです。



不動の沢駅で1人が乗車し、道幅の広い国道45号線に入ると南気仙沼駅(市民病院入口)に到着。ここでは2人が降り、4人の乗車がありました。BRTによる気仙沼線代替バスの駅は、基本的に鉄道の駅のすぐそばに設置されましたが、南気仙沼駅(市民病院入口)だけは、大きく離れた場所に設置されました。その理由は明言されていませんが、鉄道の南気仙沼駅だった場所が震災によって大きな被害を受け、街として機能していないからだと思われます。私は2012年に4月に南気仙沼駅を訪れる機会がありましたが、被害の大きさから、ここから復興するのは大きな時間がかかるだろうと感じました。



松岩駅に近付くと、背後には鉄道のトンネルが見えました。このトンネルに限らず、いずれトンネル部分もバス専用道化するのでしょうか。単線トンネルだけに、距離の長いトンネルでは代替バスの行き違いには何か策が必要かもしれません。トンネルだけではなく、築堤や高架部等のバス専用道化も大変なのではないかと思いました。信号機や車の台数が多く、流れの悪い市街地こそバス専用道の効果は大きそうです。



13時08分、気仙沼湾に近付き、松岩駅に到着。路線バスの停留所前は「片浜」で、名前の違うバス停と代替バスの駅が並んでいます。路線バスには「松岩」という名称のバス停が別の場所にあるので、結果的にこのような形になってしまったようです。



13時14分、最知駅に到着。ここからバス専用道が始まります。



専用道の途中で気仙沼駅行きとすれ違い。鉄道は単線だっただけに、所々にバスの退避所が設けられ、行き違いをしています。昼間は1時間に1本間隔の代替バスですが、うまい具合に専用道区間付近ですれ違うようなダイヤです。将来のバス専用道延伸に向けての練習を兼ねているのか、偶然なのか…。



13時17分、陸前階上駅で1名の乗車がありました。バスで駅のホームを通過するのは不思議な感じがします。



2、1kmのバス専用道が終わり、バスは国道45号線に戻りました。津波によって被害を受けた線路と平行して走行します。鉄橋が落橋していたり、橋脚すら崩れている箇所もあります。

その後、大谷海岸駅で1人乗車。小金沢駅を経由して本吉駅に到着します。



再び国道45号線から離れ、13時37分に本吉駅に到着しました。本吉駅は鉄道の本吉駅前に停車します。ここでは4人の降車がありました。特に案内はありませんでしたが、ダイヤ上停車時間が3分確保されている事と、整備された駅舎からトイレ利用も考慮されているのかもしれません。鉄道は列車にトイレが設置されていましたが、代替バスにはありません。

本吉駅は13時40分に発車しました。

その2へ続く

・撮ったまま/「渋谷・新宿ライナー浜松号」京王エアロエース

$
0
0



2012年の夏ぐらいから、「渋谷・新宿ライナー浜松号」の京王バス東担当便で、パウダールーム付き化粧室装備のエアロエースが運用に入るようになりました。



「渋谷・新宿ライナー静岡号」や新宿〜名古屋線、新宿〜諏訪線に導入されている上記仕様のエアロエース。徐々に勢力を拡大しています。

小田急シティバス ニューブリーズ3号

$
0
0
ニューブリーズ3号 小田急シティバス
東京駅八重洲南口 21時00分発



仕事が終わって夜に東京駅に到着しました。八重洲にある定食屋チェーンで遅い夕食をとり、夜行バスの旅に備えます。これから乗車するのはニューブリーズ3号広島駅新幹線口行きです。小田急シティバス担当の便に乗車したいと考え、事前に運用を調べて乗車券を買いました。停車しているのは三菱ふそうの新エアロクイーン37号車。新クイーンに乗りたいと思っていたので、37号車でガッツポーズです。



満席のニューブリーズ号は定時に東京駅八重洲南口を発車しました。東京発が21時と、夜行便としては比較的発車時刻が早いせいか、車内ではお弁当を食べている方が見られます。私は事前に定食屋チェーンで夕食にしましたけど、これだけお弁当を食べている方がいるのだったら、私もお弁当にすればもっと旅情を楽しめたかもしれません。チェーン店だと味気なくて…

バスは首都高高速から東名高速道路に入りました。左手に並走しているのは京浜急行バス。どこ行きだろう…トイレが見えるから、そこそこ遠い路線なんでしょうけどわかりませんでした。



翌朝撮影した車内の様子です。独立3列シートで最後尾のみ4列です。深いリクライニングシートにフットレスト、レッグレスト装備と、設備は完璧です!



小田急のロゴ入りスリッパに…



同じくロゴ入り毛布、ヘッドフォンが貸し出されます。



地デジ対応のTVもあり、この時はTV朝日のお笑い番組が放映されていました。ヘッドフォンを耳にして画面を見ながら微笑む人も(^O^) マルチステレオはTV放送の他、ラジオも聴く事が出来ます。



こちらはサービスコーナー。紙おしぼりの他、冷水、お茶、コーヒー、紅茶がありました。私が今まで乗車した高速バスの中でも、一番サービスコーナーでの種類が多い高速バスだと思いました。



しかも、あめ玉のサービスまであります。まさにフルサービス!!



さて、バスは22時15分に足柄SAに到着しました。ニューブリーズ号唯一の開放休憩です。バスの撮影をして戻り、22時30分に発車です。



順調に走行するバス。足柄SAで休憩中に作っておいた紅茶を飲みながら消灯を待ちます。そういえば、この紅茶は日東紅茶製。小田急に乗って日東紅茶を飲むなんて…気分は「走る喫茶室」。若い方でこの意味がわかる方はいますか。

足柄SAを出発して15分後、車内の灯りが落とされ消灯です。おやすみなさい・・・・




おはようございます。晴れ晴れとした朝の広島です。中筋駅に到着しました。



その後、不動院に停車して乗客を降ろし、広島バスセンターに到着。



そして終点の広島駅新幹線口に到着しました。

今回、小田急シティバスのニューブリーズ号に乗車して、サービスコーナーの充実さに満足しました。最近は省略、簡略される事が多いサービスコーナーですが、狭く閉鎖された車内においてはオアシスのような存在です。このような高速バスの文化は続いて欲しいと思いました。(ちなみにニューブリーズ号のサービスコーナーは小田急シティバス担当便のみです。)

追伸:その後、ニューブリーズ号はダイヤ改正を行い、東京駅21時00分発の便は季節便になり、呉駅まで延長されています。現在の運行とは異なっていますのでご注意下さい。

<撮影2011年5月>

・撮ったまま/白屋根エースの「渋谷・新宿ライナー静岡号」

$
0
0


この日の「渋谷・新宿ライナー静岡15号」は名古屋支店の744−11956号車が運用されました。JR東海バスに2台しかいない白屋根のエアロエースです。



今は基本的に静岡支店の車両が多い「渋谷・新宿ライナー」ですが、名古屋支店の車両も運用される事があります。



ヨドバシと共に…



京王バスの新宿高速バスターミナルを発車しました。

…これまで「渋谷・新宿ライナー」に名古屋支店の青屋根エアロエースが運用されているのを何度か目撃していたので「いつか白屋根エアロエースも入るのではないか?!」と、ずっと期待していました。念願かなってようやく撮る事が出来ました♪

・西武バス 夜行高速バス3路線 新宿駅西口乗り入れ開始

$
0
0


2012年10月1日より、西武バスが運行する高速バス3路線(高岡氷見線・新潟線・上越線)で夜行便の新宿駅西口乗り入れが開始されました。



まずは10月1日乗り入れ組の1路線目である「高岡氷見線」です。新宿駅西口22時20分発の氷見行き。西武バスと加越能鉄道の共同運行で、基本的に夜の新宿駅西口発の便は西武バスが担当、朝の新宿駅西口着の便は加越能鉄道が担当します。この日の西武バスはレジェンドブルーのいすゞガーラが運用されていました。



こちらは1ヶ月早く2012年9月1日から新宿駅西口に乗り入れを開始した「富山線」です。新宿駅西口22時30分発の富山駅前行き。西武バスと富山地方鉄道の共同運行で、夜行便、昼行便合わせて2往復が新宿駅西口に乗り入れています。この日の夜行便は日産ディーゼルスペースアロー(西工)が運用されていました。



続いて10月1日乗り入れ組の2路線目である「新潟線」です。新宿駅西口23時00分発の万代シテイバスセンター行き。西武バスと新潟交通、越後交通の共同運行で、基本的に夜の新宿駅西口発の便は新潟交通と越後交通が担当し、朝の新宿駅西口着の便は西武バスが担当します。この日の31便(女性専用車)は新潟交通の三菱ふそうエアロエースが運用されていました。



同時刻を走る29便は越後交通が担当。日産ディーゼルスペースアローAが運用されていました。



そして10月1日乗り入れ組の3路線目である「上越線」です。新宿駅西口23時10分発の直江津行き。西武バスと越後交通、頚城自動車の共同運行で、基本的に夜の新宿駅西口発の便は西武バスが担当し、朝の新宿駅西口着の便は頚城自動車が担当します。この日は日産ディーゼルスペースウィング(西工)が運用されていました。

…西武バスの高速路線、新宿駅西口乗り入れが続いています。これまでの池袋だけではなく、新宿という都市からも発着する事で、路線の魅力はより大きくなったと思います。この流れはまだ続くのでしょうか。
Viewing all 2317 articles
Browse latest View live