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国際興業 ドリーム盛岡(らくちん)号

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国際興業 ドリーム盛岡(らくちん)4号 
盛岡バスセンター 22時55分発

2011年10月、盛岡バスセンターから東京駅日本橋口までドリーム盛岡(らくちん)号の旅行記です。



人影も少なく、静かな夜の盛岡バスセンターです。この日、盛岡バスセンターから発車する夜行便は本厚木行きと東京行きが合わせて4本。その全てを見送りましたが、乗客数は全ての便が片手で数えられてしまう程度でした。土曜日なのに寂しいなと思いましたが、それでも頭端式のホームから発車していく夜行バスの姿を見ていると旅情に浸る事が出来ます。

今回、私が乗車するのは盛岡バスセンターを一番遅く発車するドリーム盛岡(らくちん)4号。国際興業とJRバス関東、JRバス東北、岩手県交通の4社共同運行路線ですが、国際興業の夜行バスに乗車したくてわざわざ担当を調べてから乗車券を購入しました。車両はいすゞガーラ。このタイプのSHDに乗車するのはセレガも含めて初めてなので楽しみにしていました。



バスが早めに到着したので、車内がガラガラのうちに撮影させてもらいました。座席は最後部を除いて3列独立シートです。



化粧室の前にはサービスコーナーがあり、冷水や緑茶を飲む事が出来ます。



私が国際興業の担当便を選択した理由は毛布です。国際興業担当便では毛布に高級ブランケット「イオンドクター・ブランケット」を常備(繁忙期の増発便は無し)。特殊加工の中わたを使用し、自然な遠赤外線で心地良く身体を暖めてくれるそうです。しかもサイズも従来のものより大きいサイズと、とことん毛布にこだわっています。



更に座席にはレッグレスト、フットレストが装備され、スリッパも用意されていました。快適な夜になりそうです♪

さて、ドリーム盛岡(らくちん)4号は、私を含め2人の乗客を乗せて22時55分に盛岡バスセンターを発車。次の乗車停留所盛岡駅前を目指します。



盛岡駅前では19人乗車で21人と、ようやく土曜日らしい車内となりました。盛岡地区の乗車は盛岡バスセンターよりも、盛岡駅前の方が多いのですね。



23時10分に盛岡駅前を発車。乗車停留所はここが最後です。サービスコーナーで温かい緑茶を作っておいたので消灯までのTEAタイム。紙コップは国際興業グループオリジナルのものです。

しばらくすると消灯の放送と共に車内の灯りが消されました。それでは寝る事にしましょう。楽しみにしていた「イオンドクター・ブランケット」は厚みがあって、上質なさわり心地です。今回の座席は車内後部なので、エンジンの音を子守唄におやすみなさい…zzz






おはようございます。池袋駅東口の到着放送で目が覚めました。窓の外を見ると地面が濡れた跡があります。東京は雨だったようですね。池袋駅東口には5時55分に到着。ここでは8人の降車がありました。



池袋駅東口を出ると、次は終点の東京駅日本橋口。東京駅まで2度寝しちゃおうかなと思案していると、バスは首都高速5号池袋線へ。てっきり東京駅まで下道だろうと勝手に思っていたのですが、まさかのショートカット。道路の空いている早朝ですから、あっという間に東京駅が見えてきました。



終点の東京駅日本橋口に到着です。ドリーム盛岡(らくちん)4号の前には青森からのラフォーレ号が停車していました。

昔からの定番、夜行バスの「スタンダード」とも言える3列独立シートですが、最近は「とことん安く行きたい」の格安志向、「上位クラスで快適な旅を」の高級志向と、ハッキリしたニーズの狭間に埋もれている感があります。しかし、そんな時代でも「イオンドクター・ブランケット」のようなウリがあると、数あるバス路線の中から国際興業を選択する理由になると思いました。ちなみに帰宅後にネットでイオンドクターについて調べていると、結構イイお値段。国際興業の夜行バスにかける気合を見た気がしました。

<撮影2011年10月>

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